あいにく奈良は朝から冷たい雨が降っていました。

こんな日はまず、あの方にお会いしよう。
もう4年もご無沙汰しています。

怒ってるかな。

また知らんぷりされたらどうしよう。
いつもこの方のいらっしゃるお堂に入る時だけは
ドキドキしてしまうのです。


一面の苔は雨が降るとさらに緑が深く見えます。

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お堂に入るとすぐ手前にいらっしゃる方の前へ行きました。


わたし、来ましたよ…


うおっ、微笑んでおられる

良かった…(T . T)


ずっと前にも書きましたが私が仏像に
興味を持つきっかけになったのが秋篠寺の伎芸天です。

それ以来、何かの節目になるとこの方に
会いに来ているような気がします。


伎芸天さま、
わたしのやってきたことは
正しかったんでしょうか。


この時の伎芸天は天女様ではなく
少し男前に見えました。



・・・・・・



答えは一つじゃない。

わたしの表情だって一つじゃないだろう。


そんなことを言ってるの?

かはわかりませんが、

一つのことにこだわらず自分を信じなさい。

ってことなのか。


初めてお会いした伎芸天は凛々しい青年でした。
それから長い年月が経ってお会いしたときは
目も合わせてくれませんでしたえーん

近年はすっかり優しい天女様ですが、
この時はまた違う表情をされたような気がします。


ありがとうございます。
来て良かった、また来ますね。


最後に振り返ってみると伎芸天様は
再び天女のように優しく微笑んでいました。



秋篠寺を出て雨の中をなんとなく
西大寺まで歩いてしまいます。

西大寺で四天堂、愛染堂などを拝観し
お堂の方とお話したりして
外に出たときには雨は上がっていました。


そして雨上がりの般若寺です。

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雨が上がったのでどこかへ傘を忘れてきてしまいました(;_;)


でもせっかく雨が止んだのでもう少し歩き回ります。


灌頂院を見てから金堂と講堂、五重塔の共通拝観券を買って
まず、台座に十二神将がいなくなった金堂のお薬師様のところへ。

灌頂院で見てきた十二神将は約1メートルの身長ですが
そのスペースが小さく見えます。
お薬師様、ほんとに大きい!

そしてお隣の日光・月光菩薩さまがステキです。
特に日光菩薩様のなんというか美しくて優しくて
以前来たときとはまた印象が違います。


よく来たわね。
心配しなくていいのよ。


目が熱くなりました。
ずっとそこに居たくなります。


そして講堂。

今回は講堂の諸仏の周りをぐるりと
360度背面も回り込んで拝観できるとのことでした。

以前はどうなっていたんだろう。
思い出せません。
後ろ側も通路になっているせいか須弥壇が狭くなり
諸仏もギュッと詰め込まれて並んでいる感じがしましたが…
気のせいかもしれません。

後ろ側は…うしろ姿です(^_^;

降三世明王の顔の後ろにあるもう一つの顔は
よく見えるようになっていました。



あれ、お一人、不満げな方がいます。


大きな増長天の真後ろなのですっかり被ってしまってます。



わたしが目立たぬではないかむかっ

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象に乗ってるため身長が低いので仕方ないですが、
真後ろから見るとほんとに被ってます。
帝釈天を乗せた象でさえしっぽをパタパタさせて
不満げに見えてしまいました。


四天王像は四隅を守っているのでよく拝観できるのがいいですね。
その中でもいつも後ろにいる多聞天は
邪鬼ではなく地天に支えられる形で
色彩もよく残っていますので必見だと思います。


東寺を出てから早くも京都を離れて、

この展覧会を見に行きました。

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大津市歴史博物館
比叡山 ーみほとけの山ー

ポスターの十一面観音様は小さいですが
やはり一番印象に残りました。

大きな仏様はいらっしゃいませんが
思ったより出陳数が多くて
それぞれの説明文が長い(^_^;)
というか丁寧なので
全て見るのに結構時間がかかりました。
通常展示の大津の歴史なども興味深く見て回りまして、


博物館を出たらもうこんな空。

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あーあ、日が暮れちゃった。

これで1日目はおしまいです。


10月31日、お昼頃に京都に着きました。

気合いが入っとらんの。

いつもは朝一番の新幹線なので
8時半くらいには到着しています。

尾瀬から帰ってから体調がイマイチで
夜中に蕁麻疹まで出る始末。
原因は疲労とストレスらしい。
病院の薬を飲んだら良くなりましたが…


で、東京駅新幹線ホームでぼーっと電車を待っていたら
大阪方面から到着した新幹線から
ゾロゾロと降りてくる降りてくる
オレンジかぼちゃ祭りに便乗する人たち。

どこへ行くんだろう。まさか渋谷?
TDLあたりかと思うけど、日本のお盆という
イベントも大事にしたほうがいいよ。

それにグループ全員で上から下まで同じ服装とメイクというのは
目立ちたいのか目立ちたくないのかよくわからない。

どうせなら、全員、空也上人のコスプレとか
魂を感じるものがいいのになあ。



空也上人を思い出してしまった。









まあ、こんなのがたくさんいたら怖いケドね。

    ↓










前置きが長くなってすみません。

京都駅に着くと当然のようにコインロッカーは満室でございまして、
しかたなく荷物を背負って東寺まで歩きました。

どこから行こうかと歩いていたら
灌頂院の特別公開が目につきました。

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♪灌頂院はべーつりょうきーん♪


800円ナリに少し考えましたが、
金堂お薬師様の台座をぐるりと囲む十二神将。
これは初めてなので入ることにしました。

灌頂院の建物自体が重文ですが、
この中で桃山時代の十二神将さまがお一人づつ照明が当てられ
後ろ姿もしっかり拝観できるようになってます。

中でも人気だったのが辰神の波夷羅神将でした。

前面からの強風を受けて衣がめくれ上がり
膝小僧まで見えています。
ここまで見せれば当然足元はワイルドに裸足でしょう。


こういう変わった表現の仏像を見ると
造った人のセンスを感じますし
これは数人がかりで、モデルに大きな団扇をばっさばっさ煽いで
風を送ってデッサンしたのか?
などと思い耽ってしまいます。

残念ながら図録は買わなかったので写真がありませんが
普段は間近で拝観できませんのでこの機会に
見られたのは良かったと思います。


もう少し東寺をうろつきます。

順番が前後してしまった感がありますが
金堂と立体マンダラーズのいらっしゃる講堂へ。

やはり好きな見仏の旅。
だんだん元気が出てきました。