グレイテスト・ショーマン

今回視聴したのは、２０１７年の「グレイテスト・ショーマン」で、ＤＶＤにて拝見しました。

19世紀に活躍した興行師、ＰＴバーナムの成功を描くミュージカル映画とのことで、主演はヒュージャックマンです。

一応、実在の人を描いたとのことで、ミュージカルであり、とにかく分かりやすく、簡単な伏線を入れて即回収といったシンプルさが秀逸で、ＣＧを入れたミュージカルシーンはあまりの溌剌（はつらつ）さで刺激的でカッコいいです。

とにかく目を引くマンガ的な構図が盛りだくさんで、ミュージカルシーンもまるで日本の漫画やアニメのような構図や動きで、生きることの素晴らしさを表現しています。

ほんでこの話は主人公の成り上がり物語で、初っ端から子供の頃に貧困で苦しみ、そんな中で恋仲になった身分の違うかごの中の鳥である女の子のためというか自分のためというか、希望を持っていろいろと知恵と努力で成り上がり、やがてはある程度の金を得て、女の子と結婚し、ディズニーならここでハッピーエンドとなり終わりですが、彼の成り上がりはこんなものでは済まされず、話はどんどん進んでいきます。

そうなのです、ここまでは伏線でありここからが真骨頂で、子供のころから培った美的性向である臨機応変な詐欺師的センスというか才覚で事業を始め、それもショービジネスという彼の詐欺師才覚が花開く場所へと踏み込み、というか神様に導かれるというかわらしべ長者のように話がドンドン突き進み、なんと街の皆を熱狂させるレベルまで到達してしまいます。

とにかくここまでの彼の美的性向が彼にとっての飯の種であり、それは今は自分の嫁様である女の子のため子供のために頑張っていると見せかけて、自分のやりたいことを推し進めることであり、んでやっぱり不義理をし、しかし、自分が何をやっているのかを思い出し、人生最大のトラブルも彼を慕う皆の協力でラストを迎えるといった、まさにトライ＆エラーの人生を描いています。

とにかく彼のかなり機転が利くというか詐欺師一歩手前というか、イヤイヤ悪意はないけど詐欺師だろうといった人柄が、ミュージカルとして圧倒的な音楽や絵作りで展開される様は、観ていて気持ちがよく、そりゃここまでやっちゃったら世界的にヒットするだろうといった圧巻具合があります。

因みに日本のＮＨＫ朝の連続ＴＶ小説では、笠木シヅ子さんの話をやってますが、これはこれで面白く、というか女優さんたちの別の意味でインパクトのある絵作りが面白く、この「グレイテスト・ショーマン」に影響を受けた？かもしれない感じが好きです。（笑）

さてさて今回のＭＶＰですが、これは主人公がピンチになった時に発揮する、もう謎レベルの行動力で、ヒュージャックマンのあの笑顔でやられると、もうチート能力というか、神様が天界で遊んで何かやってんじゃないかといったこの謎の面白展開、これにします。

この謎展開である前振りがミュージカルシーンを呼び起こし面白くししてくれるのです。

こんな感じでした。

・猫のユーリさんの動画

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・猫ユーリ博士の動画

　猫ユーリ博士の「お得コーナー」 - YouTub