この所私がお店のために集めている物が二つあって
一つは以前にブログにも載せたようにテディで
もう一つはプチポワンのバッグなの。
プチポワンは18世紀のオーストリア、
ウィーンで発案された手芸の技法で
絹の生地の上に細い絹糸で刺繍をしていくの。
それがね!
もう信じられないような細かさなの!!
これが全体図だけれどバッグ自体の大きさは
17cmx21cmくらい。
そして絵の部分を拡大してみると。。。
ほら、小学校の時に習ったクロスステッチの片側だけのような
針目で全面に刺繍してあるの。
横の1cmの中に15目、高さの1cmの中にも15目。
1㎠の中に225目の刺繍がされているのよ!!
その上この緻密な絵。
人間の力ってすごいね!!
このバッグで私の一番のお気に入りの所は絵の外の枠。
4隅と上の真ん中に天使がいます。
拡大するとこの女性達の目が大きくて怖いけど
実際にはあくまで1~2mmだからね!
このバッグは譲ってくれた方のおばあさまが
1890年代におじいさまと婚約をした時に
おじいさまからプレゼントされた物なので
生涯大切にしていらした物だそうで
120年近く経っていてもすごくいい状態でした。
時にはそういうお話もアンティークには付随してて素敵。