どうして、冒頭でこの事を確認させていただくかというと、健康づくりの3要素である「運動」「栄養」「休養」は、生活習慣の柱として「毎日」実践しなければならないことだからです。
習慣というのは、「たまに」ではなく、「毎日」行うことを指すと理解した方が良いでしょう。その理由は、運動以外の要素について考えてみると分かり易いと思います。
誰でも毎日「食事」を摂り、
毎日「睡眠」を取りますよね?
◎食事は生命維持や生活動作に必要なエネルギー源や栄養素を得るために、
◎睡眠は心身の疲労を除去し、回復や成長を促進するために
「毎日」必要なものです。
したがって…
「3要素」と並列するからには、運動も「毎日」実践しなければバランスが取れないのは当然なことだと言えます。
そもそも人間も自然界の「動物」です。それならば、人間も自然界に倣って、「全力で逃げる」「全力で追いかける」生存競争(に相当すること)を毎日行うべきでしょう。
「全力」という(自然界における)命懸けの時間は、数秒から長くても数分です。本ブログで度々「運動は1日1分からでOK」としているのも、別に奇をてらったからではありません。それでも十分に意味のある運動が可能だということなのです。
さて、それでは今回は【アームスタンディング】という種目をご紹介します。何と、この一種目だけでも全身の強化が可能な運動です。一体どんな運動だと思いますか?実はどなたでも一度は経験がある運動の「一部」なんです。
腕立て伏せってご存知ですよね?体育の授業や部活動等で必ずといって良い程「やらされた」アレです。そして、アームスタンディングとは、腕立て伏せで肘の曲げ伸ばしをせずに、伸ばしたままの状態を保持する「腕立て」姿勢のことなのです。これがなかなかにきつい。腕や脚、胴体の長さや重さに加えて、背骨や骨盤の可動性の高さが、負荷になるからです。
具体的な手順は次の通りです。
・四つ這いになります。
※この時、両手の幅は肩幅にします。ちょうど肩の真下に手首が来ます。
・次に片脚を後ろに真っ直ぐ伸ばして、足指を反らして足首を90度に固定します。
・続いてもう片方の脚も伸ばして、左右の足を同様に固定します。
・頭部から足首までを一直線に保ってください。
※頭を下げたり、腰を反らしたり、お尻を持ち上げてはいけません。
・そのまま1分間保持しましょう。
効果:全身の引き締め・腰痛予防・膝痛予防・姿勢バランスの改善等