今年も二つの表彰式が西川アイプラザ5階ホールで同時に行われました。
「市民の文芸」には幅広い年齢層の方から現代詩、短歌、俳句、川柳、随筆の五部門に、昨年を大幅に上回る計2317作品(内ジュニア部門1206作品)の応募がありました。会場のホールは審査員と受賞者、主催関係者でほぼ満席状態でたいへんな熱気が感じられました。厳粛な式の雰囲気の中にも、たくさんの受賞者の方々の晴れやかなお顔が会場をより明るく照らしていました。
今年はジュニア詩部門も小学生と中学生から合わせて48編の応募がありました。昨年より30編以上多く、審査員2人とも嬉しく思いました。今年も3つの課題と自由課題にしましたが、それぞれの課題の詩が多く応募されていました。作品を一作ずつしっかりと読ませていただきました。読む中で感じたことですが、実際に見たり触ったりして書いているのではなく、そして、頭の中で考えた類型的な作品が多くあったことです。自分だけの発見、気づき、感動を、見て聴いて嗅いで触って書かれた作品はたくさんの応募作の中で光っていました。おなじものを見ても人の心の動き、感じ方ははさまざまです。自分だけの感情、喜びや悲しみやうれしさを詩に書いて、来年も是非応募してくださいね。
「市民の童話賞」も第40回を迎えました。今年も小中学生のみなさんから大人の方まで、幅広い年齢層から264編の作品が寄せられました。これらの作品の中から、「小中学生の部」7編と「一般の部」7編の合計14篇が入賞作として作品集に収められています。
岡山市は令和5年10月31日づけでユネスコ創造都市ネットワークの文学分野に国内で初めて加盟しました。「文学による心豊かなまちづくり」を推進しています。
今回の表彰式で配布された資料です。楽しみに読ませていただきます。