君はとおくに行ってしまった
きっともう戻ってはこないだろう
分かっているんだ。僕は、分かっている。
君をそこから助け出せないことも
君をそこから引き上げることが出来ないことも
その大きな川のふちに君の面影を見た
胸を締め付けられる気持ちに襲われる
君と共に生きる約束をしたはずなのに、と
僕は、分かっている、はずなのに。
君を助け出したい気持ちにはもうかられていた
でもこんなにも強く想う夜は初めてで
僕は急いであの駅に向かった
駅はガランドウで、まるで宇宙のようだった
あの日の夜みたいだね
白い闇の中で君は行ってしまったあの夜
君はせっかちだから、さよならも言えなかったよ
だからせめて僕は笑ったんだ。あの夜に
助け出したい。
ガランドウの白い闇の中に、
君の笑顔が見えたんだ。
僕は魔法の言葉を呟く
辺りは透明な夜に包まれて
まるで君がそこにいるよう
さよならなんて言えないぐらい近く
だって、あの日の約束じゃないか
傍にいるよ。ずっと君のそばに
君がそこに行ってしまったのなら
僕もこの白いガランドウの闇に落ちよう
あの日の夜の様に
一緒に、行こう
「 今、行くよ 」
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待っててね