こんにちは。
いつもありがとうございます。
前回は「綺麗好きですか?」というテーマで、特に客室について書かせていただきました。
皆さん様々なご経験をお持ちで、さすが旅好きの方々だなぁと驚きました。
さて今日はその「コックピット編」です。
皆さんは旅客機のコックピット、キレイだと思いますか?それとも??
「コックピットが汚いわけないじゃん」と思われるでしょうか。
それとも、「お客様に見られないんだから、ある程度汚いのでは?」と思われるでしょうか。
普段見られない場所ですから、色々想像は膨らみますね。
他業種で言えばどんなところでしょうか、普段お客様に見せない、という意味ではショールーム裏側の事務所とか、動物園のバックヤードみたいな印象でしょうか。
では、正解を発表します。
私が数社経験してきた中、あくまで「経験」からですが。。。。
そんなにキレイだとは思いません笑
まず、客室のように清掃作業が入りません。
基本的にはパイロットや客室乗務員、整備士さんしか入れない空間です。(日本は)
とは言っても、ゴミがそこら中に落ちていたりはしません。
操縦時の妨げになるようなものはもちろん厳禁ですし、いわゆる「ゴミはゴミ箱へ」は当然行われています。
キレイじゃない、というのは、例えばご飯粒が落ちていたり、ホコリが溜まっていたりする、という程度の汚さです。
またパイロットがよく触るスイッチなどは手垢で汚れていたり、テーブル(装備されている機材)やカップホルダーがコーヒーで汚れている、ということはしょっちゅうです。
ディスプレイにホコリが多く、直射日光だと見辛い、というときも。
基本的に機材が古くなればなるほどその傾向が強く(当たり前ですが)、逆に導入したての新機材(新車)はとてもキレイで驚くほどです。
私は便間などで空き時間があれば、コックピットの中を掃除するのがちょっとした趣味みたいになっています笑
潔癖とかそういうわけではないのですが、長年溜まっていたホコリがなくなったり、ベタベタしていたレバーがサラッとしたり、ディスプレイが見やすくなったり、驚くほどの手垢が拭き取られるととても気持ちよく、達成感があります。
きっと飛行機も喜んでくれているだろう、という自己満足も笑
ということで、コックピットは意外と「キレイではない」事実、皆さんにとっては意外だったのではないでしょうか?
何度も言いますが、「キレイではない」というレベルは、決してゴミだらけというのではなく、意外とホコリが溜まっていたりする、という程度だと思ってくださいね。
今回は、知られざるコックピットの環境についてちょっとだけお話しました。
次回もまたコックピットのお話をしましょう。
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