強さと引き換えに | Moratoriumer´

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今日も波に揺られて海を漂う。

自分を突き詰めて

夢を突き詰めて

極限まで追い込もうとしてきました。

そしたら自分以外の人にまで

「まだいけるよ」

「いやあなたはこんなもんじゃないよ」

っていうのを感じるようになりました。

そして自分だけじゃなく

相手の自己を導いたり本質を導こうとするようになった昨今。

うちは強さと引き換えに優しさを失っているのではないか

と不安になります。

自分は自分

その人はその人。

けど自分から見たその人も

その人から見た自分もあって

それがときに未知の自己へと招待してくれます。

本来あるその人の思いや感情や力

それを思いっきり引っ張ってみたいんです。

もっと魅力を引き出したいと

もっとその人らしく生きれるんじゃないかと

試みてしまいます。

例の教授はこんなことを言います。

『「支えたるから」

って言ってあげたらそいつは自分でやりよるんやんけ!』

確かにうちはそうでした。

だから現在悩みを抱えている友達に

「本当にしんどくなったらうちが支えたるって。

だからしんどいだろうけどもう少し頑張って。」

と言いました。

うちから見たらまだ本質まで辿り着いていなかったから。

感情に流されているように感じていたから。

でも今日一緒に歩いているときに

「あめ助けてー・・・。」

って横にいるその友達が力なく呟きました。

何も言わず笑顔だけ返したそのわけは

“ まだ ”という気持ちがうちにはあったからです。

でも

みんながその本質にまで辿り着けるわけじゃないし

辿り着かなきゃいけないわけでもないのかもしれない。

自分の生き方を押しつけていないか

自分と比べてるんじゃないか

自分が正しいと思ってんじゃないか

そんな疑問が浮かびました。

それに

「支える」って一体どうやって?

うちには正直抱きしめてあげることしかできないよ。