mooonlitknight

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こんばんは
 

リヒテルの比較的状態のよい

ウイーンの謝肉祭の道化の演奏動画を見つけました

 

 

Moscow, Great Hall of Tchaikovsky Conservatory , 11 October 1976

モスクワのチャイコフスキー コンサートホール

ガイドブックなどで見る有名な劇場にはなかった気がします

記事の写真はリヒテルの動画以降改装されたのでしょう

ロシアも相当豊かになり日々激しく変化しているのでしょう

オレンジ革命以前のウクライナに行ったことがありますが

今とだいぶ違って今から見ると中世のようでした

その感じを味わいたくて旧ソ連や東欧にも旅していましたが

ここまで激変するとは

 

 

 

録音状態もよいクラウディオ・アラウの演奏は鉄板で

元が家庭用ビデオなのか状態がやや厳しいですが

リヒテルのドイツxウクライナの

研ぎ澄まされた輝きは伝わってきます

 

TV放送されたもののようでナレーション入りもありました

ロシア語の ”シューマナ、ヴィエンスキー カルナヴァール”

という曲紹介が露語が片言しかわからないと

かなり面白い感じを受けます

(その後のぽつぽつ語られている5つは5曲の曲名)

Wien -> Vienna -> Viensky ですね♪

 

 

クラシックは積み重ねられた演奏をすくい上げていくので

どうしても同じ曲を追うことになりがちかもしれませんが

そうなってからの方がハマっている気がします

 

 

次は最近よく取り上げる

サン=サーンスのピアノ協奏曲の

作曲者編の練習曲 作品111

の練習苦戦記の予定です!

 

4/23に書いたコンサートの感想

 

サン・サーンスのピアノ協奏曲

(第3楽章のみ Bertrand Chamayou ベルトラン シャマユの演奏

フランスの40代のピアニストで

凄いと思ったら賞獲りまくりの奏者のようです

気になる!)

 

 

 

 

こちらのコンサートで演奏されるようなので

チケットを取ってから予習しつつ

あれこれ心配を書いたのですが、

 

 

めっっっちゃよかったです!

 

 

ほんとに杞憂でした

一番の驚きは、2022年から3年間

NHK交響楽団の常任指揮者になった

ファビオ・ルイージ氏の指揮と

指揮に完璧に応えるN響のみなさん

 

楽団から全身で音を引き出すような

なめらかで流れるような素晴らしい表現力

NHKが呼んだ人がすごすぎて

うれしすぎる驚きでした♪

 

TVカメラが入っていたので

放送もあるのかもしれません

 

 

前半は、パスカル・ロジェのピアノで

サンサーンスのピアノ協奏曲第5番

繊細で丁寧なピアノと、

バランスに完璧に気を配られた管弦楽

ERATOのドビュッシーやフォーレの全曲集が有名です

 

中間にアンコールがあり、

ピアノ独奏でサティのジムノペティ第1番

 

後半はフランクの交響曲第3番

予習していた印象と違い

ルイージ氏の入念な音作りで

別の曲のように素敵な仕上がりに

 

作曲者のフランクは、元々オルガン奏者で

(フランスの作曲家に結構多い)

オルガン曲の名手の印象が強いですが

今回のルイージの指揮での管楽器は

パイプオルガンの音色に近い音作り

オーケストラでこんなことが可能なのかと

圧倒されました

 

弦楽器は決して洪水にならず、

薄衣のヴェールをまとったような繊細さ

 

フランクへの愛と渾身の解釈

オルガン曲を再現したかのようなバランスで

こんな方法で演奏する人は見たことがない気がします

 

本当に素敵なコンサートでした

 

ルイージの指揮のコンサートは5/24,25にもあり

ベートーヴェンの田園なので行こうとしたら

チケット完売 (2日前だし💧

他の日も探そう…

 

 

秋にコンセルトヘボウと日本で共演があるようです

気になりすぎるのですが

チケットが高価で迷ってます

でも絶対よいに決まってる…どうしよ

(Andris Nelsonsのボストン響と同じ値段)

観るなら前の席で見たいし💧💧

 

 

 

 

以前も書いたと思いますが、

2010年以降くらいからクラシック界も

大きく変わっているのを感じます

 

Youtubeの普及の影響で数多く、

より俯瞰的に見られるようになったのでしょう

奏者も聴き手も貪欲に道を追求しやすく

表現がより豊かに鮮やかになっている

進化を続けていて目が離せません

 

 

 

 

関係ないですが、

おまけ

 

 

 

パスカル・ロジェの フォーレの子守唄

短いけどかわいい曲です

(タイトル検索でこのトラックが出なくて貼れなかった)

 

前回長すぎたので分けた続きです

 

フランクの英雄的小品

 

マリクレール・アランの演奏(安定のERATO

 

パイプオルガンをこんな間近でいじる動画が珍しいのと

英雄的小品で、見つけた時めちゃめちゃうれしかった動画

 

子供の頃家でよく聞いていて好きだった曲

色々かかっていた曲の中で物凄く印象的でした

フランクはオルガンが本領だと私は感じています

 

 

それとマリクレール アランの存在の大きさ

2013年に亡くなった訃報がショックでした

 

オルガンを操るマリクレール様

 

Malie-Claire Alain - Organ lesson

part one

 

Malie-Claire Alain - Organ lesson

part two

 

 

Malie-Claire Alain - Organist Estraordinaire

 

 

初めてYoutubeで見つけた時に鼻血出そうだった動画

あのマリクレール様が先生

 

動画でも彼女のオルガンは本当に神々しく

ざくざく歯切れのよい音と指さばきは唯一無二

話す姿もお年ととても思えないテンポのよさ

フレーズを聴けばすぐに彼女とわかる格調高い演奏

本当に、本当に、生で見たかった奏者です