奈良博物館では當麻寺展が開催されています。

この當麻寺展から見て行きました。

入口を入ると、當麻寺金堂にいらっしゃる
四天王のうち
持国天様がお出迎えです。


やあ、いらっしゃい。


あ、ども。昨年はお世話になりました。
あとの三人はお留守番なのね。


ほかに仏像では
講堂の妙幢菩薩様でしょうか。

當麻寺でお会いしたときはボッテリした方という
印象でしたが、博物館では小さくて童顔が可愛いお地蔵様でした。
妙幢菩薩様には謝りました。

太り過ぎなんて言っちゃって
ごめんなさい(>人<;)

メインは綴織當麻曼荼羅ですね。
かなり褪色していますが、細かい絵が肉眼で確認できます。
一般公開は30年ぶりだそうです。
貴重なものを拝観できて良かったです。


當麻寺展を見てから仏像館へ行きました。
奈良博へ来たときのお楽しみです。

今日はどんな方がいらっしゃるかな音譜


じぇ!立ち止まってしまったのが
第一室にいらした
外山区(とびく)報恩寺の阿弥陀如来様です。

長い間かかった修理が終わったので展示されているようです。

丈六で平安後期の素晴らしい阿弥陀様なのですが、
痛みが激しく、修復・保存はお寺を始めとする
地元の皆さんの悲願だったそうです。

県の文化財にも指定されて、修理が終わり、
見違えるようなお姿に地元の方々はお喜びでしょうね。
阿弥陀様も誇らしげに座っておられるようでした。



そして、カッコいい金剛寺の降三世明王様の
部屋を出たとき、まだ見ていない部屋があることに
気づきました。

奥に金色の大きな阿弥陀様が立っています。

近づくまで全くわかりませんでした。



じぇじぇ! この方は、

播磨浄土寺の

もう一体の

快慶作の

裸形の

阿弥陀様ではないですか!


迎講という法会のための阿弥陀様で、衣を着せて
練り歩くために上半身が裸なので、
はだかんぼう様と秘かにお呼びしていた方です。

衣を着せるんだから等身大の方だろうと
勝手に想像していたのです。

いい意味で裏切られました。

身長2メートルを悠に超す大きな方だったのです。

額の白毫がピカーンと光りを放っています。
こんな大きな阿弥陀様が台車に乗って、
25菩薩を引きつれてやってきたら


ありがたくて泣くよね。

きっと泣くね。

そのまま極楽までついて行っちゃうよね。


ゴゴゴと音を立てて、大きな阿弥陀様が通るのを想像しました。
それはもう、
初めて見た人は驚いたのではないでしょうか。


仏像館閉館まであと5分!
人もいなくなった展示室では
大きなはだかんぼう様の前で、
一人でニヤニヤしている

怪しい女が立っていました。


photo:01




なんかちょっと幸せ恋の矢


やっぱり快慶が好きだー


奈良での一日目が終わりました。




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長谷寺から興福寺に舞い戻り、

南円堂と北円堂のご特別公開に行きました。


なんとか間に合いました。待ち時間は0分でした。

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まずは南円堂です。


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西国三十三ヶ所の第九番札所です。
南円堂は、毎年10月17日の一日だけのご開扉ですが、
今年は南円堂創建1200年記念で、4月12日から6月2日まで
北円堂と同時に特別公開されています。


今回、JR東海のCMで興福寺が「阿修羅」像以外で
知名度UPしたようです。

奈良にこれを見に行く、と言うと


ああ、あれなの?知ってるよ!

と、会話が弾みました。


1分くらいですが(T▽T;)モウオシマイナノ…



南円堂の御本尊は不空羂索観音様。
運慶の父、康慶の作です。

初めてお会いしました。

圧倒されるような不空羂索観音様も素敵なんですが、
目が釘付けになってしまったのが不空羂索観音様の

周りに配置されている四天王様たちでした。

いま、この方たちは戦いの最前線にいるでしょう!

足元は、邪鬼を踏むのではなく岩座で、即、戦闘体制です。

いや、もう戦闘中なのかもしれない。


四天王界でも現役バリバリの精鋭だとお見受けしました。



近年になって、南円堂の四天王像は、元々は北円堂に

安置されていた像で運慶の作である、という説があるようです。

こんなに宝塔を高く掲げた多聞天は見たことがありません。


度肝を抜かれるようなリアリティさと躍動感。

私も運慶が大きく関与した作品であるということには

一票を投じたいと思います。


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それに、あ、なんか見たことあるぞ。
私の家にある仏像の写真集なのですが


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このアングルが見られる場所があるのです。
この場所はベストポジションでした。

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南円堂は正面に破風がついているのでゴージャスですが

特別拝観の出入り口は裏側でした。

工事現場っぽい仕切りがちょっと残念な景観。



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ここから見る三重塔が美しいです。




北円堂

photo:06


南円堂ほど華やかではありませんが、バランスが良くて

とても好きなお堂です。

北円堂は昨年もお参りしています。


昨年の記事 → 「北円堂と奈良博」


無著と世親像はお元気そうでした。
この像を拝観しますと、運慶と快慶のタイプの違いを感じます。

運慶はやはり天才なのでしょうか。
快慶は生真面目で繊細という印象です。


人間のリアルさを追求した運慶。

あくまで「仏」を造ろうとした快慶。


そんな感じがします。






御朱印は翌日の夕方に興福寺に立ち寄り、
戴いてきました。



今日は世界文化遺産!

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この日はまだまだ宿には帰れません。

19時まで開館している


奈良博物館まで荷物を持ちながら


とぼとぼと歩いて行きました。





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ちょうど去年の今頃、雨の降る夕方に長谷寺に駆け込みました。


去年の記事 → 「駆け込み寺」

長谷寺にはなんとか入山できましたが、参道の途中にある
番外の法起院には間に合わず涙をのみました。

今度は大丈夫。
余裕のよっちゃんです。♪( ´θ`)ノ

って死語(´Д` )


お天気も良くて長谷寺の参道は賑わっていました。

念願だった焼きタケノコも食べられましたし。。

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西国三十三 番外 法起院
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本堂にお祀りされているのは徳道上人です。
法起院は徳道上人が晩年隠棲されたお寺で、御廟所でもあります。

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徳道上人は長谷寺を開いた方で、病に倒れて
一度は冥土に行きますが、
閻魔大王から三十三観音霊場を広めるように、
と宝印を授けられ、この世に戻されます。

しかし人々には信じてもらえず、落胆した徳道上人は宝印を
摂津中山寺に埋めてしまったと伝わります。

そして270年後に花山法皇が宝印を掘り起こし、
西国三十三ヶ所観音霊場を
再興させたという繋がりがあります。

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無事に法起院の巡拝が終わりまして長谷寺にお参りです。

長谷寺にはここ三年、毎年来ています。
こんなにご縁があるとは思ってもみませんでした。

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登廊は僧侶が似合います。
写真はボケてしまいましたが…
この石段は着物を着た方にちょうど良い高さなのです。

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お天気続きだったので牡丹は少し疲れ気味でしたが
まだきれいに咲いていました。

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御朱印は西国の御詠歌にしました。

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と、とんでもないです。
二巡目などはまだ考えていません(゚д゚lll)


めずらしく母にお土産を買いました。

お線香です。
ご縁のあった長谷寺で頂こうと思っていたのです。

母は七回忌を過ぎました。
看病をしたり大変な時期もありましたが、
今こうしてお寺巡りができることは本当にありがたいことです。


観音様にもお礼を申し上げました。
三回も呼んでいただきありがとうございます(;^_^A

長谷寺は何度も大火に見舞われていますが、
鎌倉時代初期の火災後には快慶一門によって本尊が
造られたといいます。
それも焼失してしまいました。

見たかったなぁ…



もちろん、今の大きな観音様も、とっても好きですよ(*^▽^*)


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