ターミネーター ニュー・フェイト | mori17さんのブログ

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今回視聴したのは、2019年の「ターミネーター ニュー・フェイト」で、DVDにて拝見しました。

 

ターミネーター:ニュー・フェイト [DVD]

 

 

「ターミネーター2」の正当な続編という事で、ジェームスキャメロンも制作として参加しているようです。

 

なるほど、確かにサラもジョンも助かって締めくくったのが「ターミネーター2」でしたから、そういう作りになってました。

 

しかも、「ターミネーター2」で仕出かしたことには続きがあり、その続きで世界線が変わり、3作目以降と違った事態になっていました。

 

なんというか、死んだジョンの代わりにダニーが登場し、あれだけ暴れまわったT-800が隠居生活など、特にサラの役目は逆に何一つ変わっておらず、散々暴れまわった挙句に未来のリーダーを育て上げるだったというオチがスゲーです。

 

作りもかなりカット割りを多くして、それらをスピーディーに繋ぎ合わせて、観客に考える間を与えないように次々と話を進めて行きます。

 

ここまで早いと観客も置いてけぼりになることがあるのでしょうが、本作では巧みな編集でそれを回避しています。

 

普通に見ごたえある作品でしたが、「ターミネーター2」ほどのワクワク感には達しておらず、サラとグレース(強化人間)が同レベルで魅力を分け合ったためか、面白さが分散してしまい、またT-800(シュワちゃん)とサラの因縁に対する表現が薄めだったため、人間の怖さや感情といったものが弱くなってしまい、また、T-800も人間を学習し過ぎたため只の気の良いおじさんになってしまい、もっともっと怖さを出してほしかった内容となっています。

 

というのも、人が死ぬ表現もかなりライトに描き、重みを感じさせない表現にしたため、死を予感させない分、怖さも半減したようで、スピディーなハラハラを優先させて、死を感じさせるドキドキが薄まった感じです。

 

また、これでもかこれでもかとアクションを入れなくてはならなかったので、CGを多投し過ぎて軽い感じに仕上がった感はありますが、ハラハラは増したし、過去のターミネーターシリーズからオマージュシーンがちょいちょい入るので、結局は面白く堪能しました。

 

あとひとつ、グレースとダニーをもっと百合関係にしたら面白かったのにと思い、グレースがダニーのことを「お姉~さま💓」と呼んだりとか、とにかく愛のドキドキが足りなかったですね。(笑)

 

折角、初っ端ダニーに弟を出して、弟の面倒をみる姉御肌と表現したのだから、それが戦闘を通じて人類を救ってやる感へと成長していき、本当にグレースのどころか人類のお姉さまになるといった落ちの方が良かったのではと感じます。

 

だって、「ターミネーター」1作目で未来から来た戦士が、自分の上司である隊長のお母さんに惚れてしまい、妊娠させるという愛のストーリーだったわけですから、時空を超えた愛を表現するには百合要素はジェンダーレス時代として当然の表現なわけです。(笑)

 

この辺が日本のアニメとの差なんだと感じます。(笑)

 

でも、なんやかんや書きましたが、面白かったです。

 

こんな感じでした。

 

 

・猫のユーリさんの動画

 ユーリさん - YouTube

 

・猫ユーリ博士の動画

 猫ユーリ博士の「お得コーナー」 - YouTub