【都市のを守りたい!もりは、神宮外苑の緑を守るために都議会で声を上げてきました!大田区から区民の皆様と共に木を植える!緑あふれる都市を築いて参ります
昨夜は、環境とこども達の未来に持続可能な社会を目指す為に、対話会@かん八さんへ。

「愛ちゃん都ファだから、神宮外苑反対しているの知らなかった❗️」と言われました。
4月3日離党して、無所属で大田区長選へ出馬の決意を固めました。

都市の緑を守る視点から、神宮外苑地区再開発について
もり愛は、神宮外苑の緑を守るために、市民の皆様と共に、ずっと声を上げ続けてきました。




神宮外苑は、全国からの寄付と献木により、
渋沢栄一らが中心となり国家事業として整備され、100年先を見据え育まれた森は、先人たちから未来永劫守って欲しいと託された、都市に残された大切な自然であり、貴重な近代日本の文化的資産です。



創建時、風致地区第一号に認定された、まさに東京を象徴する場所であり、美しい銀杏並木は、海外からも多くの方が訪れる名勝に相応しい世界に誇る観光資源です。
「神宮外苑1000本の樹木を切らないで!」再開発計画見直しを求める署名は既に15万人を超えており、都議会は、都民・国民の声に応えるべきだと考えます。

今、都市における公共空間の在り方、市民共同財産としてのコモンズ・社会の在り方が問われています。



令和4年3月の「東京都市計画地区計画の変更」では、「都市景観、風致の保全を図ると共に、土地の合理的かつ健全な高度利用と都市機能の更新による魅力的なスポーツクラスターと複合市街地の形成を図る為、
公園まちづくり制度の適用による都市計画公園の変更の土地利用転換の動きに合わせ、新たな地区整備計画の制定等に伴う地区計画の変更を行った」と述べています。

都は、東京2020大会の招致が開催された2011年12月に既に神宮外苑地区を「スポーツクラスター地区」として位置付け
2013年には「公園まちづくり制度」を創設し、本来都市計画公園内では建築物の用途に制限があったが一部で公園指定を解除し、周辺の敷地から未利用地の容積移転を行う事で、
東京都は高層ビル建設の予定されているA-8-C地区の高さの最高限度を185m,青山通りに面したA-9地区は高さの最高限度190mと高層化を可能にしています。

これに対して、海外からも「セントラルパークにエンパイアステイとビルを建てるような馬鹿げた計画」であると厳しい指摘があります。



 東京都は事業者の責任、土地所有者は明治民間神宮であると責任転嫁をしていますが、本事業は東京2020大会を奇貨として神宮外苑地区を「スポーツクラスターと複合市街地の形成」にしようとしたことから始まっており、東京都は、まさに当事者です。

都市整備局は、「公園まちづくり制度」について、センターコアエリアにおいて、未利用地を対象に民間の力を活用して公園・緑地の整備を促進するための制度だと説明していますが。

都心の土地の経済的利用価値は高く、だからこそ、公的に管理しなければ都市の緑は守られない中で、
 公園まちづくり制度が、本来公共の財産である都市公園の自然を破壊し、過剰開発を助長するモノになっているとしたら、制度を見直す必要があると考えます。都の見解を伺います。

公園まちづくり制度を活用して、これまで広く一般に開放されていた地区を再開発事業として活用する場合、関係自治体の住民に広く周知した説明会を開催し、情報公開、透明性の確保に努める事が必要だが、15万人の署名が示すように、再開発計画における市民の不在、住民・都民への情報公開と周知の徹底が不十分であったことが挙げられます。

住民説明会の際に、大量の樹木伐採の話はなかったと聞いています。

住民・都民の共有財産である貴重な公園・緑地の大規模伐採は、SDGsや環境問題から考え重要な事項ですが、説明会で触れられないのは問題だと考えます。
一層の情報公開と透明性の確保を制度化する事を求められます。

 審議会では、評価書の公示により、神宮球場の建て替えによりスタンド面高さでの都営住宅の騒音は、環境基準の55㏈を超える58dbである事が指摘をされ、都営住宅との距離が半減する事から騒音レベルは62㏈と環境基準を大幅に悪化される事が指摘をされている事からも、計画の見直しは必須であると考えます。都の見解を伺います

高層ビルが3棟、ラグビーの聖地秩父宮ラグビー場は解体され、屋根付き人工芝ラグビー場建設の為に、建国記念文庫の森は3分の2が伐採され、100年適切な改修により保全されてきた神宮球場はそれ自体が近代建築として保全されるべき文化的資産建築だと考えますが、
建て替えにより新球場は銀杏並木と近接し実質4.5mしか植栽体が残されず雨水・地下水の供給が遮断される為いちょう並木は存亡の危機に瀕していると、多くの専門家から警鐘が鳴らされています。
12月26日の環境アセス審議会でも、「この計画のままではいちょう並木が枯死する可能性が高い」と指摘があり、
これは、昨年11月28日「神宮外苑のいちょう並木の確実な保全」を求める陳情を全会一致で趣旨採択をした都議会の意思に反するものです。

1月30日の環境アセス審議会では柳会長からも「現段階で虚偽という指摘があり審議会としてゴーサインを出す事は難しい」との指摘がありながら、調査と着工届を切り離して着工届を強行した事は遺憾です。

着工届が出された事により、建国記念文庫の森に仮囲いが設置されました。




建国記念文庫の森は、まとまった樹林地として審議会でも重要性が指摘されてきましたが、評価書では落葉樹林として分類された事は、樹林の現状が正確に把握されておらず「致命的な間違い」である事が指摘をされております。



また、東京都環境影響評価条例91条に「虚偽報告・資料に対し知事は事業者に対し必要な措置を講ずるよう勧告できる」とされております。

1904本の既存樹木の内、743本が伐採され、移植を含め1018本が元の生息場所を奪われる計画となっていますが、生態系を考慮しない無秩序な寄せ集めでは、緑と生態系のネットワークは維持されません。

 審議会意見をあくまでも「助言」と述べた事は、環境アセスを蔑ろにする行為であり、環境影響評価条例では「知事は審議会の意見を聴いて」となっており単なる助言ではないと、長年環境アセスメントに携わって来た原科幸彦教授も指摘しています。

東京都は当事者として、事業者主導ではなく、審議会を重く受け止め、その意見を事業に反映させるべきと考えます。

小池都知事が事業者に対して要請した要請文の中にも、
歴史や地域特性を生かした景観形成、防災性の向上、既存樹木については、複数の樹木医の意見も聞きながら、樹木の状態などを詳細に調査・公表し、設計の工夫などにより極力保存または移植するなど、「一本一本を大切に扱い」神宮外苑の豊かな自然環境の質の保全に努める事。
とりわけ神宮外苑の省庁である4列のイチョウ並木の保全に万全を期すこと。とあり、都知事の要請文の内容に沿った事業である事を求めます。

都は、今回の計画により緑の割合は25%から30%へ樹木数と緑被率が増加すると説明していますが、オフィスビルのデッキや屋上緑化を含めたもので、専門家からは「緑の質・量共に低下する」との指摘があります。樹齢100年の大木を伐採し、新たに植える若木では、CO2の吸収量は大きく異なると考えます。


国立競技場の前 移設された樹木は、やせ細り姿を消して居ます。


ゼロエミッション東京の実現を掲げる東京都として、2050年年までにCO2実質ゼロ、2030年カーボンハーフを掲げていますが、これ以上都市の樹木を伐採し、高層ビル開発を続けていては、目標達成は不可能です。

SDGsの視点から、高層ビル建設による温室効果ガスの増加を見える化、樹木減少の影響等、神宮外苑再開発における温暖化効果ガスの排出の試算についてを都に求めましたが、

「屋上緑化と壁面緑化等、緑の総量は増える」との答弁のみで、明確な回答は得られませんでした。

地球温暖化、気候危機が叫ばれ、ヒートアイランド対策として、1980年代に都市から失われた緑を都市に取り戻していく、大規模な緑化計画が世界の開発のトレンドになっています。

2024年の五輪開催を目指し、パリでは大規模な緑化計画「OnE」が進められ、95%が既存施設と仮設施設を利用し、54haものパリ最大の公園が新設されようとしています。

建築から130年を経たエッフェル塔を中心に、「歴史的価値の尊重・サスティナビリティ生物多様性と環境配慮・人々の快適性」を3つの柱とし東京ドーム11個分を超えるシームレスな緑化空間を創造する為に、
交通量の多いロータリーを緑の公園にし、2030年には片道4車線道路を2車線緑化にするシャンゼリゼ通りの開発は、緑豊かな都市の模範を目指した都市計画が行われています。

東京がいまだに、昭和の開発を続ける時代錯誤な開発の在り方が問われています。

国立競技場建設では熱帯雨林の樹木が大量に伐採されたことが指摘をされており、建設地でも1545本の樹木が伐採され、130本が移植されましたが、その殆どが枯死した事は決して繰り返されてはならないと考えます。都内でも至る所で乱立するビル開発、現在のオーバーデベロップメントをそのままにして良いのか。


 人口減少は既に始まっており、コロナ禍によりテレワークが進み、コールセンターの地方移転など、都内で大きなオフィスを構える需要は減少しています。

都市計画とは、開発要件を満たしていれば認可するのではなく、環境アセスの視点も踏まえて、民間の利潤拡大による点の開発に中長期の人口需要も見据え適正化する事が求められると考えます。

東京の中で、都市の貴重な神宮外苑の緑と空を守る事は、今だけ、金だけ、利権だけの行き過ぎた資本主義を見直す機会としなければならないと考えます。

先人たちから託された都市の緑を、破壊することなく、未来を担うこども達に、緑豊かな東京を守っていく切なる願いを込めて質問をさせて頂きました。