こんにちは。
いつもありがとうございます。
最近、機内に持ち込んで充電していたモバイルバッテリーから発火があり、機体火災に発展する事故がありました。
これを受けて、海外の航空会社は徐々に「モバイルバッテリーの機内使用禁止」の制限をかけ始めています。
日本の航空会社は現在、様子を見ているといった感じですが、もし国内でもモバイルバッテリーの事故が起こると禁止の方向に動くのではないかと見ています。
モバイルバッテリーにはリチウムイオン電池が使われていますよね。
粗悪なリチウムイオンバッテリーは、衝撃を与えるとすぐに異常に発熱、発火したり爆発したりと大変危険なものです。
しっかりしたメーカーのバッテリーでは対策も確実にされていますが、これだけネット販売で粗悪品が安価で売買される時代になると、もはや規制しきれないのが現状なのではないかと思います。
スマホやタブレットが無くてはならない時代になりました。
搭乗券もスマホで表示させないといけないとなると、ますますバッテリー残量は気になるものですよね。
充電設備のない機体もまだまだたくさんあります。そんな時に助かるのがモバイルバッテリーですよね。
どうか皆さん、粗悪なものや劣化したものを使わないようにしていただいて、機内火災に発展しないようにご協力ください。
ちなみに、リチウムイオンバッテリー火災においては「冷やす」ことが最も重要です。
消化器で火災を消したところで、熱くなったリチウムイオンバッテリーは再発火します。
バッテリーの温度を下げるために、多量の水中に沈めるなど「冷却」に重点を置いた作業が重要になります。
また、機内で「スマホやBluetoothイヤホンを座席の可動部に落とした場合」についても注意が必要です。
スマホやBluetoothイヤホンにもリチウムイオンバッテリーが使われています。
どれだけ高級なものでも、通常使用であり得ないほどの力が加わると破損してしまいますよね。バッテリーも同じです。
座席の可動部にそれらを落として、何とか自分で手元に戻そうと座席を動かすと、これまた最悪の場合発火してしまいます。
そんな場合は必ず客室乗務員に伝えて、対処してもらってください。
飛行機にとって火災は、最も避けなければならないトラブルのうちの一つです。
皆さんが安全に、楽しくフライトできるよう、それぞれのちょっとした知識や心がけが大事ではないかと思っています。
今日は、リチウムイオンバッテリーについてお話しました。
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