答えが欲しけりゃくれてやる | Moratoriumer´

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今日も波に揺られて海を漂う。

自分の過去を忘れないようにしたい。

あのとき自分が考えていたことを

あのとき自分が感じていたことを。

今のうちに出会った人は驚くかもしれない。

笑わずしゃべらず孤独を求めた日々があったことを。

そんなうちを自分でも過去の話として扱ってしまう。

でも誰かに話すときや誰かの話を聞くとき

当時の感覚までも過去のものにしてしまったら

だめなような気がした。

今のうちからしたら

当時のうちの疑問に簡単に答えを与えられる。

「どう生きたらいい?」

「周りはどんな反応をする?」

「誰かを悲しませたりはしない?」

答えが欲しかった。

でも答えを与えられたくはなかった。

自分で出した答えが欲しかった。

だからもし今のうちが当時のうちに出会ったとしても

きっと答えを与えたりはしないだろう。

いつものように相手の話に耳を傾けて

ときには質問をして掘り下げて

相手の心が晴れる瞬間を待つ。

わかってるんだ。

誰かの答えが欲しいわけでも

解決策を教えて欲しいわけでもないことをね。

昨日

久々に自分の過去を振り返った。

少しだけ鈍感になっていた気がした。

不安や恐さやしんどさに。

他人の痛みを感じるには

まず自分の痛みを知っていなきゃな。