読めない本 | ももりんのヨーロッパ好きな物日記

ももりんのヨーロッパ好きな物日記

身の回りの好きな物を
見て見てー感覚でご紹介。

今日も雨。
毎日毎日空も家の中も暗くて嫌になります。

一昨日の日曜日、午前中は雨が降っていなかったので
久しぶりに家族のお墓参りに行きました。
丘の上の森の中、墓地として整地してあるので
普段はとても歩き易いのだけれど
この頃の長雨で敷いてある木のチップが水を含んでしまって
珍しくちょっと歩きにくかった。
真夏に裸足で歩く砂浜の様な感覚だったよ。

その後、月の初めの日曜日に立つ、
郊外のアンティークマーケットに行きました。
以前その市は郊外のショッピンウモールの中だったのに
今回からちょっと離れた倉庫街の中。
会場が変わったのを知らなかったので
「お金が必要になったら近くの銀行にいけばいいや」と
あんまり現金を持っていなかった私は
倉庫街の中ではとりあえず「見てるだけ~」。

それでも表紙がリスの本を見つけて手に取ってみたら
中のイラストが欲しくて買ってしまいました。


ももりんのヨーロッパ、好きな物日記-表紙
1938年、ウィーンで出版
昔の字を使っているので表題のリスの名前がまず読めなかった。

ももりんのヨーロッパ、好きな物日記-イラスト
中に2枚だけフルカラーのイラストページがあって
この絵が気になっちゃったの。
かわいいでしょ。


ももりんのヨーロッパ、好きな物日記-あり得ない絵
そして何よりこの、ありえない挿絵が欲しくて!
リスが物を上に持ち上げて人に向かって投げてる!
ハイニーにもやってほしい!

ところがですね、このあり得ない絵の下の方の本文で
解っていただけるかもしれないけど
本の中身全部、「花文字」と言われる旧活字体なのですよ。
普段は全く目にする事がない代物。
私はドイツの大学を卒業する時に試験に必要な文献で、
どうしても古い物しか無くてそれを読んだ事があって、
それから20年以上読んでないけど
あの頃より今の方がドイツ語だって上達してるし、
「どうにか読める」と思って買ったのよ。

「読めない本を買ってどうするんだ?」と
軽く同居人の非難を浴びていたのでそれを覆そうと思って
「読めるよ!」と彼の前で音読し始めたんだけど、すぐに
「アルファベット習いたての子供みたいで、
『おやすみ』の前に物語を読んであげなくちゃいけない感じ」
という情けない評価(!)をいただきました。

あのね~、難しいのよ、慣れるまでは!
自分だってきっとすらすらは読めないでしょうに!

もしかしたらドイツ語堪能な方が挑戦したいかもしれないので
もうちょっと本文載せてみるね。
読んでも何の知識にもならないお子様用の物語だけどね。

ももりんのヨーロッパ、好きな物日記-花文字
小文字のbにみえるのが本当はdで、fにみえるのがsで
十字架もようみたいに見えるのがkだったりchだったりします。


ペタしてね


ドイツに来て2年足らずでこれに挑戦した過去の自分、えらい!
しかしこの本、私読むのかな~。。
この前買った「ハイジ」もまだ読んでないのよ~。
まず順番としてハイジから読みましょうか。
ハイジの方が長いけど普通の活字体だからね。