今週の日曜に、初めて旭川の高砂温泉に行ってきた。以前からその浴場施設のことは知っていたが、温泉とは名ばかりで沸かし湯なので、今まで行く気にならなかったのだ。
突然行く気になったのは、カミサンが「温泉に行こう」と言い出したので、わたしは地元の温泉のつもりになったのだが、カミサンはどうやらそこは飽きてきたらしく、1時間程度で行ける温泉はないかと聞いてきたので、いくつか候補をあげたのだがイマイチ乗り気ではなく、それで冗談で高砂温泉ではどうかと言ってみたらすっかりその気になってしまったというわけである。
行く前に一応ネットで調べてみたのだが、これがなんと、わたしの大好きなB級の雰囲気がぷんぷんしているのである!これでわたしは俄然やる気が出てしまったのである。
いつもは素通りしているT字路を今回初めて曲がると高砂温泉はあった。駐車場には廃船が置いてあり、それも看板として機能している。
そして館内に入ると、予想していた通りさまざまな怪しい木彫りの置物が出迎えてくれた。真の温泉好きには悪趣味と言われるものだが、わたしとしてはこういうものは大好きなのだ。売店で売っているものも温泉とは無縁の異質な置物ばかりで、わたしは異空間に飛び込んだ気になり大いに興奮した。
そして浴室なのだが、ここはまさにパラダイスだった。
浴槽は7つあり、そのどれもがライトアップされた赤や青の薬湯となっているうえに、ミロのビーナスや観音様や弁天様などがめちゃくちゃに鎮座し、浴槽の中央にそびえ立つタイル張りの灯台は、赤色灯を回転させていた。そして露天風呂に向かうべく、タイル張りの狭い階段を上がり、なぜかかがまないと通れないほど低い入り口をくぐると露天風呂に出た。
露天風呂はどぎつい緑の入浴剤が入った丸い浴槽がふたつと、赤茶色の四角い浴槽があった。
上を見上げると、鉄骨に人造植物が絡てありB級ムード満点だ!
結局浴室を徘徊し続けたわたしは家族を30分以上待たせることとなったのだが、このときわたしが思ったのは[泉質にこだわるな!湯に遊べ!」である。
実に楽しいところだった。ここは現代に存在する異空間である。
今回はたかをくくってカメラを持っていかなかったが、次回は可能な限り館内の撮影を試みたいところだ。
↑一応載せてみたが、実際の雰囲気はもっと素晴らしい。