今年の2月定例月議会での平成30年度当初予算審議において可決された『大矢知興譲小学校改築整備事業』にかかる「基本計画、基本・実施設計予算」、『朝明中学校大規模改修整備事業』にかかる「実施設計予算」には、それぞれに附帯決議〔予算執行に当たっての条件〕が議会から付されていました。
附帯決議の内容は以下の通りです。
◆大矢知興譲小学校改築整備事業
「予算執行に当たっては、市長自ら地元保護者及び未就学児童保護者に対して改築内容の周知及び意向確認のアンケート調査を実施し、その結果を議会に報告すること」
◆朝明中学校大規模改修整備事業
「予算の執行に当たっては、保護者や地元住民の協議及び理解を得た上で進めること」
4月以降、市教育委員会は上記の附帯決議への対応を取ってきました。
対応の詳細は以前のブログに記載してあります。
《参考ブログ》
【朝明中学校大規模改修、大矢知興譲小学校改築整備に向けて】説明会、保護者等アンケートを実施
⇒https://ameblo.jp/mori-tomohiro/entry-12383389398.html
そして、6月定例月議会にて、今回の附帯決議の対応状況を議会に報告し、議会からは附帯決議の履行が認められました。
また、大矢知興譲小学校の改築事業に対する保護者及び未就学児保護者の方へのアンケートでは、回答率が67%であり、回答のあった中で、「全面改築の内容や必要性は、十分に理解できる」「全面改築の内容や必要性は、おおむね理解できる」の合計が48%、「全面改築の内容や必要性は理解できず、増築で対応したらよい」が21%、「わからない」「無回答」の合計が31%となりました。
教育環境課題解決手法として考えられる改築、増築という選択肢に明確に意思表示された回答のおよそ3分の2が、市の方針である「全面改築の内容や必要性は、理解できる」と意思表示されました。
多くの保護者及び未就学児保護者が、全面改築を望まれていることも明確になりました。
これらのことから、今後、市教育委員会は当予算の執行を行い、教育環境課題の解決に向けて取り組みを進めていきます。
今回のアンケート等から頂いた、保護者の方々が抱える不安については、基本計画等策定の中で、しっかりと保護者や地元の方々と協議を重ね、不安の払拭に努めていきたいと考えています。