四日市市議会において、平成24年度「総合交通戦略調査研究特別委員会」が設置され、この場で優先して『内部・八王子線存続』について議論が行われるという事を前回のブログで書きました。

http://ameblo.jp/mori-tomohiro/entry-11292928131.html


 先日のブログでも書きましたが、最近よく内部・八王子線の存廃問題について様々な方から、話をもらいます。


 内部・八王子線の存廃問題についての情報を拾う手段として、どうやら皆さん、私のブログを利用して頂いている様です。(Yahoo!、Googleで「内部・八王子線」と検索すると、私のブログが共に1ページ目にヒットします。)


 話をお聞きする皆さんは問題意識をお持ちの方が多いのですが、その様な方々がどの様な動きをしていくのが良いのかを含めて、今一度『内部・八王子線の存廃問題』について整理していきたいと思います。


 まず、大前提として近鉄が内部・八王子線の存廃の意思決定を下すのが平成25年度(来年度)の夏とされています。


 今後、沿線にお住まいの方々を中心に内部・八王子線の存続に向けての動きが出てくると思います。


その動きの矛先は、来年度夏まではあくまでも内部・八王子線の運行主体である近鉄に向けるべきです。


 市や市議会としても、近鉄には存続に向けた働き掛けを行っていきますし、万が一の時に備えてその準備を推し進めていきますが、内部・八王子線の存続のさせ方として、最も望ましいのが現行のままの「近鉄による存続」です。


 ぎりぎりまで、近鉄による存続に向けての働き掛けを行っていかねばなりません。


 今、もどかしいのは様々な経営改善案等を沢山の方から頂くのですが、その改善案を実行出来るのは運行主体の近鉄であり、市や市議会には何ら権限はありません。


 ですから、近鉄に企業としての社会的責任を感じて頂き、存続の方向性を取って頂く様な取り組みが今最も必要となります。


 もちろん、市民の方の声を近鉄に届けて頂く事も良い事ですし、市側に届けて頂く事も市と近鉄の交渉の際に大きな後ろ盾になると言えます。


 今後、市民の方の動きが大きなポイントとなってくると思います。


 また、内部・八王子線の沿線には県立高校も多く存在します。


学生の通学手段の確保として、県立高校を所管する県の動きもお願いしたいところであります。


 以前、私の母校である四日市南高校のPTAの方とお会いした時に、PTAにおいても存続に向けた動きを取っていこうという意見があるという話をお聞きしました。



 今後、車両更新や設備の整備等の補助も含めて、近鉄に存続依頼を行っていく事になりますが、今このタイミングで運営費補助について行政としては明言すべきでは無いと考えます。


 なぜなら、あくまでも近鉄による存続が最も望ましい手段だと考えるからです。


 運営費補助については、 継続的な公費投入という点から様々な議論もありますし慎重に進めていかねばなりません。


 更に、早々の表明は近鉄が自ら存続させなければならないという選択肢を無くしてしまう事になります。


 ですから、この部分については慎重な議論検討が今後必要になりますし、議会での議論検討の場は、「総合交通政策調査研究特別委員会」になる訳です。


 7月30日10時~から、、「総合交通政策調査研究特別委員会」が始まります。


この特別委員会は、公開されているのでどなたでも傍聴できます。


 当ブログでも内容等を発信していきます。