ACROSS THE UNIVERSE | ライジング

ライジング

脈略のない乱文・乱筆の嵐.....そう雷神goo


『ACROSS THE UNIVERSE』


今年、何本かの劇場作品を2度以上鑑賞しました(マイ・ブルーベリー・ナイツ、山のあなた ~ 徳市の恋、スカイクロラ)が、自分にとって今作はそういうもう1度観たい1本です。


監督はブロードウェイ・ミュージカル『ライオン・キング』の演出でトニー賞を受賞したジュリー・テイモア。生まれて初めて観たミュージカルが劇団四季の『ライオン・キング』でした。あの時のあの舞台は衝撃でした。今なおロングランを続けていますが、とにかく舞台の動物の生き生きとした姿、歌声、完成されたストーリーとぐいぐい惹きつけられるエネルギッシュな演出に釘付けだったのを憶えています。


そんな監督の最新作は、ビートルズ・ナンバーを駆使したミュージカル映画で、1960年代のアメリカを舞台に若者の夢や恋愛など甘酸っぱい青春を描きつつ戦争という怪物に翻弄されていく姿も描いています。

ビートルズ・ナンバーは、200曲以上の中から33曲をチョイスし、そのメロディや歌詞が時々の心情を見事に表現していきます。ビートルズの楽曲が持つあまりにも強いパワーを新しくアレンジし見事に作中に融合させている監督の仕事は素晴らしいの一言に尽きます。あのイマジネーションはどこからくるんでしょう。時にミュージックビデオを観ているようで、時にミュージカルを観ているようで、特に「ストロベリー・フィールズ・フォー・エヴァー」の映像が強烈に印象に残っています。


主人公は、ジュード役にジム・スタージェス。彼の風貌が若い頃のポール・マッカトニーに似ててビックリするのと歌もすごく上手く声もいいです。現在公開中の『ブーリン家の姉妹』にも出演しています。

相手役のルーシーにはエヴァン・レイチェル・ウッド。とってもキュートな女優さんですね。彼女の作品は残念ながら観たことなかったんですが、若さを前面に表情豊かでとっても良かったです。


この作品にはU2のボノやジョー・コッカーなんかのカメオ出演もあったりします。また、トリビア的、隠しコマンド的な仕掛けが満載で、ビートルズのコアなファンはきっと唸るハズです。まず、主要キャストの名前(ジュード、ルーシ、マックス、プルーデンス)を見ただけで、ニヤッとすると思いますが、自分はそれほどコアじゃないので、たくさんの見落としがあったように思います。後で、パンフに書かれていたトリビアな部分の多さに驚きました。なので、この作品は何度も観て楽しむという要素を多分に含んでいます。


実はこの作品、12月19日にDVD、ブルーレイで発売になります。とはいってもやっぱりこの作品は劇場サイズの作品だと思うので、できれば大画面、大音響で観たい。



Original Soundtrack