ギリシャ関係記事 2011/06/29 | エリオット波動とフィボナッチ比率で相場を綱渡り

エリオット波動とフィボナッチ比率で相場を綱渡り

エリオット波動とフィボナッチ比率を利用して、相場の転換点をピンポイントで狙っていきます。エリオット波動については、基本から応用まで書いていく予定です。

ギリシャ緊縮財政策可決の可能性高まる、抗議ストも始まる
2011年 06月 29日 11:01
*緊縮策に反対していた与党3議員のうち1人が賛成に回ると表明。
*アテネ中心部で緊縮財政策への反対集会。警官隊とデモ隊が衝突。
*レーン欧州委員、緊縮策が否決ならデフォルトを意味すると警告。
*ギリシャ債務不履行に備えた危機対応を検討している=英中銀総裁
*ギリシャの労働組合、緊縮財政策に反対する48時間ストを開始。

[アテネ/ブリュッセル 28日 ロイター] 緊縮財政策に対する議会採決を週内に控えたギリシャでは、反対の姿勢を示していた与党である社会主義運動3議員のうち、ひとりが賛成に回ることを表明、可決される可能性が高まった。
 ロボポウロス議員は、ロイターに対して「賛成票を投じることを決断した。われわれの尊厳よりも、国益のほうが重要だからだ」と述べた。
 ベニゼロス財務相は議員らに緊縮財政法案への支持を呼びかけた。法案の採決は2回に分け29日と30日に予定されている。
 一次法案の審議は29日の午前10時(0700GMT、日本時間午後4時)から始まる。議会関係者によると採決の時間は未定だが、おそらく午後になると述べた。
 一方、労働組合は緊縮財政策に反対する48時間ストを開始、首都アテネでは5000人を超える警官隊が警備するなか、議会前広場で開かれた反対集会は当初平穏だったが、午後になって若者を中心とした一団が投石、警官隊が催涙ガスで応じる騒ぎとなった。夕刻になっても広場では抗議集会が続いている。ストにより、交通機関、学校をはじめ公共機関は閉鎖となった。
 市場では、ギリシャ議会が緊縮財政策を可決するとの見方が広がったほか、ギリシャ国債ロールオーバーに関する仏案でデフォルトが回避される、との期待感を背景に、株価は世界的に上昇、ユーロも買われた。
 キャンター・フィッツジェラルドのストラテジスト、マーク・パド氏は「国民の反対は緊縮策可決の公算が高いことを意味する」と述べた。
 対ギリシャ第2次支援の下で、ギリシャ国債を自発的にロールオーバーする提案について、欧州の銀行や保険会社への働きかけも進展していることが伝えられている。ドイツの銀行は、仏案を検討中、という。
 欧州委員会のレーン委員は、緊縮策が可決されなければ債務不履行(デフォルト)を意味すると述べ、ギリシャ議会に警告を発した。
 イングランド銀行(英中央銀行)のキング総裁は、議会委員会で、ギリシャの債務不履行に備えた危機対応を検討していると明らかにした。
<緊縮財政の実行法案が否決のシナリオも>
 欧州連合(EU)と国際通貨基金(IMF)は、ギリシャが7月に120億ユーロの次回融資を受けるためには、5カ年の緊縮財政計画と構造改革や国有資産売却に関する関連法案の可決が必要、としている。
 次回融資がなければ、ギリシャは、数週間以内にも資金不足に陥る。
 議会300議席のうち、与党の全ギリシャ社会主義運動の議席数は155議席で、過半数を上回っている。ただ野党の保守勢力が反対を表明しているうえ、与党内でも法案のすべてもしくは一部に反対票を投じる姿勢を示している議員もおり、情勢には依然として不透明感が漂う。
 緊縮財政策自体が可決されても、具体的な実行に関する法案の一部、例えば民営化に関する法案が否決される、というシナリオもあり得る。
 ギリシャ議会が緊縮策を可決すれば、7月3日のユーロ圏財務相会合で次回融資の実施が合意される見通し。IMFも7月5日に、次回融資のIMF負担分の支払いに同意する公算だ。焦点は第2次支援に移る。

ギリシャ、長い年月中で最も複雑なソブリン債危機に直面=IIF専務理事
2011年 06月 29日
 [イスタンブール 28日 ロイター] ギリシャ債務危機をめぐり、国際金融協会(IIF)のダラーラ専務理事は28日、多くの国が関与していることに加え、欧州の統一見解がなく、ギリシャは長い年月の中で最も複雑なソブリン問題に直面しているとの見方を示した。
 同専務理事は、トルコのガランティ銀行(GARAN.IS: 株価, 企業情報, レポート)主催のイベントで「これは私が関わったソブリン債危機の中でも最も複雑だ。多くの関係国が存在していることに加え、欧州としての統一の見解もなく、ギリシャ経済のぜい弱さは異例の深刻さだ」と述べた。
 また「民間の金融業界も役割を果たすべき」と主張したが、政治・経済の当局者および金融業界の意見を調整するのは非常に困難との見方を示した。
 ギリシャ国債のロールオーバーをめぐるフランスの提案については、議論を活発化させたとの認識を示した上で、提案の一部は最終的な解決策に盛り込まれる可能性が高いと指摘した。
 さらに「欧州指導者はある時点で、フランスやドイツ、ギリシャの指導者としてではなく、欧州の指導者として自身を認識する必要がある」と述べ、欧州に一層の結束を求めた。
 ギリシャが現在審議している中期財政計画については、議会が承認し欧州が追加支援にコミットするならば、国際通貨基金(IMF)やその他の関係者もギリシャに対し、一段の時間的猶予を与える可能性が高いと述べた。
 専務理事は世界の大手金融機関の業界団体であるIIFのトップを18年間務めており、過去にもソブリン危機に対応した経験がある。また今回のギリシャ債務危機に関しても、非公式な立場で問題解決に向けた交渉に関与している。

〔情報BOX〕仏金融機関が提案するギリシャ債務借り換えの選択肢
2011年 06月 29日 11:04
 [28日 ロイター] フランスの金融機関はこのほど、ギリシャ国債の保有者が償還時に借り換え(ロールオーバー)を行うための2つの選択肢をまとめた。ギリシャのデフォルト(債務不履行)回避に向けて民間投資家が具体的な提案を示したのはこれが初めて。
 フランスの金融機関が提案したロールオーバーの2つの選択肢の詳細は以下の通り。
 <提案の主な特徴>
*自発的メカニズム。
*信用事由(クレジットイベント)の発動と債券に対するクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)および保険契約の清算を回避する。
*柔軟:債券保有者は最善の選択肢を選ぶことが可能。
*ギリシャが必要とする300億ユーロ(430億ドル)を調達するために、すべての債券保有者が提案に参加する必要はない。

 <ロールオーバー選択肢1:30年債、保証付き>
 現在の支援策に比べてはるかに長期間にわたりギリシャの債務期限が延長される。銀行/債券保有者にとっては保証付きで、欧州連合(EU)がギリシャ融資に適用しているよりも高い利払いを受ける可能性がある。
 名称は「クレジット・エンハンスド」オプション。
*債券保有者は償還される債券元本の最低70%を再投資しなければならない。
*新規発行される30年債に乗り換える。支払い金利はギリシャの国内総生産(GDP)伸び率に連動して年5.5─8.0%となる。
*新発債は特別目的事業体(SPV)が保有するトリプルA格付けのゼロクーポン債によって保証される。
*債券の取引は2022年1月まで制限される。

 <ロールオーバー選択肢2:5年債、保証なし>
 期間は30年債と比べて短くなるが、より高いロールオーバー比率が求められる。金利はさほど高くない可能性があり、保証もついていない。
 名称は「バニラ」オプション。
*債券保有者は償還される債券元本の最低90%、できれば100%を再投資しなければならない。
*新5年債の金利は5.5%もしくはEUからの借り入れにギリシャが支払っている金利と同程度。
*債券の取引は制限される。

 出所:ロイターがフランス銀行連盟から入手した草案文書

独財務相、ギリシャ支援の民間関与に関して30日に国内行トップと会合
2011年 06月 29日 04:23
 [ベルリン/パリ 28日 ロイター] ドイツのショイブレ財務相は、ギリシャ支援の民間部門の関与についてフランスが提示した案を検討するため、30日に国内の銀行、および保険会社のトップと会合を開く。
 アスムセン財務次官は、「フランスが提示した案は適切なたたき台となる」とし「財務相は30日にベルリンで、国内主要な銀行、および保険会社のトップと会合を開く」と述べた。
 ドイツの民間銀行のギリシャへのエクスポージャーは100億─200億ユーロと試算されている。保険会社のエクスポージャーは、1兆2000億ユーロにのぼる投資資産全体の0.5%に相当する60億ユーロをかなり下回る水準とみられている。
 ロイターが入手した草案によると、フランスが提示した案は、ギリシャ国債の償還元本の少なくとも70%を新たに発行される期間30年のギリシャ国債に投資するものと、償還元本の少なくとも90%、できれば100%を期間5年・表面利率5.5%のギリシャ国債に投資するものの2つの選択肢からなる。 
 関係筋はロイターに対し、ドイツの銀行が同提案におおむね賛同する姿勢を示しているとし「フランスの提案をたたき台にして、ドイツは立場を決めるもようだ」と述べた。
 ただ、フランスが提示した案についてはロールオーバーされる国債の規模や、新規に発行される国債の表面利率など、最終的に明確化されていない部分もあるとの指摘も出ている。 
 ドイツ銀行(DBKGn.DE: 株価, 企業情報, レポート)のアッカーマン最高経営責任者(CEO)はロイター・インサイダー・テレビに対し、フランスの提案は数ある提案のなかの1つの案であるとの立場を示している。

ギリシャ国債めぐる仏案、会計上の問題が障害にも
2011年 06月 29日 06:28
 [ロンドン 28日 ロイター] 関係筋によると、ギリシャ国債のロールオーバー(借り換え)に関するフランスの提案には会計上の問題があり、民間投資家が受け入れる上で大きな障害となりかねない。
 フランスの提案は当初、ギリシャ国債をめぐるクレジットイベント(信用事由)の発生や格付け会社がデフォルト(債務不履行)を宣言する事態をいかに回避するかが焦点となっていた。
 しかし、ギリシャ債務危機解決に向けて同様の手法に取り組んでいる銀行関係者によると、フランスの提案には銀行のバランスシートに損失が発生する大きなリスクがある。
 ある関係筋は、フランス案が構成の異なる新発債への借り換えを提案していることを踏まえると、銀行勘定に保有する国債を額面で評価し続けることを監査機関が認めるのは非常に難しいとの見方を示した。
 銀行業界幹部もこのような可能性を認識している。ドイツ銀行のアッカーマン最高経営責任者(CEO)はロイター・インサイダーに対し「ロールオーバーが銀行会計に及ぼす影響を考慮する必要がある。ロールオーバーは多額の評価損につながる可能性がある」と語っている。
 どのような再編案も、監査機関の扱い方によって民間銀行の参加に大きく影響するとみられる。
 ギリシャ国債は発行時点から大幅に値下がりしているが、銀行が保有するソブリン債の大部分は銀行勘定内で保有されていることから、これまでのところ時価評価による評価損は発生していない。
 しかし証券がロールオーバーされた場合、銀行を含む投資家は直ちに時価評価を強いられる可能性があり、そうなれば評価損が発生する。
 フランス案には会計上の問題のほか、デフォルトと見なさないという格付け会社の非公式な約束、欧州中央銀行(ECB)が2014年7月まで保有するギリシャ国債を売却しない意向を示すこと、債券保有者の高い参加率といったクリアすべき諸条件がある。