mooonlitknight

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今2026年3月なのですが、書きかけで放置した文を

書いた日付のまま出します

人目に触れなそうですがまあいいでしょう

偏執的で長いですがおつきあいください

 

この後一応2つのToccataは弾けるようになりましたが、

一時はシューマンのように手を壊して鍼治療に挑戦するなど

(手を壊したのはサン=サーンスの曲でですが)

受難のおかげで少し譜読み力が上がりました(当社比

が、譜読みが早いと時間をあまりかけないので

ゲシュタルト崩壊しがち

 

ちなみにどちらも耳だけに頼るにはだいぶ厳しい素人泣かせでしたが

サン=サーンスはフォーレの厳しい教師で2人の書簡集も出ています

天才肌で大胆なフォーレにキビキビ細かく突っ込んでいますが

それでもフォーレが超大好きなサン=サーンスが微笑ましいです

すでに絶版ですが図書館で読めると思います (もしお好きなら必読)

 

   *

 

サン=サーンスのToccataの練習記を書くと書いたのに

そこそこ弾けるまで3ヶ月かかってしまいました

思った以上に難しいです

まだ半分くらいのスピードだし完全ではない

本当に牛歩のあゆみ

 

サン=サーンスの譜は物凄く細かくて

さらっと弾けそうに見えるのに

似たフレーズが「ここまで変えて意味あるのか」と思うほど

ほぼ全部変えてあって習得に時間がかかります

漢字検定のやみくもな細かさに近いです

 

その変化に期待する効果はわかるけど

正直、そこまでの効果が出ているのか微妙で

非常に覚えにくいのです

神童サン=サーンスめ、と日々戦っています

フォーレとの書簡で見たサン=サーンスの手厳しさを思い出しながら

半泣きで進みます

 

苦戦のおかげか新しい曲がすんなり入るようになる

というおまけがついてきました

元が遅すぎたのですが、もっと早く身につけたかった‥

 

 

サン=サーンス Toccata

Jeanne-Marie Darre

サン=サーンスの弟子のDarre様 (4:04)

 

Monique De La Bruchollerie

超速で怪物すぎます(3:05)

 

なのですが

この方51歳で事故に遭いピアノを弾けなくなってしまったそうです

もったいない 泣

 

 

時間はかかったのですが

1曲だけだと行き詰まった時に困るので別の曲を追加

でも調べてみると2曲以上並行した方が上達が早いようです

サン=サーンスと比較すれば

比較的覚えやすかったシューマンのToccataが

サン=サーンスをあっという間に抜いていきました・・

サン=サーンス手強すぎます

 

シューマンのToccata

Frank Dupree

手元が見られる動画 (5:20)(2015?)

Juan Perez Floristan

Floristan (5:05)(2015)

 

Richter

リヒテル様 (6:30)(1959)

 

Gilels

ギレリス速すぎるー! (4:43)(1935)

 

ギレリスは渡米した時絶賛され

”リヒテルの演奏を待ってください”

と言ったという大変謙虚なエピソードが

リヒテル信者には有名ですが

ギレリスも超絶でした

 

 

 

リヒテルが速いと思っていたのですが

ほかの人速すぎ

 

作品7と初期の曲から、さすがの輝きです

天才は最初から天才

ただこの曲は前年に書かれた習作があり

原典盤の楽譜におまけでついてくるのですが

習作あっての磨かれた曲だと感じます

 

 

 

と、難曲と言われる2曲の組み合わせに

サン=サーンスのうまく弾けない箇所を

取り出して繰り返し練習していたら

ぴき

 

ん。なんか痛い。

オクターブ&薬指の連続練習はハードだったようで

過信しすぎていました・・

 

それでも一応弾けるので少し緩めの練習に変えて

さらに手を傷めることに

初めて鍼治療を受け、スッと軽くなりました

 

シューマンがピアノ曲を書いていた初期の時代に

練習しすぎで手を傷めてピアニストを断念した

という話を見かけて青ざめる私・・

しばらく左手だけ練習することにしました

 


筋トレにハマった人みたいになっていますが

弾けなくなったら困るので、スマホ操作は左手

おはしも左で持てるようになりました

まさかこんな日が来るとは 笑

 

ピアノ腱鞘炎はなる人の絶対数が少なめなのか

ネットに治し方が見当たらなくて不便ですが

音大生などは何か注意があるのでしょうか

(現在先生についていないので謎です)

 

 

ちなみにシューマンの手の話については、

シューマンの病状に対する後世の憶測から

梅毒治療で使用された水銀中毒する説も

流布しているようですが

妻クララは8人の子供がいながら演奏活動に

欧州中を生涯飛び回っていたので

個人的にはのではないかと思っています

 

 

しかもクララはシューマンの死後に

手紙を捨ててしまったとのことで

色々と謎が深まっているようです

タイムマシンができたらこっそり回収に行きたいです 笑

(公表したくない理由がわかって

闇に葬りそうな予感しかしませんが)

 

 

最後にシューマンのToccataの古い録音

(リヒテルやギレリスも相当古いですが)

古い録音でその時代を想像するのが好きです

 

Josef Lhevinne

(5:32)(年代不明)

ゆったり軽く、速いです

 

同じJosef Lhevinneのシューマン全曲集(1911)

どの曲も優雅で昔を覗いたような空気がとても好き

と思ったら19世紀の人で、さらに古さが違いました

リヒテルは大正生まれですが、Josefは余裕で明治

そしてユダヤ系ロシア人て最強ピアニストな感じです

すごく優雅なので寝落ち音楽にもよさそうです

この人以外の演奏だと楽しすぎて起きてしまう

 

すごく大人な演奏というか

他のピアニストとかなり違う感じがします

 

Raymond Lewenthal

アメリカのピアニスト 1955 (5:17) 安定していて好き

 

Wilhelm Kempff

1920年代? (4:34) 超有名な方

 

いつもに増してブログが長いですが

こんな素敵な演奏を今も聴けるなんて

ネット時代のおかげです

 

 

どの作曲家もですが

シューマンとクララの演奏をきいてみたいです

 

そしてピアニストたちの演奏を聴いた時の

作曲者の反応を何より知りたいですね

 

 

 

こんばんは
 

リヒテルの比較的状態のよい

ウイーンの謝肉祭の道化の演奏動画を見つけました

 

 

Moscow, Great Hall of Tchaikovsky Conservatory , 11 October 1976

モスクワのチャイコフスキー コンサートホール

ガイドブックなどで見る有名な劇場にはなかった気がします

記事の写真はリヒテルの動画以降改装されたのでしょう

ロシアも相当豊かになり日々激しく変化しているのでしょう

オレンジ革命以前のウクライナに行ったことがありますが

その後だいぶ変わってしまったと聞きます

当時は今から見ると中世のようでした

その優雅な空気を味わいたくて旧ソ連や東欧を旅していた

 

 

 

 

 

 

同演奏(おそらく)のナレーション入りもあり

ロシア語の ”シューマナ、ヴィエンスキー カルナヴァール”

という曲紹介が、ロシア語がわからない者には

Wien -> Vienna -> Viensky なのか、となかなか興味深いです

 

 

クラシックは積み重ねられた演奏が沢山あるので

執拗に同じ曲を追いがちです

 

 

次は最近よく取り上げる

サン=サーンスのピアノ協奏曲の

作曲者編の練習曲 作品111

の練習苦戦記の予定です

 

4/23に書いたコンサートの感想

 

サン・サーンスのピアノ協奏曲

(第3楽章のみ Bertrand Chamayou ベルトラン シャマユの演奏

フランスの40代のピアニストで

凄いと思ったら賞獲りまくりの奏者のようです

気になる!)

 

 

 

 

こちらのコンサートで演奏されるようなので

チケットを取ってから予習しつつ

あれこれ心配を書いたのですが、

 

 

めっっっちゃよかったです!

 

 

ほんとに杞憂でした

一番の驚きは、2022年から3年間

NHK交響楽団の常任指揮者になった

ファビオ・ルイージ氏の指揮と

指揮に完璧に応えるN響のみなさん

 

楽団から全身で音を引き出すような

なめらかで流れるような素晴らしい表現力

NHKが呼んだ人がすごすぎて

うれしすぎる驚きでした♪

 

TVカメラが入っていたので

放送もあるのかもしれません

 

 

前半は、パスカル・ロジェのピアノで

サンサーンスのピアノ協奏曲第5番

繊細で丁寧なピアノと、

バランスに完璧に気を配られた管弦楽

ERATOのドビュッシーやフォーレの全曲集が有名です

 

中間にアンコールがあり、

ピアノ独奏でサティのジムノペティ第1番

 

後半はフランクの交響曲第3番

予習していた印象と違い

ルイージ氏の入念な音作りで

別の曲のように素敵な仕上がりに

 

作曲者のフランクは、元々オルガン奏者で

(フランスの作曲家に結構多い)

オルガン曲の名手の印象が強いですが

今回のルイージの指揮での管楽器は

パイプオルガンの音色に近い音作り

オーケストラでこんなことが可能なのかと

圧倒されました

 

弦楽器は決して洪水にならず、

薄衣のヴェールをまとったような繊細さ

 

フランクへの愛と渾身の解釈

オルガン曲を再現したかのようなバランスで

こんな方法で演奏する人は見たことがない気がします

 

本当に素敵なコンサートでした

 

ルイージの指揮のコンサートは5/24,25にもあり

ベートーヴェンの田園なので行こうとしたら

チケット完売 (2日前だし💧

他の日も探そう…

 

 

秋にコンセルトヘボウと日本で共演があるようです

気になりすぎるのですが

チケットが高価で迷ってます

でも絶対よいに決まってる…どうしよ

(Andris Nelsonsのボストン響と同じ値段)

観るなら前の席で見たいし💧💧

 

 

 

 

以前も書いたと思いますが、

2010年以降くらいからクラシック界も

大きく変わっているのを感じます

 

Youtubeの普及の影響で数多く、

より俯瞰的に見られるようになったのでしょう

奏者も聴き手も貪欲に道を追求しやすく

表現がより豊かに鮮やかになっている

進化を続けていて目が離せません

 

 

 

 

どんどん話がそれていくのですが、

 

パスカル・ロジェのフォーレの子守唄

短いけどかわいい曲です

 

バイオリン+ピアノ

 

フルート+ピアノ (ライブで音が割れ気味)


 

 

ELARDのパスカル・ロジェのピアノ全曲集があって

フォーレにどハマりした時期にずっと聴いてました

フランスの曲なのにイタリア郊外の宮殿の噴水が似合う感じがします