円高ドル安と言われることは、よく有りますよね。
では円高ドル高というのは有るとおもいますか?
もちろん実際の為替レートは、相対的なものでありドル円のレートであれば
ドルが下がれば円が上がり、ドルが上がれば円が下がるわけなんですが
ドルの価値、円の価値という観点からすると別々なんです。
例えば、アメリカが金利を上げるという情報が入れば、ドルが上がります。
しかし円自体には本質的な影響はないのです。
しかしながら、円を持っている人が、価値の上がったドルに円を交換したいと思う人が多くなり
ドル円のレートが上がることになるのです。
また逆に、日本が金利を下げるという情報が入れば、円が下がります。
しかしドル自体に本質的な影響はないのです。
しかしながら、円を持っている人が、価値の下がった円をドルに交換したいと思う人が多くなり
ドル円のレートが上がることになるのです。
これは、チャート上で見れば、全く同じなのです。
しかしながら、前者は「ドル高」であり、後者は「円安」なのです。
もちろん、複数通貨を普段から扱っている人は、実感として理解していることだと思います。
ドル円だけ見ている人は、わかりにくいかもしれません。
もしもドル円レートで、ドルが急騰したとしましょう。
この時、ユーロドルレートや、オージードルレートがあまり動いていなかったとします。
これは、ドルが上がったのではなく、円が下がったのです。
まぁ、この場合はたいして問題ではありません。
逆に、ユーロドルレートや、オージードルレートもドルが急騰していたとします。
これは、ドルが上がったのです。
いくらファンダメンタル無視のチャーチストとしてもこれは大切なことです。
ここからが重要なポイントです。
つまり、ドル円チャートでは大したポイントでは無くても、
他のドルストレートでのチャートで大きな転換点が発生すると
ドル自体の価値が大きく動きます。
すると、その影響はドル円レートにも生じるのです。
イメージとしては、全ての通貨の価値が一枚のハンカチの上に座標があると考えてください。
一部の通貨が上がれば、その分下がる通貨があり。どのように凹凸ができようとも、平均化すれば常にフラットであるのです。
ドルが上がっていて、円も上がっているということもあるのです。
ただそのドルと円の2点間の座標だけみれば、どちらかが高い安いというだけなのです。
通貨の価値が上がる下がるということを考えるよりも、世界にある富がどの通貨に流れ込もうとしているのか?
どこから逃げようとしているのか?という視点で見ていくといいのではないかと思います。