7月14日後編
羅臼市街地に入ったら、まずはキャンプ場に滞在していた頃によく使っていた裏通りを通ってみるも、記憶がほとんどすっ飛んでいて、懐かしさを感じる店などなかった。
まあ、一応気が済んだので、次は行き止まりの相泊まで行ってみることにする。確かこの道はトンネルなんかなかったと記憶していたけど、三つもトンネルができていた。
相泊までの道で他に変わったなと感じたことは、ずいぶんと観光関連の施設が増えたということ。たぶん知床が世界遺産になってからなんだろうけど、行き止まりにあった、美味いトド肉が食べられる熊の穴も、観光ガイド施設に変わっていた。
羅臼の「まるみ食堂」。 店構えが気に入ったのでここで昼食。せっかく海にいるのに頼んだものはカツカレー。実は昼食に生魚は苦手である。理由は酒を飲みたくなってしまうことで、酒抜きで生魚を食べる切なさは、誰にも分らないだろうな。
国後
美しき廃墟、標津ニコライ亭
標津に入ったら、野付半島はもうすぐ目と鼻の先。行って帰るだけならそう時間はかからないだろうけど、それじゃあ行ってもしょうがないので今回は見送ることにして、今日の宿泊予定地である阿寒湖を目指した。
途中、弟子屈でキャンプも考えたけど、先月に来たばかりだったし、明日は早めに帰りたい気持ちもあったので予定は変えなかったけど、あとから思えば、やっぱり弟子屈で泊るべきだったな。
阿寒湖畔キャンプ場に到着。テント設営場所は、迷いなく駐車場前に決めた。キャンプ自体に重きを置いていた頃は、こんな場所にテントを張るなんて考えられなかったけど、キャンプ場は宿泊地と割り切れば、便利な場所が断然良い。
キャンプ料金はいつの間にか値上がりしていて、なんと一泊千円!とても千円のキャンプ場設備ではないけど、今更弟子屈まで戻ることもできないので仕方ない。やっぱり直感通り弟子屈で泊るべきだったなあ。
旅の中継点、林道ツーリングの拠点として、多大な役割を担ってきたキャンプ場だけど、これから先、使うかどうかわからなくなってきた。
テントを張り終えたら食料の買い出しと風呂。「まりも湯」がなくなってしまったので、どこにしようかと探したら、バスターミナルで温泉に入れるらしいので行ってみることにした。
宿泊施設もある
かけ流しだけど、無臭透明で、あまり温泉感はなし。
風呂上りはバスターミナルに併設されているコンビニで食材と酒を買うのだけど、昼飯のカツカレーのボリュームがありすぎて、夕方になっても全然腹が減ってなく、晩飯用に買った食材はたったこれだけ。
誰も入ってなかったから、基本的に足湯は苦手だったけど入ってみたら、これが実に気持ちええ!思い切りくつろいでしまった。
う~ん、足湯というのも、なかなか良いもんだね。
斜里を出発するときにログを起動させるのを忘れていた。
走行距離は不明。