「~コム」という言い方をすると、
いまの若い人は (注:わたしも十分に若いけど)
ネットの U R L(….c o m )とか、
「価格ドットコム」なんかを想像するかも。
少 し 年 が 上 に な る と 、
持ち込む、入れ込む、立て込む、
あてこむ、いきおいこむ、
植 え 込 む 、
連 れ 込 む 、
もっと…年配になると
老(お)い込む (あるいは「老け込む」)
埋(い)け込む
…というふうに「~こむ」シリーズがいろいろ出て来そう…。
コトバというのは、とっても大事。コトバに愚鈍(ぐどん)な人をわたしはコノミません…。一緒に
生活することなど…想像フカノウ。写真左「近くに子どもがいます」…?すごい脅し文句、はじめから
「受動喫煙防止のため」でよいのに。そういう高等テクを…土木部のみなさんが考えた…?
右の看板は、ニーチェもびっくり 余りに 字 余 り 的 な (笑)。
植え込む の名詞形が 植 え 込 み 。
持ち込む も 持 ち 込 み と名詞になりますが、
名詞にしにくいものもあるようす。
そこもまた 面白いですが、きょうは先に進みます。笑
どうして きょうは「~こむ」に着目したかと言うと、
「連れ込み」って、辞書には何と書いてあるかと思って 調べてみたら、
た い へ ん な こ と が わ か っ た か ら で す 。
広辞苑 には
「(愛人などを)同伴して入り込むこと」 と、
かなりリアルに「新明解」みたいなことが書いてある(笑)、
ついでに 明鏡国語辞典 には
「人を連れてある場所に入り込む。
例:路地裏に連れ込んでおどす」
そ し て 注 意 書 き と し て
「特に、情事の相手を連れてホテルなどに入り込む意でも使う。〔名〕連れ込み」
と 説 明 さ れ て い る の で す 。
う~~~ん … と言うことは…広辞苑的には…
…ふつうは「公園管理事務所」でしょ?あとは「○○区役所公園管理課」とかね…
( 2020年4月21日、都内にて )
犬って「愛人」とか「情婦」とかと 同じ扱いってことかなのか…。
↑ 知 ら な か っ た … 。
あと…「連れ込む」さきの場所って、
やっぱり 人目につかない、隠れた場所でないといけませんよね…。
例:路地裏に連れ込んでおどす
例えば、「愛人をハチ公広場に連れ込む」と作文で書いたら…、
小学校の先生からは、
「『愛人』の使い方はそれでいいです、小学生とは思えない、的確な理解です。但し、『ハチ公広場』はおかしいので、『愛人をホテルに連れ込む』ぐらいにするといいでしょう。そうそう…世の中には、それ専用の“連れ込み”旅館というものがあるのですよ…、まだみなさんは行ってはいけませんけど、おとうさんやおかあさんに聞いてみると教えてくれるはずです」
って 赤で直してもらえるはずです。
そう考えると、公園入り口に、公共の〈告知〉として…
「犬 の つ れ こ み 禁 止 」って、
すご過ぎますよね~~~。
( お し ま い )
え…? 詩乃ちゃん、きょうはそれだけ…ですって?
それだけじゃまずいですか…?
いえ…、いちおう きょうはこれで終わりなんですけど、
そういうふうに、身のまわりで「気になる表現」てありますよね…。
たとえば、産経新聞は、しきりに「天皇」と呼び捨てにしてはダメ、
ちゃんと「天皇陛下」って敬称をつけなさい…みたいなことを言うのですが、
わたしは、全然 そんなこと思わない。
それについては
昨年11月4日ブログで書いたことなので( ⇒ コチラ )くりかえしません。
いまは、天皇は、単なる象徴なのです。
「式典でハト(「平和」の象徴)を放つ」と 表現するのと同じく
「式典で天皇(「日本国」の象徴)が式辞を述べる」で、
ど こ か お か し い と こ ろ は あ り ま す か ?
「式典で天皇陛下が式辞を述べる」と言わなければいけないとしたら、
「式典でハト様を大空に解放して差し上げる」…みたいに言わないと
いけないのではないでしょうか。
まぁ、それは、もう済んだことだから いいのですが… ←わたしの中では…笑
やっぱりね…、最近 とても引っかかるのが
「国民の理解が得られない」という言い方。
「国民」という 呼 び 捨 て 、これって とっても非礼だと思う…。
上から目線だし、かつての奴隷制下のアメリカで、ご主人さまが奴隷に対して
「奴隷に、夏期休暇を与える」みたいな…。
これは…わたしが言い出しっぺではなくて、
菊次郎さんが書いていたことなのですが ←おおもとはね…
「国民」という言い方は、ゼッタイに 失礼ですよ。
まぁ…言うとすれば、「国民のみなさま」が最低のマナーだし、
個人的には「主権者のみなさま」と言ってほしいところです…。
「国民の理解が得られない」
「日本人の理解が得られない」
「大衆の理解が得られない」
「主権者の理解が得られない」
「主権者のみなさまからご理解が得られない」
いえ…、小さいことかもしれないけど…、伊藤真さんが、日本人の〈お役所〉という言い方に〈お上意識〉を読み取るように、わたしは…政治家などが口にする「国民の理解が得られない」という言い方に、かれらの不遜な、人を見下した態度をひしひしと感じるのです。
あ…、気がついたら、何となく ふだんの詩乃ちゃんらしくなったかな…、
これでいいの…?
う~ん わたし的には、
今日は「犬のつれこみ」で終わりたかったんだけど…まぁいっか…(笑)。
〔 参 考 〕
下の2つのレポート、若い女の子が書いているのですが…
ふふふ…感性がスバラシイ。どちらの取材記事も、とてもおもしろいです。
◆ 日本語あれこれ( 2020年2月18日ブログ )
◆ 敬 語 3 題 ( 2020年9月7日ブログ )