ヤマトタケル(1994)のオープニングテーマ2の動画から↓

宇宙の彼方から物語と関係無く何故か飛んでくる火の鳥。かぎ爪と鳥の頭がある事からかなりの確度で火の鳥と思われる。

火の鳥飛び去って中からヤマトタケルのOP文字が登場。

 

実は自分は幼少時にこのアニメを観ていたのですが、ほぼ忘れてます。という訳でどんなアニメかを解説するのに、まずは魔神英雄伝ワタルのあらすじを見て欲しいです。

 

小学4年生の戦部ワタルは、龍神池と呼ばれる池から現れた守護龍に「神部界」という神々の世界へと連れて行かれる。その中心に存在する神々の山「創界山」に突如現れた隠れもなき支配者、悪の帝王「ドアクダー」が神々と創界山を支配していた。本物の「魔神」となった龍神丸と共に、創界山の象徴である七つの虹を取り戻すため、ドアクダー退治へと旅立つ。

 

 このあらすじの中の「ドアクダー」を「ツクヨミ」に「龍神丸」を「スサノオ」に変えたらだいたいTBSヤマトタケルです。

 

 自分はこう想像しています。ワタル(1988)の大ヒットを目撃したTBSヤマトタケル制作陣は「これだっ! これをやったら効率的に三貴子を悪役に出来る!」と思ってヤマトタケルを作ったと思っています。一応念の為に書きますが、常々書いている様にパクリ云々は一切問題視していません。これはそうじゃ無くて一種のジャンルの話題です。

 

 つまり子供達がワクワクして観たがる様なSFロボットメカ冒険譚を利用して何とかして反日宣伝をしようとする発想が恐ろしいという事です。

 

 何故そう思えるかと言えば、最初に引用した様に唐突に現れるOP映像の「火の鳥」の存在です。本当に記憶が定かで無いので断言は出来ないのですが、物語内容と火の鳥は全く関係無かったと思います。(自信無い)

 

 で、ヤマトタケル自体のあらすじはwikiの解説が短いので、併せて映画版のあらすじもコピペします。

 

あらすじwiki
時は25世紀。新天地を求めて地球を出発した恒星間移民船は、ブラックホールを抜ける旅の果てに、惑星イズモに到達した。地球人たちはそこで入植を開始し、イズモ人たちと共存する平和な村落が発達し始めていた。
それから12年後、ヤマタノオロチの復活を目論むツクヨミの配下が平和な村を襲いはじめる。地球人入植者ヤマト夫妻の子、少年ヤマトタケルは、戦火の中で偶然に魔空戦神スサノオを発見する。スサノオに乗り込んだタケルはツクヨミ軍を退けたものの暴走するスサノオは開拓村まで焼き払ってしまう。
村を追放されたタケルは、ツクヨミの野望を阻止するため、スサノオに導かれるように仲間たちと冒険の旅に出発するのだった。
 

 

ツクヨミ
声 - 堀内賢雄[注釈 2]
魔空要塞に君臨する悪の根源。魔空戦神を生み出し、かつてイズモ系の7つの惑星を消滅させた[3]。ヤマタノオロチ復活による全宇宙の破壊を目論んでいる[3]。

 

 前々から考えていましたが、日本の左翼SF界では星間移民船団は渡来人の暗喩である可能性が高いと思っています。(特にパチンコ化マクロスとか)そういう点で、このアニメはヤマト朝廷の始まりを移民船団に仮託し自らを「手塚治虫火の鳥渡来人史観」を踏襲するリメイク作品群の一部であると自認して、OP映像に火の鳥を出したのではと推測しています。

 

 火の鳥黎明編あらすじ

 

 

 つまり黎明編でのニニギ=神武としての渡来人子孫ヤマトタケルが、同族のラスボス・ツクヨミの野望を打ち砕き活躍する物語という事です。

 

 では映画版あらすじ

 

あらすじwiki

ヤマトの国に双子の王子オオウスとオウスが生まれたが、呪術師ツキノワが双子は不吉だと告げたため、弟のオウスは捨てられることとなった。だが、アマノシラトリ(天の白禽)によってオウスは救われ、父である大王ケイコウの妹であるヤマトヒメの手によって伊勢の杜で育てられる。ある日、不思議な洞窟の中に迷いこんだオウスは、そこで「お前はやがて三つの光を得て神の戦士となる」という謎の声を聞くと共に、緑色の勾玉を手に入れる。その後、日代の宮に上がることを許されるが、母であるイナヒヒメと兄オオウスを殺した罪を着せられ、オウスはクマソ討伐の任を課せられる。タケルは師匠のセイリュウ、ゲンブと旅立つ。途中出会った巫女オトタチバナがクマソタケルに囚われてしまったが、舞姫に化けたヤマトタケルは激戦の末、クマソを討ち取る。さらに生贄にされたオトタチバナに襲いかかるクマソガミと対決するが、秘めた能力で打ち勝ちシラトリノカガミ(白禽の鏡)を入手する。クマソ討伐より帰還したオウスはヤマトヒメにアマノムラクモノツルギの封印を命じられるが、そこに母に化けたツキノワと海神ムーバが現れ、オトタチバナと共に死亡してしまう。幼い日の洞窟で目覚めたオウスは
牛頭天王を名乗るスサノオに打ち勝ってオロチカラサイノツルギ(蛇の韓鋤剣)を入手し、復活したオトタチバナと共にツクヨミ=ヤマタノオロチに戦いを挑むことになる。

そのころ、月面に激突した氷塊より復活したツクヨミはツキノワよりアマノムラクモノツルギを取り戻して完全復活し、地上は皆既日食で天変地異に見舞われた。月に宮殿を築き世界の覇権を狙うツクヨミに、アマノシラトリに乗って現れたオウスとオトタチバナが応戦する。目からの光線や剣戟で応酬するオウスとツクヨミ。追い詰められたツクヨミはヤマタノオロチに変身。その猛攻に追い詰められるオウスとオトタチバナ。その時、奇跡が起きオウスはウツノイクサガミ(宇宙戦神)に変身する。戦闘の末、ヤマタノオロチを打ち破ったオウスは勾玉にツクヨミを封印し仲間と共にヤマトの国に帰還する。

 

 ウツノイクサガミ(宇宙戦神)に変身する。 

 ↑宇宙皇子(うつのみこ1984角川・入って無い?)

 

スサノオ
黄泉の国に迷い込んだオウスに地下神殿にそびえる巨大な石像を介して水晶勾玉を授けた戦神。
嘗てアマテラスとツクヨミ(ヤマタノオロチ)を封じた。兜を被り牛頭天王として現れ、オトタチバナを蘇らせる。

邪神ツクヨミ
夜の闇の神[12][11]。目から青白い破壊光線を発射し[19][12]、ヤマタノオロチに化身する。アマテラスとスサノオに世界を巡って敗れて神逐(かみや)らいされ、イザナギによって宇宙空間の氷塊に封印され、宇宙の彼方に追放された[19][12]。力を取り戻し氷塊が月面に激突して覚醒する。月の地底から出現させた巨大な石の神殿を月面に構え[12]、皆既日食などの天変地異を発生させる能力を持つ。

 

 かつてアマテラスとツクヨミを封印て。凄まじい反日っぷりだが、基本的な設定はアニメ版と違って日本神話を基にしているからさらに恐ろしい事に。

 

 とにかく何が何でも三貴子を悪役にし立てなければならないという凄まじい左翼の使命感が垣間見える。ツクヨミはスサノオやアマテラスに比べれば地味で目立たないから悪役にしても良いと思ったのかも知れないが、言うまでも無くツクヨミは邪神でも悪神でも無い。

 

 で、肝心のアニメ版の感想だけどほぼ覚えていないが、面白いか面白く無いかと言えば、アニメとしては面白かったと思っています。それはロードムービー風だとか大ヒットしたワタルの基本フォーマットを踏襲した事も大きいと思っています。

 

 だけど、自分は面白いか面白く無いかという事とそれが反日かどうかは別だと考えています。それは今まで色々な作品、特に宮崎駿や手塚治虫作品でも言い続けて来た事ですが、これらの作品を「反日的」と言うと必ずと言って良い程「この作品に込められた人間ドラマが理解出来ないのか?」だとか「アニメ制作の高い技術力を認める事が出来ないのか」みたいな批判が寄せられます。

 

 しかし口酸っぱく言っている様に、「面白さ」だとか「人間ドラマ」「アニメ技法・制作技術」というベクトルと「反日」「左翼」というベクトルは全く違う次元の物なんです。

 

 アニメ・ヤマトタケルで描かれるのは至って良くある普通のSFの、至って普通の少年の冒険譚です。テロリストでも無ければ何か余計に捻った部分がある訳でも無い至極普通の物語です。

 

 でも中身は敵のラスボスが邪神ツクヨミなんです。それを「異常」と言ったらおかしいとされる戦後日本が異常なんです。以前から書いている様にこれは典型的な「左翼ヘイトストーリー」であり、今もそうした物は宮崎駿やガンダムシリーズ、そして新たにエヴァ監督や新海誠などに受け継がれていると考えています。

 

 そしてこのアニメ・ヤマトタケルの性質を色濃く受け継ぐのが、以前に書いた様にブラックナイトスコードカルラにスサノオのデザインを継承していると思っている、映画SEEDFREEDOMであると考えています。

↑魔空戦神スサノオ第二形態。

※右端、なんだか金髪の砂漠のカガリみたいな奴が走って来ていますが、彼はれっきとした男でロカ(?)

 

 つづく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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