GDP入門編 2011/11/11UP | エリオット波動とフィボナッチ比率で相場を綱渡り

エリオット波動とフィボナッチ比率で相場を綱渡り

エリオット波動とフィボナッチ比率を利用して、相場の転換点をピンポイントで狙っていきます。エリオット波動については、基本から応用まで書いていく予定です。

GDPって知ってますか???
いろんなとこで聞きますし、社会の授業でも習ったことが記憶の片隅にありませんかw

GDPとは、Gross Domestic Productの略です。
日本語にすればそのまま「国内総生産」です。

では、最初になぜこの数字が重要なのかを考えてみましょう。
それは、GDPが景気の動向を判断するための指標となっているからです。

そもそも「景気がいい」とか「景気が悪い」とか言いますが、実際景気ってなんなのでしょう。
イメージで言うと、世の中にお金が回っている状態が景気がいいのです。
会社がじゃんじゃん儲かって、設備投資をしたり、給料をたくさんあげる。
そうすると、設備を作る会社も儲かる。
たくさん給料もらった個人は、じゃんじゃん物を買う。
すると売れた企業がじゃんじゃん儲かる。
これが景気がいい状態です。世の中の通貨の流通量が多い状態を景気がいいというのです。

では、なぜGDPがこの景気の判断材料になるのか?に戻ると

GDPとは…経済の全構成員の所得額です。

また同時に…経済で生産された財、サービスに対する支出総額です。

つまりGDPとは、経済におけるフローを測定しているのです。
(ストックとフローの説明は別の機会に)
なので、一般的には経済活動と思われるものであっても、その算定に含まれない活動もあります。

例えば、100円で買ったポケモンカードが超レアモノだったので、オークションで10,000で売った場合、売った人は9,900の所得があるように感じますが、経済全体として見れば価値が増えたわけではありません。
単なる所有者の移転という取扱いになります。

それ以外にも一般的な感覚とはちょっと違う捉え方をする部分があります。
でも、GDPを算定する為の一定のルールとして割り切って考える必要があります。

これをいくつか紹介します。

○中間投資と付加価値について
GDPは、最終的なサービスの価値=付加価値の合計と言えます。

例えば、農家が取れたリンゴを、ジャム工場に100円で売りました。
ジャム工場は、そのリンゴでジャムを作り、市場に150円で売りました。
この場合GDPに算定されるのは、最終的な価格となる150円です。
または、付加価値の合計として100円+50円=150円です。

○住宅等における帰属価値
いくつかのサービスについては、市場価格ではその価値を計ることができないものも存在します。
それらをGDPに組み入れるには、その価値を推定しなければいけません。
その類推値を帰属価値と呼びます。

例えば、アパートに住んで家賃を払っている場合
借主は、住宅に居住できるというサービスを受けています。
そして家賃として、貸主に対価を支払ってます。
これは、市場価格として家賃が明確にわかっています。

ところが自己所有の住宅に住んでいる人は、同じように
住宅に居住できるというサービスを受けています。
ただし、家賃を払っている訳ではありません。
そこで、その住宅が市場で賃貸されるとすれば、どの程度の家賃になるかを推定してGDPに算定するというわけです。

まぁ、それを言い出したら、車とかの耐久消費財とかも含まれてもいいような気がしますが、含まれません。

GDPというのは、経済の状況を示す指針であるけれど、完全にその経済状況を切り取ったものでは、ないということを理解する必要があります。

中級編へ続く