苦手シリーズ | Moratoriumer´

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今日も波に揺られて海を漂う。

最近苦手なことによく出合う。

その1。

自分だけの楽しみのために人の時間を割くこと。

自分だけのためなら自分一人でいい。

みんながいるならみんなの楽しみの中に漂わせて欲しい。

傲慢かもしれないけど

ただその時間の中にそっといさせて欲しい。

自分の楽しみが人にとっても楽しいものとは限らない。

だからかなり気を遣ってしまう。

その2。

人を楽しませること。

気を遣ってみても結局その力がなければただの空回り。

力もないから自信もない。

傲慢かもしれないけど

突っ込みたくなるほど静かなうちを放置して楽しんで欲しい。

透明人間になりたいと思うときしばしば。

消えたいんじゃなく周りに気を遣わせたくないから。

その3。

元気に明るくテンションを上げて人の前に立つこと。

「本当はもっと元気でしょ?」

と言われることがあるが

正直本当がこんな感じなんだとうちは思う。

波を立てないように抑えていることも事実だけど

それも含めてうちはうちなわけで。

夜の海のイメージや雰囲気がうちは好きだから

うち自身そんな静けさと穏やかさを持っていたいと思う。

何が飛び込んできても

静かに受け止めてあげられるような。

突然に波が起こるんじゃないかって

そんな不安を与えないような。

でもそんなうちは

子どもたちの元気を奪っているような気がする。

こんなうちが

子どもたちを生き生きさせることなんてできるんだろうか。

一番したくないはずのうちなのに

子どもの良さを潰しているような気がする。

うちの元気のなさによって。

でもだからって

うちは器用に明るく元気を装うことができない。

無理してテンションをあげることもできない。

自分勝手な理由だけど

自分を嫌いになってしまうから。

つまりその4。

自分を臨機応変に対応させること。

これをすれば楽になれることもある。

でも対応させたいと思わずに無理してみれば

うちは自分を嫌いになる。

一歩踏み出すか踏み出すまいか

足がどこにも落ち着かないときのもどかしさ。

もどかしいのに石のように揺るがない自分の意志。

全ては自分の赴くままに。

そっと自分の心に耳を澄まそう。

そうやって済ましてしまう身勝手なうち。