国境もジャンルも越え音の架け橋を築くアルゼンチンのギタリストFernando Kabusacki | moreブログ

moreブログ

【more records】

「アルゼンチン音響派」の最重要人物で、ファナ・モリーナのサポート・ギターとして初来日も果たし、日本の様々なアーティストとの交流も深め、山本精一や勝井祐二をはじめ、大友良英、原田郁子、バッファロー・ドーター、UAらと積極的にコラボレーション、共演を行い日本でもその名を知らしめるギターマエストロ

Fernando Kabusacki (フェルナンド・カブサッキ)



アルゼンチン音響派と言われる同郷のアーティストのアレハンドロ・フラノフ、ファナ・モリーナ、モノ・フォンタナらとも頻繁に共演を重ね、お互いの作品に参加するなど精力的な彼の通算8枚目となる最新アルバム

「The Champion」



彼のアルバムは、ロード・ムーヴィー的だとよく言われます

今作では、実際に米国の古いロード・ムーヴィーからインスピレーションを受けたとのことで、彼のトレードマークとも言える美しいアンビエンスを根底に持ちながらも、まさに歌モノや雑踏やテレビ、ラジオ音声のコラージをふんだんに取り入れた様々なシーンが浮かぶ作品になってます。

アルバムのイントロから続く"世界初のパンク・ロック"と呼ばれる1972年のジョナサン・リッチマンの代表曲の「Roadrunner」のカバーからロッキンなギターを刻み、アルバム後半のエンニオ・モリコーネの「The mercenary」の郷愁を誘うレイドバックしたムードまで、緩急と起伏に富んだサウンドスケープで、楽しませてくれます。



全16曲で48分の彼にしてはコンパクトな作品ながら、高密度で聴き応えのある、めくるめくカブサッキ・ワールド!

ワールド・ミュージック・リスナー、アンビエント・ポストロック・リスナー、そしてロック・リスナーを取り込むスケールを持った作品ですので、ぜひ、ご一聴を!

Fernando Kabusacki「The Champion」はコチラ→http://morerecords.jp/?pid=84400878