発行:講談社 / 1985年10月 / 文庫本
ジャンル:ビジネス
日本のビジネス界で活躍される方にとって、大前氏を知らない人もいないと思います。
企業参謀というのはマッキンゼー社のようなコンサルタント会社だけを指すのでなく、各企業において同じ働きをする内部の頭脳集団であり、この書はそのためにどのような思考を行うかについて書かれています。
[目次]
第一章 戦略的思考入門
第二章 企業における戦略思考
第三章 戦略的思考の国政への応用
第四章 戦略的思考を阻害するもの
第五章 戦略的思考グループの形成
あとがき
共感した箇所のご紹介です。
「設問のしかたを解決策志向的に行うこと」(20頁)
「(こうした状況を考えてみると、)参謀としての頭脳グループがもっとも有効に力を発揮できるのは、短期でも長期でもない、その中間の中期経営戦略である、ということができる。」(77頁)
「問題解決者と言われる人々は、この筋道を問題に突入する前に、思考力をその力の及ぶ極限まで用いて立てられる人々のことである。参謀の真の仕事が、戦場に突入する前に、相手の動きを予測して、こちらの戦略を立案することにある、という事実と照らし合わせていただきたい。」(177頁)
「問題(プロブレム)というものは人間の指紋と同じように、環境、歴史、方針などによって唯一無二という独自性をもっている。だから、既成の解答というものはありうべくもない。しかし、問題に立ち向かうときのこちら側の姿勢については妙薬がある、ということを言いたいのである。
そして、その妙薬とは、「なにができないか?」と考える代わりに、「なにができるか?」と最初に考えることなのである。そしてその「できる」ことを「できなく」している制約条件をひとつずつ執拗にはぎとる戦略を考えていくのである。」(200頁)
ある程度の社会経験と多少の文章読解力とデータを正確に読み取る能力が、この本を読むためには必要です。
しかし1985年初版、いわゆるバブル経済崩壊前に書かれたこの本が、今も読み継がれている理由は、この本の中にしかないともいえるでしょう。
企業参謀 (講談社文庫)/大前 研一

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