香港再上陸~そして、始まりの地へ | 小貫達哉

小貫達哉

~No One Step Should Be Useless~

先々月のお話にはなりますが、およそ20年ぶりに香港に行って来ました。

4~10歳までの幼少期の6年間住んでいましたが、日本に帰国後も必ず再び訪れたいと思っていました。
※住んでいた時期としては中国への返還前後1997~1998年頃までです。

特に理由も無くすっかり時間が経過してしまいましたが、私自身、気持ちを新たに人生を歩み、成長を続けていく上で、ルーツとなる場所を再度訪れたかったこと、また、当時中国武術(カンフー)を教わっていた先生に会いたくなったことが香港再上陸の理由です。

日程としては2泊3日で短かったものの、街並みは当時から大きく変化しているところも多く感じ取ることが出来ました。

まず、初日は九龍サイドへ。

尖沙咀(Tsim Sha Tsui、チムサーチョイ)にあるホテルに宿泊していましたが、尖沙咀は私が香港に住んでいた当初から変わらず有数の繫華街の一つで、今ではエアポートエクスプレスや高速鉄道(中国版新幹線)の駅も出来ており、文明の進化を感じました。

私が住んでいた当時は乗車することが叶いませんでしたが、エアポートエクスプレスにようやく乗ることが出来、かなり快適でした。

そして、2日目は香港島サイドへ。

尖沙咀の海沿いエリア(スターズオブアベニュー)を歩き、スターフェリーへ乗船しました。

スターフェリーの乗船は久方ぶりでしたが、およそ10分ほどの乗船を楽しみながら香港島に移動しました。

そして、香港島サイドではやはり当時住んでいたエリアは訪れたく、まず自然に足が向いたのが銅鑼湾(Causeway Bay、トンローワン)です。

そごうといった日系の百貨店は未だ健在でしたが、現地スーパーである『Welcome』の看板は懐かしかったです。

その後はいよいよ、太古城(Taikoo Shing、タイクーシン)へ。
日本でいうところの住宅街になりますが、ここは時が止まったかのようで感無量でした。

私の中国武術人生の始まりの場所にも訪れました。
何の変哲もない公園ですが、ここで一生懸命に練習をした当時の記憶が蘇ってきました。
そういえば、人生初の表演会参加も太古城にあるCity Plazaというショッピングモール内の会場でした。
なにかと太古城は私のとって縁深い場所です。

夜は九龍サイドへ戻りましたが、先生と当時一緒に練習をしていた仲間達と再会出来ました。
とりとめのない会話するだけでもとても楽しかったです。
中国武術を始めた原点となる場所、および仲間は今でも大切な存在で大事にしていきたいと思いました。

継続して中国武術に関する情報交換や交流が出来るよう、良い関係を築いていきたいです。

またそう遠くないうちに再訪したいなあ。^^;