時の変化か人の変化か | Moratoriumer´

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今日も波に揺られて海を漂う。

「カミングアウト」という言葉さえ

説明がいらなくなった。

そんな昨今な気がします。

恋愛話には基本的に自ら発言はしないけど

聞かれれば嘘のない程度に答えていく。

20代後半となると質問も今までと少し変わり

「結婚に焦りはあるの?」

と聞かれることもある。

「ないですねー。」

と答える。

「好きなタイプは?」

と聞かれると

この辺から相手との会話に

なんとなくズレというか

どこかで嘘をつきかねないので

最近はこの質問がくると

「実は恋愛対象女性なんです。」

と伝えるようになった。

カミングアウトを始めた当初は

毎回覚悟を決めて

丁寧に選んだ言葉を絞り出すように話していた。

話を聞いてくれて人もそれを感じてなのか

真摯に受け止めてくれ

「えまはえま」

と言葉を返してくれた。

それが自信と力となり

今の自分と人生となっています。

そんな時が過ぎ

メディアでもLGBTが取り上げることが増えました。

それゆえか

カミングアウトを受けた人の反応も

変わってきたような気がします。

恋愛話からの突然のカミングアウトを受け

ある人は

「あ、そうなんだー、知り合いにもいるよ。」

と言い

またある人は

「えぇっっっ!!」

と素直に驚き

私より若い人の中には

「言っちゃっていいんですか!?」

と言う人もいる。

話はそこで終わらないのが昨今で

「いつ気づいたの?」

と聞かれたり

「なので、結婚はしたくてもできないんですよ。」

と呟く私に

「いや、わかんないよー。」

と言ってくれたり

「で、どんな人が好きなんですか?」

と変わらぬ質問をされたり(笑)

自分が自分であるために

自分は何者かを話すことは

私が私であるために

私にとって大切なことなのです。

変わりゆくものと変わらぬもの。↓
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