あいにく奈良は朝から冷たい雨が降っていました。
こんな日はまず、あの方にお会いしよう。
もう4年もご無沙汰しています。
怒ってるかな。
また知らんぷりされたらどうしよう。
いつもこの方のいらっしゃるお堂に入る時だけは
ドキドキしてしまうのです。
一面の苔は雨が降るとさらに緑が深く見えます。
お堂に入るとすぐ手前にいらっしゃる方の前へ行きました。
わたし、来ましたよ…
うおっ、微笑んでおられる
良かった…(T . T)
ずっと前にも書きましたが私が仏像に
興味を持つきっかけになったのが秋篠寺の伎芸天です。
それ以来、何かの節目になるとこの方に
会いに来ているような気がします。
伎芸天さま、
わたしのやってきたことは
正しかったんでしょうか。
この時の伎芸天は天女様ではなく
少し男前に見えました。
・・・・・・
答えは一つじゃない。
わたしの表情だって一つじゃないだろう。
そんなことを言ってるの?
かはわかりませんが、
一つのことにこだわらず自分を信じなさい。
ってことなのか。
初めてお会いした伎芸天は凛々しい青年でした。
それから長い年月が経ってお会いしたときは
目も合わせてくれませんでした
近年はすっかり優しい天女様ですが、
この時はまた違う表情をされたような気がします。
ありがとうございます。
来て良かった、また来ますね。
最後に振り返ってみると伎芸天様は
再び天女のように優しく微笑んでいました。
秋篠寺を出て雨の中をなんとなく
西大寺まで歩いてしまいます。
西大寺で四天堂、愛染堂などを拝観し
お堂の方とお話したりして
外に出たときには雨は上がっていました。
そして雨上がりの般若寺です。
でもせっかく雨が止んだのでもう少し歩き回ります。



