やんぬるかな -329ページ目

ブログを捨てよ、街へ出よう

 携帯で書けば、外からでも、という無粋なつっこみはなしで


 ブログを書こうという人は、ある程度必要に迫られて始める人も少なくないのだろうか(なんとなく)

 新たな人間関係の構築、表現欲の発露、小銭を稼ぐため、社長だから

 

 しかし、ブログに興味のない生き方、というのもある

 どんなにブログはいい、と言っても耳を貸してはくれない人は多い

 確かに、必死こいてエントリ考えるより、他の何を差し置いて好きなブログの過去ログを読みふけるより、人生には重大事が山積している

 ブログの代替物なんていくらでも存在する


 と書きつつ、ブログを書くのも読むのもやめない宣言

たられば定食

 あれや、これやが増えすぎて

 どれも満足いかなくて


 あれや、これやが増えたから

 どこかにあると探す日々


 悩みは増え、思考停止

 答えはすぐそこにあるのに

>何ツーかユーめーブロガーニナッテシマウトヘンナコメガオオクナルナ

 ブログが、他のブログを語りだしてしまうから、変なことが起こる

 無難に音楽とか語ってれば良かったのか


 初めから、リンクなどしなければよかったのかもしれない

 コメントなんか書かなければよかったのかもしれない(hankakueisuuって、はてな好きだなぁ、と微笑ましくなって、書き込んだだけなのに)



 功名心も、全く無かったといえば嘘になるが、ここには本当に書きたいことを書いていたい

 

 気持ち悪いかもしれないが、「真性引き篭もり」を読んでから、一時期は「よろしくやりたい」と心の中で呟いていたし、アフィリエイトには拒否反応を起こすようになったし、文章を書くときに文字の階段が偶然できていたらほくそ笑むようになったし


 他にも色々ブログを読んでいるが、更新が一番待ち遠しいし

 しかし、ブログが、他のブログを語りだしてしまうから、変なことが起こる

 

 止めないけど

美人局

 もし好きな子が美人局なら、その子にお金をあげられるならと思って騙されたふりをする


 結婚詐欺で、彼女の一歩上を行く男がいても、羨ましいとは思わずに、それは正しい道じゃないんだから、と思うことにする


 彼女を判断するには、第三者で居続けることだ

WiMAXをウィマックスと読んでいた男

 もう二度と、止まない雨を眺めている

 ひどく、スローモーション


 隣に、老人が、何か独り言を言いながら座る

 陰鬱さに、少し吐き気がしてきた


 暇つぶしに、老人に話しかける

 その顔は、一見穏やかそうに見えた


 自分を決して正義だとは思ってないこと

 不幸が少なからず自分のせいであること

 逃げ出そうにも、以前逃げ出したが、何も変わらなかったためにここで何とか踏ん張らなければいけない、と思っていること

 

 もう二度と会わないであろう、という気楽さ


 まあ、そう悲観的になりなさんな

 振り返るのは、いつか倒れるときでいいじゃないか


 雨が、もう二度と止まないなら、雨、っていう言葉はいつか消えてしまうのだろうか

 

 


 

聞か笊

 其処から眺める風景は、まるで他人事のようだった

 何か、データの異常が出たとしても、それは数値が動いただけである

 アラームは、鳴り響かない

 ただ別の、内なる響きが支配している


 揺れる水面は、注視していなければ、必定、失礼に当たるのだろうが、敬意の吝嗇から、その気は起きそうもない


 沸き立つ蒸気

 全ては自分のせい



baby blue

 全裸のまま、屹立する木々

 もう、自らの呼び名も忘れてしまったのだろう


 そうでもしなければ生き残ることが許されない

 思考停止に陥った自然主義

changing lanes

 Lex's folly を知ったのは、パソコンを買い、ネットにはまり始めた頃に、こじゃれた壁紙を探すのに、Googleのイメージ検索で、適当に単語を入れて探していて、「clothes」と入力したらこの写真 がヒットしたのが始まりだった

 

 尾張

お似合いの不幸

 珍しく、あの子の方から声をかけてくる

 何か、感情が起こるものかな、と思ったのだけど、相変わらず笑顔が可愛いな、と思うくらい

 

 ぽっかりと穴が開いている

 其処を埋めていた感情を、何と呼んでいたのだろうか

銀河系(人気は)最強軍団

 政治家なんて、選挙に打って出なくても名乗ったその日から政治家だ、と思い街頭演説を実行する

 綱領、語りたいことはいくらでもある

 

 場所は駅前、なんてことはなく、人通りも疎らなシャッター通り

 自ら作ったお立ち台に立ち、話し始めるが、思ったように言葉を選べない

 疎らとは言え、それでも通行人が物珍しそうに立ち止まっていく

 焦れば焦るほど、語りたかったことを思い出せなくなる

 

 適当なところで切り上げよう、と思い何とか挨拶だけすると、温かい拍手が起こる

 少しだけ枯れた喉が誇らしかった