
エリオット波動でトレードする人の多くは、調整波ではトレードをしません。
相場には、いろいろなパターンの動きが現れます。その波のパターンを推進波と調整波に分けて分類をしているのがエリオット波動です。
といっても、エリオット波動はFractalであり、推進波もより小さな3つの推進波と2つの調整波で構成されているのですが。
ここは、大雑把に普段見ている大きさの波動での調整波と読んでください。
トレードは、買ったら売らなければいけません。売ったら買わなければいけません。
つまり、トレードをするという事は、大きく分けると3つの判断をしているだけです。
①買うのか?売るのか?
②いつ買うのか?(いつ売るのか?)
③いつ売るのか?(いつ買うのか?)
買ってしまえば、利益が出ているか、損失をしているかに関わらずどこかで売るしかありません。
そして調整波でトレードするという事は、この③のコントロールが難しいというか割に合わない行為だと個人的には思います。

この下の丸で囲った部分を見てください。昨日のドル円の5分足ですが、キレイな右肩上がりのチャートに見えますが、調整波です。
これを本当にトレードしたらという視点で詳しく見てみます。

上の図を見てください。
最初の88.42で上手く買えたとします。
その後、利益が伸びて88.63まで伸びています。ここで21pipsの利益が出ています。
この段階で、どこにストップを置いたらよいでしょうか?
上がると思って買っているので、ストップを置くのは、「ここより下げたら、上がらない。逆に下げていく」というラインです。
どれだけ浅くても、買値の88.42の少し下ではないでしょうか?88.40としましょう。
次に徐々に下がり始め、88.47まで下がります。この時点では、利益が5pipsまで減ってしまっています。
これがこのまま88.40を切ってしまえば、一旦は21pipsあった利益がなくなって終わるという状況です。
実際には、そこから再上昇して88.68まで上がり26pipsの利益が出ています。
では、この時点で、どこにストップを置いたらよいでしょうか?
前回の安値が88.47ですので、その少し下に置くとすれば買値の88.42としましょう。
どうですか?20の含み益を2回も見ておきながら、未だ確定利益としては、プラスマイナスゼロという状況です。
フィボナッチ的に見てみると、上昇幅に対して、78.6のリトレースをしている状況です。
全体の上昇幅に対して、上下の揺れが大きすぎる(ボラリティが高い)相場になっています。
もちろん、持ち続けていれば、88.90まで伸びているので、50以上の含み益がMAX有りますが、ストップの幅が20は必要になるので、実際に取れるのは、30pips程度になるかと思います。
結局、損小利大にしにくいトレードになるということです。