あ、それは付属品です | Moratoriumer´

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今日も波に揺られて海を漂う。

目を閉じて


自分の中の自分を探す。


そこにいたのは


男でも女でもない「自分」。


ってかもはや形もない。


そんな自分を見つけれたとき


右の口角を吊り上げて


誰と無く一人にやにやしてしまう(笑)


結局さ


結局うちは


なんでもいいわけさ。


それがうちだから。


ただ深く考えたいときに


あえて男と女っていう区別の仕方をして


あーでもないこーでもないってやるのが好き。


性別っていうのは


もちろん自分の大切な要素なんだけど


きっとそれって


顔が丸いとか


目が茶色いとか


声が高いとか


それと同じレベルだと思うんです。


生まれ持ったそれらは


普段は意識することは少ないけど


大切なことなんだよね。


でもそれが全てじゃない。


女であることが全てじゃない。


全ては「自分」にあるんじゃないかな。


形も


色も


音もないけど


確かにあるんだ。


可視化されているのは


付属品にすぎなくて


でもそれがあまりにも見え過ぎた。


本品はいくら目を開いたってきっと見えない。


だから時々うちは


静かに目を閉じてみるのです。