Moratoriumer´

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今日も波に揺られて海を漂う。

私が母にカミングアウトしたのは

成人を迎えた20歳のとき。

あれから15年の月日が経ちました。

昨日はお寺さん関係者の研修会で

講演&トークセッション。

トークセッションは

母をゲストに招いての

親子によるトークセッションを行いました。

カミングアウトする側とされる側。

あのときどう思ったのか。

今となって話せることもあり。

今聞くと感じるものもある。

15年かかったけど

今こうして笑いながら話せるのは

とっても幸せなことだな

と心から思います。

いっぱい涙も流したし

ときにはぶつかることもあったけど

諦めず

向き合い

話し合って

今があるのだな

とそう思います。

 

 

 

 

無駄なことは何ひとつなかった。↓

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ご無沙汰しております。

元気にしております。

いつの間にか前回の投稿から数か月が経っていました。

最近はというと

夏休みということもあり

教職員研修での講演をさせて頂いていました。

先生向けの講演では

いつも子どもたちの話をいっぱいします。

出会った子どもたちの声を届けたり

職場での子どもたちとのやりとりを話したり。

鮮度も大事にしているので

講演毎にちょっとずつ登場する人物も変わってきます。

8月の講演では

「むしがすき」な子の話を入れていました。

性別に関連しているものではありません。

でもなぜだか入れたくなる。

「なんでだろう・・・。

 

ま、とりあえず話したいのだから入れておこう。」

と結局当日もその子の話をしていました。

講演を終えて

振り返ってわかったのは

私はただこの子の“すき”を大事にしたかったんだな

と。

この夏

私はその子の虫の話や広げる図鑑

もってきたカブトムシやクワガタを見たり聞いたりしながら

楽しい時間を過ごしています。



カブトムシってかっこいいなー。↓

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本日は地元の農業高校で講演。

社会福祉協議会のLGBTQプログラム

『生き方講座』のゲストとして一緒に行かせて頂きました。

高校1・2年生に語る

私の人生の話。

「こんな人生もあるんだなー。」

「こんなんでも生きていけるんだなー。」

「こんな人もいるんだなー。」

って心が軽くなったらいいなー。

生き方講座ということもあって

そんなメッセージを送っていた。

55分間の講演を終えて

一人の先生が近寄ってきた。

「あの、えまの・・・」



「小学校のときの同級生です。」

あー!

覚えてるー!

まさか先生になっているとは知らず。

嬉しい再会だった。

「変わってない。」

はい。

私は大きくなっても変わらない(笑)

地元でこういう形で旧友との再会。

それを喜べる今。

それがどんなに幸せなことか。

それを私は実感し噛み締めている。



高校生が種から育てたお花をもらった!↑
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「今までだったら、

“あいつはLGBTQだから”と思ったかもしれないけど、

“あいつはあいつ” でいいと思いました。」

生徒からのお礼の言葉で出てきた一文。

今日は中学3年生に講演会。

“あなたはあなた”と私が伝えたのを

自分の言葉にして口にしてくれたのだと思います。

この生徒が使う「あいつ」は人を傷つけるものじゃない。

不器用な言葉の中に優しささえ感じました。

言葉一つで

人を傷つけることも

人を受け入れることもできる。

私は今日

この言葉の奥にあるものを感じて

とてもあったかい気持ちになりました。

 

なんだか人間らしくていい。↓
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正面玄関前

「こんにちは。」と挨拶をしてくれながら

子どもたちの跳ぶ大縄を回す先生。

「あ、こんにちはー。」とそそくさと職員室へ向かう私。

その後

校長室に現れたのは

さっきの先生だった!(笑)

本日は教育実習を一緒にした友達の学校へ

人権学習の講師として参上。

「あのとき、私、“都こんぶ” ぐらいペラペラでごめんやで。

今は“茎こんぶ” ぐらいの厚さになってん!(笑)

今さらだけど、自分にできることないかなって。

うちの学校に来てくれへん?」

教育実習の最終日に

担当のクラスでカミングアウトをした。

そのときに生徒たちと一緒に聞いてくれていたのが

今日呼んでくれた友である。

車を走らせ

学校についたのは昼休み。

にぎやかな校庭。

子どもたちの中に紛れて楽しそうな先生の姿。

そう

それがあの校長先生。

この学校から溢れる

温もりや幸せ。

その思い

その重み

しかと受け取りました。

子どもたちや先生たちから

学ぶことの多いこと!

改めて学校は

学びの場であることを実感しました。


校長室での談話も濃い。↓
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教員時代に出会い

今もなお教員をしている友達。

そんな友達の学校へ

LGBTQ学習の講師として参上!

事前学習では

「先生の友達やねん!」と私を紹介してくれ

「エマいつくるん?」と生徒は聞き

そんなこんなで迎えた今日は

「エマ―!」と初対面の生徒に呼んで頂けるという

幸せな日だった。

教員ではない私だから

伝えられることがある。

教員だった私だから

先生方とできることがある。

私が今

講師として学校に行く意義を改めて感じ

私のこれまでの道のりが

全てつながっていると感じる出来事だった。


そんな気づきを、ありがとう。↓
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毎年

「今年もお願いします!」

と電話をくれる三重の中学校の先生。

「喜んで!」

と毎年答える私。

そんな勢いで今日もその中学校の出会い学習に。

「なんで来てくれたんですか?」

という生徒の質問には

「先生が呼んでくれるんです。」

とありのままを答えた。

先生との出会いから始まったこの中学校での出会い学習。

気づけば4年目。

年数を重ねてようやく気づいた。

一期一会じゃない出会い学習もあるんだと。


出会いとご縁に感謝です。↓
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小2女子。

レゴブロックを持ち出し

「えまの豪邸を作ってあげる!」

と言われたので

「できたら見せてね。」

と答えた。

しばらくしてから呼ばれたので行ってみると

突然(大体いつも突然)

「えまって男みたいなの、なぁぜなぁぜ?」

と言われたので

「なぜだと思う?」

と聞いてみた。

「すきなもの(服)、きてるから!」

と。

「そうだよ!好きなもの着てる。」

と答えた。

“男っぽい服”とかではなく

 

“好きな服”を着ている

 

というのがまさにその通りで

 

思わず笑顔で頷いた。

 

その後

 

出来上がったレゴの豪邸を

 

解説付きで紹介してもらった。

 

えまの家。

 

その一部屋にもう一人いたので

 

「これは誰?」

 

と聞くと

 

「彼女。」

 

とのこと。

 

なんの違和感もなく自然に答えたその答えに

 

なんかすげーなーって思った。



児童館での日々は、こんな感じ。↓
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今日は中学校の生徒会が企画した

「LGBTQ+を学ぶ会」で講演会。

生徒会担当の先生から電話があり

生徒からも電話があり

「喜んでお引き受けします!」

と返答してから数か月。

講演当日には

生徒会がレインボー缶バッジを作成していた。

「いいですねー!」

ともらってすぐに胸につけて講演をした(笑)

講演を終えたあと

控え室まで生徒会の生徒が案内してくれたので

「生徒会、なんでやろうと思ったの?」

と話をしながら一緒に歩いた。

「自分にもできることがあるんじゃないかと思って。2期目です。」

「へー!ちなみにどのポジションしてるの?」

「生徒会の会長です。」

「えー!!かっこいいなぁ!!」

控え目な口調や姿勢。

静かな中に熱いものを感じて

思わずそう言ってしまった。

会長だからかっこいいんじゃない。

自分にできることをってひたむきにしているあなたがかっこよかったんだ。

伝わったかな。


学校が、先生が、生徒が、動き始めている。↓
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「次の休み、何するの?」

「高校生に向けて、性別とかについて話してくるよー。実はそういうのやってるの。」

えまが学校とかで性別について話をしていることを知った

小3女子。

本日の児童館の事務所にての会話。


「えま、男になりたいの?」

と唐突の質問。

「いや、そうではないよー。好きな服着て、好きな髪型して、こんな感じ。」

と身振り手振りで伝えてみる。

「生まれ変わったら、男と女どっちがいい?」

どうやら男になりたいと思っている様子。

「そのままでいいかな。」

しばしの間・・・のあとに次の質問。

「えまって結婚してるの?」

「してないよー。」

「あー、男っぽいから男にもてないもんね。」

「うーん。まーでも、男性だけとは限らんよー。」

「???」

「今の時代、女性同士もあるよ。」

「そうなの?」

「うん。」

このやりとりを終始聞いていた職員も頷く。

「初めて知った。」

という小3女子はただただ新鮮に驚いていた。


子どもたちは柔軟だなー、と思う。↓
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