前回のブログでは、昨年12月に策定された「中学校給食基本構想・基本計画」において、「食缶方式」による中学校給食の実施方式として「センター方式」を採用し、その給食センターを県地区にある「農業センター」の敷地内に整備する方針を定めたことを紹介しました。

 

《参考ブログ》

・【四日市市/中学校給食実施へ】基本構想・基本計画策定!「給食センター」を農業センター敷地内に整備

https://ameblo.jp/mori-tomohiro/entry-12481747444.html

 

 今回のブログでは、この「食缶方式」による中学校全員給食の開始時期と今後のスケジュールについて、書いていきます。

 

 「食缶方式」による中学校全員給食は、令和5年度からの開始となります。

 

 市長就任直後から、「食缶方式」による中学校全員給食に向けた具体的な取り組みを始め、これまで給食の実施方式、給食センターの配置の検討等、様々な議論や協議を重ねて来ました。

 

 四日市市の子ども達が毎日食べることになる中学校の給食ですので、市民の方の関心も高く、多くの方々から様々なご意見を頂きました。

 

 その意見を踏まえ、実施方式についても、自校調理方式、親子方式、センター方式、それぞれの組合せ等様々なケースを検討してきましたし、給食センターの配置においても市内のいくつかの候補地を挙げ、多面的な観点から分析し検討を行ってきました。

 

 20年間のランニングコストも合わせて、200億円程の規模となる事業ですので、子ども達にとって最高のものにするという想いをもって職員一丸で取り組んできました。

 

 そして、今年度は農業センターの敷地内での給食センター設置に向けて、地元との協議や「基本構想・基本計画」を踏まえた具体的な実施方針を作成(PFI方式に向けた調整、事業者選定に向けた仕様書の作成等)していきます。

 

 そして、年度の後半には、「給食センター」設置に向けた設計・建設を行う事業者の選定を行います。

 

 また、「給食センター」から給食を受け取る中学校側の工事も必要になってきます。

 

 22の市内の中学校に給食搬入用の施設や2階以上のフロアに運ぶ昇降機(エレベーター)の設置を行わなければなりません。

 

 そして今年度から、給食受入校の設備設計を進めています。

 

 上記の進捗を踏まえて「食缶方式」による中学校全員給食の実施は、開始まであと3年半程となります。

 

 一つ一つのプロセスを丁寧に踏み、安全性を担保出来る最短のスケジュールに則り、事業を進めています。

 

 多くの子ども達から愛される中学校給食を実現していきますので、ご理解頂きたいと思います。