甘酒茶屋からの登り道では元箱根から歩いてくる
観光客(それも外国人)が結構います。
すれ違う度に、日本語でこんにちは~と挨拶を交わしながら
登っていきまして、やっと最高地点の800mに到達!!

ここからは権現坂を下って芦ノ湖畔へ降りて行きます。

女を転がしたり、座頭も転がれば、猿も滑るような坂を
涙をこぼしながら登ってきた人達には、この下り坂の先には
権現様が待っているかのように思えたんだと想像できます。

{96AB1A2A-3C14-4100-B9DC-ECF728404013:01}

こちらは、

箱根八里は馬でも越すが 越すに越されぬ大井川

と刻まれた碑


あと15分!!

{5A9C3537-31D1-48A0-A73C-3542C424EFA3:01}

ここから写真があまりありません…


権現坂はゴツゴツの石段です。

これが疲れた足には要注意。

足首を捻らないように慎重に降りて行きます。

やっと着いた元箱根は来た道とは別世界のように観光客で賑わっていました。

湯本を出発してから、休憩を含めて4時間30分かかりました。

予定では箱根関所まで行くはずでしたが、
朝の1時間遅れの影響と予想以上に疲れてしまったので、
相棒のリクエストだった海賊船で元箱根港から
桃源台へ移動することにしました。


海賊船の船上で本日初めての
アワアワドリンクで乾杯ビール
箱根ブランドはサッポロビールなのも嬉しいです。

桃源台から仙石原の宿泊先に着いてやっと靴を脱ぎました。

すると部屋の窓から、ついさっきまでは見えなかったものが
ひょっこり顔を出しました。

{AA76AECA-7632-4833-A0BE-68B322CD843E:01}


夕焼けの箱根外輪山の後ろから富士山が覗いています。

いままで街道を歩いて来て一度も姿を見せなかった富士山。

箱根山の魔物のプレゼントでしょうか。


よく歩いてきたな。
箱根の山々は美しいだろう?
どうだ、せっかく来たんだからゆっくりして行けよ。


優しいなぁ、魔物(笑)


仙石原で一泊して三島へ行くつもりでした。


ここでまた軍議。


三島の敵陣の様子はどうじゃ?

ははっ。いまのところ動きはございませぬ。
敵兵の農民は、今どきは稲刈りで戦どころではありますまい。

そうかそうか。
では、ちと、ゆっくりしていくかのー

ひらめき電球さすが殿ー、名案でござりますー



あっさり予定変更となりました;^_^A

翌日は三島へは行かず、箱根の山へ!


正直なところ、東海道歩きも三島で一旦終わりかなと思っています。
何しろこれからは交通費がかなりの負担になってきます。

ここで一気に終わらせるより、もう少し楽しみたいと

思っていたのかもしれません。


続きです。

須雲川自然探勝歩道は、一旦車道に出てすぐに割石坂へ入ります。

割石坂は曽我兄弟の弟が仇討ちに向かう前に
刀の切れ味を試そうと巨岩を試し切りしたというところ。

{43EC0695-E419-4B4E-AFB2-24CFC606146A:01}

割石坂を登っていくと、これより江戸の石畳、と記されています。

{21B21496-3576-4ABC-830A-E0DE89B1FD6D:01}


ちょっと早い紅葉を見つけたもみじ

{DAA5DC55-1E43-434E-9FA0-3A0627721427:01}


割石坂が終わると大澤坂(別名:座頭ころがし坂)
苔むして滑りやすいです。途中で石畳が壊れている箇所もあり
ここが一番古さを感じさせる坂でした。

{C4831735-6724-4C08-BEF5-08847C9B4676:01}

石畳はちゃんと排水を考慮して作られているんだ。

{E1F1F16B-0646-454B-A429-A6B2D5F26104:01}


やがて畑宿に到着。

{37E35796-CD55-475B-AEFD-3A2029A0611C:01}

畑宿は寄木細工の里です。
飲み物の自販機とトイレがあります。

{CDB3923F-FBAF-42E1-B00D-7446575561F7:01}

畑宿の一里塚。日本橋から23番目です。
日本橋からまだ100㎞も歩いていなかったのだ!

{4C6EF94B-8198-400A-867B-F69FA5FD0C72:01}

畑宿を過ぎると、いよいよ登りがきつくなってきます。
展望が開けたところは七曲りといわれる
ヘアピンカープの橿の木坂です。
歩く人は大きなカーブを登るのではなくて、
ヘアピンの間をショートカットするように作られた
階段を登っていきます。
すでに二時間以上、登り道を歩いた足には、
これは非常に辛いです。

橿の木坂はわずか130mで、40メートルの高さに
登っていくものです。

案内板には、

険しきこと道中一番の難所なり。
橿の木の 坂をこゆればくるしくて、
どんぐりほどの涙こぼる

と、書かれています。

どんぐりほどの涙…
それほど辛いのだということがよくわかります。
でもクスッとも笑える。
昔の人っていいセンスをしているなあ。

やっと長い階段が終わったと思ったら
今度は猿滑坂です。

{658555A4-274B-4432-80F3-E21697376A18:01}


猿も滑ってよう登らんって( ̄◇ ̄;)

猿滑坂をどんどん登ると
次は追込坂です。
追込だからもうこれで終わりかな≧ヾ(@°▽°@)ノ

頑張って頑張って、
やっと着いた場所は甘酒茶屋です。
ここで標高は700mを越しました。
甘酒茶屋は江戸初期創業で400年の歴史あるお茶屋さんです。

{D906C55F-E9AD-4F0F-9F4D-7DA73C47D8DB:01}

来ているお客さんはみんなバスや車で来た人達です。
自然の甘さの甘酒が有名ですが、冷たいアワアワドリンクが
楽しみな私達は、一息入れたらすぐ出発します。

地図を見た時、甘酒茶屋まで来たら
もうあとわずかだと思ってました。

しばらく登り道を行くと案内板がありました。


元箱根まで40分。


ええええ( ̄◇ ̄;)

まだそんなに登るのか…

石畳はゴツゴツしてて歩きにくいこと
この上ないです。
もう石畳はいやだよ。
平坦な道を歩きたい。


どんぐりほどの涙こぼれる。゚(T^T)゚。

{92D86AC4-1F58-461B-8783-2B7BD5979C02:01}




今年の6月に日本橋から出発した歩き旅です。
5回目で箱根湯本にたどり着きましたが、箱根の山々を
目の前にしながらも一旦退散し、暑い夏を過ごしていました。

9月に入ってようやく秋の風になり、今度こそ箱根の山を
越えるべく新宿駅へ行きました。

ところがロマンスカーの発車5分前にホームへ行きますと、
電車が入線していません。

{38689B3C-E2B3-4879-A2AD-1DD9272432E6:01}

なんとロマンスカーは線路破損で当面運休( ̄◇ ̄;)

せっかく買った特急券を払い戻し、JRに振替乗車をして
小田原まで行き、箱根登山電車に乗り換えました。

ここで痛い1時間のロスです。
早くも箱根の山々は私達に試練を与えてくれたようです。

{546664F1-D32B-4217-A53C-C5286A219E0F:01}

しかしお天気には恵まれました。
もう雨女は卒業よ\(^_^)/

さあ、再び箱根湯本の三枚橋からスタートです。

三枚橋からしばらくは車道歩きです。
これが結構な坂道でどんどん標高が上がっていると
実感させられます。


ここで箱根の標高につきましてのウンチク。



image



箱根湯本の地点で標高約100m。

最高地点が800mですので、これから標高差700mを歩いて登り、
芦ノ湖へ降りていくことになります。

いまはバスが舗装路をガンガン登って行きますので
当然ながら歩いて行く人はまったく見かけません(笑)

しばらく歩いて右の道に入っていきます。

{20B9F913-39D8-4452-AB79-E3DF4CB9B712:01}

最初の石畳の道です。

{5109466F-5CB1-4FEF-BB0A-F30DB1320D4C:01}

趣がありますがこの道は長くは続きません。
また車道に出てしまいます。
すると…

噂のお寺がありました。

{259FDF72-1FDC-4F99-8E09-255873427EA4:01}


キンキラキンです。
大きな鳥居とお社もあるようです。
神仏習合の宗教なのでしょうか。
ちょっと興味が湧きましたが、相棒はコメントもなくスルー(笑)


鎖雲寺というお寺を通り過ぎると、すぐに須雲川自然探勝歩道の
入口があります。

{C38B2FAA-5601-4DFF-8718-8E0272C3B821:01}


女転がし坂碑
その昔、この坂で馬に乗った女が馬から落ちて死んだという
由来らしいですが、当時の女性軽視の匂いが漂うネーミングです。
実際の坂はこの場所ではないようです…

{60315BA1-D020-4194-B144-D6B3D7E6A3A4:01}

この道はフィールドアスレチックみたいで楽しいですね。

{2287E115-DB03-442B-8BB7-C98CDB16C7CF:01}

こんな丸木の橋で沢も渡りますよ。

{D972ED77-7C33-4D77-808B-DC8B667AEDF3:01}

ただし、川が増水してる時は渡れませんのでご注意です。

ここは東京電力の三枚橋発電所で標高は400mです。
私達はペースが遅いので、ここまで1時間半かかりました。
ここで持参したおにぎりを食べました。
まだまだ先が長いのでビールは飲みません(^_^;)

前半は散歩気分でしたが、後半が予想以上のキツさで
本当にまいりました。

かつては箱根は地獄だった?
と言われる箱根山は神々の山というより
魔物が手を広げて、来る者を試すような、

越せるものなら越してみろ。

そんなことを感じるさせるような山でした。

この辺でiphoneのカメラが撮影不可になりました。

空きメモリがないって( ̄□ ̄;)!!


仕方ないので予備のデジカメを出したら

5枚くらい撮ったところで電池切れ( ̄□ ̄;)!!

なので、以後は写真があまりありませんが(T_T)
ぼちぼち続けます…