GDP中級編 | エリオット波動とフィボナッチ比率で相場を綱渡り

エリオット波動とフィボナッチ比率で相場を綱渡り

エリオット波動とフィボナッチ比率を利用して、相場の転換点をピンポイントで狙っていきます。エリオット波動については、基本から応用まで書いていく予定です。

GDP入門編はこちらから

入門編で、GDPは、景気の動向を判断するとても重要な指針であるが、必ずしも完璧な指標ではないという説目をしました。

●実質GDPと名目GDPについて

GDPは、経済における財、サービスの総生産の価値としている。よってGDPが増加していればその経済は増加していると判断できる。

例えば、昨年に1袋、1,000円の小麦が100袋売れたとします。
この年のGDPは、1,000円×100袋=100,000円ということになります。
これが、今年になって小麦の価格が高騰し、1,500円になりました。
これが80袋売れたとします。
すると、GDPは、1,500円×80袋=120,000円ということなります。
すると、GDPが20%上昇したことになります。
果たして、これで本当に良いのでしょうか?
すると価格変動の激しい品目については、正確に景気の動向を判断するのはふさわしくないことになります。

そこで、ある年の価格を基準価格として選び、それによって各年のGDPを測ったものを実質GDPと呼びます。

先の例で、昨年の1,000円を基準価格とすれば、今年の実質GDPは、1,000円×80袋=80,000円ということになります。

●GDPデフレーターについて

名目GDPに対する実質GDPに対する比率をGDPデフレーターと呼びます。

GDPデフレーター=名目GDP÷実質GDP
です。

これは、物価の水準がどう変わったかを判断する指標となります。

●支出の構成要素について

GDPについては、経済の全構成員の所得総額という見方と、経済で生産された財、サービスに対する支出総額という二つの見方ができると説明しました。

これを後者の支出総額の側面から見た場合の支出の構成要素について、説明します。

GDP=消費+投資+政府購入+純輸出

GDPに含まれる支出はすべてこの4項目に分類されます。
これを国民所得勘定の方程式と呼びます。

■消費 consumption

一般家計が購入した財やサービス
アメリカでは、これがまた3種類に分類される。

・非耐久消費財…食品、衣類などのように短期間しかもたないもの。
・耐久消費財…車やテレビなどのように長期間使用できるもの。
・サービス…美容院、レストランなど。

■投資 investment

将来の用途に向けて購入された財。
これも3種類に分類されている。

・企業固定投資…企業による新しい工場や設備の購入。
・住宅固定投資…家計による新しい住宅の購入。
・在庫投資…企業の在庫の増加分。

ちょっと、この在庫がわかりにくいですが、経済全体としては在庫分も増加しているのだから、GDPには含まれなければいけません。そこで、この在庫については、企業が自分で在庫投資として購入したものとみなすわけです。

■政府購入 government

中央政府や地方政府による財やサービスの購入である。
公共工事や公務員によるサービス、軍事支出が含まれる。
但し、社会保障などの政府から家計へ直接支払われるものは含まれない。

■純輸出 net export

外国への輸出額から輸入額を引いた額。

●アメリカのGDP