遠近法で描く中国 -2nd Season- -33ページ目

遠近法で描く中国 -2nd Season-

片手にピストル 心に花束 唇に火の酒 背中に人生を。 

著者:ジグ・ジグラー
監訳:和田裕美
訳者:越智由香
発行:アスペクト / 2009年3月 / 新書
ジャンル:ビジネス

営業の本を1冊しっかりと読む必要を感じて選んだ本です。
営業職時代、「世界No.2」の成績を達成したという経歴をお持ちの、和田裕美氏の監訳という点にも魅力を感じました。


[目次]
まえがき
この本はあなたのお役に立つでしょうか?

第1章 営業マンをやめてはいかがですか?
第2章 営業マンの仕事は、相手の望みをかなえることです
第3章 見込み客と擬似客とを見分けましょう
第4章 訪問や電話が怖くなったら
第5章 偶然ではなく計画的に売りましょう
第6章 答えは質問することで得られます
第7章 面談は相手の話を75%、自分の話を25%の割合で
第8章 ニーズは相手に気づいてもらえなければ、意味がないのです
第9章 商品自体ではなく、商品の「バリュー」を売りましょう
第10章 「注文をください」とはっきり言うのがクロージングの基本です
第11章 もっと多く、もっと高い確率で商談を成功させるには
第12章 難しい顧客に余裕をもって対応するコツ
第13章 準備の時間を削減して「営業」時間を増やしましょう

この本はあなたのお役に立ったでしょうか?
和田裕美のおまけの解説
あとがき


共感した箇所のご紹介です。
「営業における最重要課題は、どうやって相手を説得するかということです。その答えをお教えしましょう。話すだけでは説得できません。質問することによって説得するのです。」(12頁)

「毎朝こう宣言して一日を始めてみませんか?
「今日わたしはプロの営業マンとして仕事を成功させます。そして明日の成長につながる何かを今日も学びます。」」(18頁)

「営業のプロとして成功した人はみな、「聞く力」を最大限に利用しています。見込み客のニーズや不満、欲求に耳を傾けていたのに販売しそこなった人の話は聞いたことがありません。」(29頁)

「「聞く力」を高めるためにはたくさんの方法がありますが、ここでは「話すことはわかちあうことであるが、聞くことは関心を持つことである」という古いことわざを実践するだけで十分です。」(30頁)

「「見込み客」とは、その商品を必要としており、さらに所有したいという欲求を持っている可能性があり、かつ、その決断を実行するための経済力を有する客です。あなたは「擬似客」に対しては時間を「使う」だけですが、「見込み客」に対しては時間を「投資」するのです。」(35頁)

「(たとえば、)車を運転中に録音機器を携帯すれば、あらゆる見込み客に「照準を合わせる」ことができます。看板や店先などを見て、見込み客につながりそうな情報を見つけたら、何でも録音して記録するのです。そうずれば詳細(住所、電話番号など)はあとから調べられます。」(44頁)
→ICレコーダーというものが比較的安価で手に入りますし、携帯電話にも録音機能があるかもしれません。ぼくも一台ICレコーダーを所有していますが、新しい使い方の発見ですね。

「電話への恐怖の最大の原因の一つは、電話をかけることに対する目標が設定できていないことにあります。」(52頁)
→この項のタイトルは「電話営業は、毎日決まった時間に開始しましょう」です。

「もしあなたが自宅や誰からも見られることのない場所で仕事をしている場合でも、きちんとした格好をしているでしょうか?」(54頁)
→この項のタイトルは「電話で営業する時も身支度を整えて」です。

「ニーズ分析では、目標は見込み客をX線写真を撮るように調査することにあります。営業のプロは、見込み客の内面にまで目を向けてそのニーズを見つける・・・・・すなわち、すてに存在しているものの表面に現われていないニーズを明らかにするのに必要なスキルと才能を日々磨いています。ニーズとは、表面化しているものもあれば、表面のすぐ下に隠れているものもありますが、どちらにせよ確実に存在しているものなのです。」(63頁)

「私たちが解決策を提供する時は、商品を売っているのではありません。人は物を買うのではないのです。商品が生み出すもの・・・・・つまりメリットとして知られているもの・・・・・を買うのです。」(111頁)


原題が記載されていないので、本当に「世界一シンプルな」のかどうか不明ですが、わかりやすい1冊です。
ちょっと日本人には強引かなという場面や事例については、巻末に和田氏の補足(解説)がありますので、こちらも便利に活用できると思います。



世界一シンプルな営業の教科書/ジグ・ジグラー

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著者:山本七平
発行:角川書店 / 2007年6月 / 新書(角川oneテーマ21)
ジャンル:評論(組織論)

以前書きましたが、奈良のベルガーさんから戴いた書籍です。
ぼく自身の勉強不足か、ちょっと理解不足です。
何度か読み返す必要がありそうです。

[目次]

第一章 日本人の家族型組織論
第二章 契約の「上下関係」と「相互関係」
第三章 日本人の組織が持つ二重拘束性
第四章 ユダヤ人に学ぶ口伝律法
第五章 日本人の”盆地文化”
第六章 空間的組織観と時間的組織観
第七章 組織の解体性と再生の必要性
第八章 聖なる世俗組織”キブツ日本”
第九章 「知」を窒息させる「信」の肥大化
第十章 組織と個人の矛盾
第十一章 組織を"読み"、”注記”を加える
第十二章 “索引づくり”による組織の再構築

あとがき 附注者として

共感した箇所のご紹介です。
「(これを探るには、)徳川期に”聖書の如く”読まれた本を探せばよい。そういう本の数は、決して少なくないが、最も長期にわたり、最も広く深く読まれ、その思想の一部が『教育勅語』に要約されるという形で、戦前まで決定的な影響を与えたものは、貝原益軒の『大和俗訓』である。」(20頁)

「前回記した「信」と「知」の問題、神聖組織と世俗組織との関係という問題、およびそれが日本の現実の体制にどうかかわるかという問題を、最初に的確に捉えた日本人は誰かといえば、それは新井白石であった。この点、白石は「五百年に一人の人」であり、われわれは今なお、白石の提示した問題点を解決し得ていないといえる。」(162頁)

西洋と日本における契約の思想の対比はとても興味深いものでした。
この本は1970年代にかかれた論文の再編ということですが、自分が読んで理解できない部分があるというのは、この国全体の、あるいは現代に活きる自分自身の国語レヴェルが、当時より下がっているのでは、という思いが湧きあがってきました。



日本人と組織 (角川oneテーマ21)/山本 七平

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著者:片岡義男
発行:新潮社 / 昭和62年3月 / 新潮文庫
ジャンル:小説

日本を発つとき、持ってくる予定の書籍を全部パッキングしてしまい、機内読書のために本棚から引っ張り出した小説です。
そしてその本をまた別の旅のためにパッキングしている最中に見つけ、読みかけであることに気付き、やっと読み終えた本です。

ハワイを舞台にして、主人公を「ぼく」と称し、主人公はライターという職業で、この島でストーリーを書く、という内容設定は片岡氏の常套手段ですが、それでも読み込ませる魅力があります。
「ぼく」がストーリー探しから始めて、いろいろな人に出会い、また再会し、ストーリーを練り上げ、こういう風に書くのだという時間軸に沿った流れがそのまま、小説の内容です。

マックという日本人の写真家に出会う場面があり、写真家はハワイの波の写真と波乗りの写真を主人公に見せます。
そしてマックが撮ったとされる写真が、この小説の冒頭にカラーで数ページに渡って掲載されています。

秀逸なのは巻末の津野海太郎氏の書評というか、片岡氏の人物評です。
彼の作品を愛する読者なら、きっとその文章のどこかに、
あるいはすべてに、共感できるはずです。


時差のないふたつの島 (新潮文庫)/片岡 義男

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