出版:角川書店 / 昭和62(1987)年 / 文庫本
ジャンル:短編小説
書名のとおり、バラッドと称された短編が30篇、収録されています。
主人公はほとんどが、美しい女性で、愛と男性がたまに登場します。
<目次>
ベッドが三つある部屋
これはメロドラマ
ブルーの選び方
理想的な窓
窓にカーテン
昼寝
思い出の夏
彼女と彼1
彼女と彼2
電話をかけるだけ
コパトーン
彼と別れた彼女
ケチャップはあまりかけない
セーターを脱ぐ
飽きたら言って
海の香りと電話ブース
ふたりでいても淋しい
切り花
いつも小道具
交差点の横断歩道
桜前線
雪が降る
小さな花
林檎が燃える、あるいは飛ぶ
来てくれた彼女
日曜日の白い月
縛られてみないか
ベッドに戻れ
微笑の研究
雨の夜
1987年の出版ですから、そういう時代だと言えばそれまでですが、
電話ブース、ないし電話ボックスが舞台として何度か登場します。
公衆電話のある場所や電話ブースは、恋愛の舞台になりますが、
携帯電話は、ひとつの器械なわけですから、舞台にはなりえないのですね。
一節だけ引用しましょう。
「私は、ふられたわ」
「ふられるのは、台本どおりだ。おまえが主役で、こういう店が大道具で、男はいつも小道具だ」(いつも小道具 / 170頁)
バラッド30曲で1冊 (角川文庫)/片岡 義男

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