薬膳師 森文見の 明日は明日の風が吹く -26ページ目

薬膳師 森文見の 明日は明日の風が吹く

名古屋在住
国際中医師(国際中医専門員A級)
国際中医薬膳師
中医薬膳茶師
北京中医薬大学日本校(現日本中医学院)卒
薬膳講師業
薬膳食材チャーミングショップ店長

https://charming-shop.com/

他愛ない日記です
薬膳の事なら是非ご相談を

なーんだかもう、梅雨の兆しがありますね。

春と秋がない様な…

そんな感じしません??



新瑞橋近くの数年前に出来たここ

前から行ってみたくて

看板がガチだから〜






完全に中国です







日本人に全く忖度無し。

素晴らしい。



またまた、薬膳ドラマの内容についてのご質問を、

生徒さんから頂いた事を思い出したので

ちょっとした皆様の勉強になると思い、綴りたいと思います。


「先生、第一話で、偏頭痛が続く主人公に加賀まりこが、大根を勧めてたやつ、あれ、どういう事ですか?降気だから?消食の作用で頭痛軽減されるんですか?」




大根は皆さんが考えるよりかなり素晴らしい薬となりますよ。生がいいですね。


涼性であり、甘辛。降気、消食。


身体の内熱を冷まし、

胃もたれや胸焼け、気逆を降ろし

消化を促進し、お腹に良く、

「大根おろし医者いらず」と言う言葉もあります。


大根の種は 莱菔子(ライフクシ)と言って中薬です。


こんな話があります。

医家、葉天士の逸話です。




大富豪の30歳の息子が毎日酒色に溺れ

ぶらぶらして仕事もせずいました。


段々と体が衰弱してる様子で

ある時父親に怒鳴りつけられ倒れ、意識不明の重体。


父親は医者を呼び、医者は衰弱した息子に

虚証 と診断をしました。


処方は毎日人参(高麗人参)3銭(1銭5g!)

効果なし、悪化します。

葬儀の準備にかかります。


近所の人が父親に最後に名医 葉天士 を呼び寄せたらどうか、と進言します。


往診に来た葉天士は

「全く問題なし、死にません。」と言います。

治してくれるなら人参に払った同じ1000両を払う、と言うと

自分は行医(医、を業とする)以来そんな診療金を頂いた事はない、まずすぐに治病しましょう。

と言います。


持参した粉末を飲む様言います。

3日で意識が戻りひと月で回復しました。


その後、康復祝いの会が開かれ、葉天士が立ち寄ります。


「1000両の人参で重症になり、私の薬で命を救いました。薬代、倍の2000両で良いです」


父親は顔を曇らせ、

皆顔を見合わせて誰も口を切ろうとしません。


「冗談です。あの薬は8文で買った莱菔子を研磨したものです」と言って大笑いしました。



🐤🐤🐤🐤





実証に良いわけです。


結果、例えば症状のひとつである頭痛であったり、高血圧であったりが軽減されたり、消炎したり、です。



この話は薬膳において大変奥深く、

生徒さんからの、一見他の色々なご質問にも当てはまる、学んでる人には目から鱗の逸話です。



補うだけが薬膳ではありませんね。

分かっているけれど、本当の意味で理解しないといけません。

1人目の医者は 峻補法 をとったわけです。

葉天士は 消法、瀉法



補う事により弊害もあるわけです。


倒れる前の息子の体の状態も想像してみて下さい。

ドラマの主人公はどうでしょう。

スッキリさせない内容の悪い食を身体に溜め込み、消化能力も低く、歩いてないなど運動不足があり、労倦の倦の状態、色々想像出来ます。


加賀まりこ(役名なんだっけ??)がそれを見抜いたのではなく、大根食べてみて、良くなるかもよ、くらいですね😊


それが偶然ドンピシャとなったのでしょう。


よくよく理解されましたら、この事を思い出して下さい。

とても良い話です。





加賀まりこさん、

おばあさん役でも隠しきれない美しさがありますね。

あんなおばあさんいません 笑



では!