ときどきお世話になってる、弁当店「ほっかほっか亭」(全国約3500店)から「Hotto(ほっと)Motto(もっと)」という新ブランドができるそうです。「ほっかほっか亭」から事実上の分裂ということでしょうか。
関東や九州など2260店を展開する"プレナス(福岡市)"とフランチャイズチェーン(FC)を統括する、"ほっかほっか亭総本部(東京都港区)"との主導権争いで、プレナス側が、1980年来、FC権契約を通じた関係にあった総本部に対し、今月6日にFC契約を5月14日付で解約すると通知していて、FC契約の切れる翌日の5月15日より全国の約1000店を「Hotto Motto」(ほっともっと)に変更することを発表しました。
そもそもは、プレナスが、総本部の発行済み株式を44%持っていたところ、平成18年夏に西日本でFC権を持つハークスレイが総本部の創業家から同株式56%を取得して、筆頭株主となって以降、プレナス側が会見で言うには、「(ハークスレイが)筆頭株主となって以降、一方的な主張が繰り返される。われわれは育ての親と自負するが、生みの親とブランドを傷つけていくのは良くない」と営業施策などで対立したことを挙げ、FC解約に至ったとしています。よくミュージシャンの解散なんかの理由に「方向性の違い」とか言いますが、結局、どっちも折れない、折り合いが付かないという構図になって、”じゃあ出てくっ”ってことになってしまうんでしょうね。
「ほっかほっか亭」は分裂までに、2004年7月にプレナスが、「ほっかほっか亭」と「Hマーク」の商標出願を行ったり、プレナスが総本部を相手に2006年12月、東京地裁に損害賠償訴訟をおこして、昨年11月以降の和解協議は不調に終わってたりするそうで、ここ数年は経営陣がバラバラだったんですね。
ただ総本部側も黙っておらず、12日、プレナスに対し「チェーンを離脱した直営、加盟店に1年間の競業避止義務がある」として、新たに営業停止の仮処分申請を行うそうです。プレナスは「不当な要求には断固として争う」と真っ向から反論、対決の姿勢です。
新ブランド名「Hotto Motto」(ほっともっと)の、ほっと「ほっと」には「HOT(温かい)」と「ほっとする(安心)」の2つの意味が込められ、作りたてのあったかいお弁当を、“ほっ”とできる”真心”こもった”安心”できるおいしいお弁当を、もっともっと多くの人に届けたいという願いが込められているそうですが、会社のほうは、まだまだホッと安心できない状態で、今後の動向を見守りたいと思います。
それと分裂で思い出すのが、一澤帆布。連日の過熱報道は記憶に新しいところです。
1905年に京都に創業した鞄の老舗のメーカーで、2001年に他界した先代の一澤信夫前会長(父)が残した約10万株の相続をめぐって、兄弟同士の争いが勃発。2通の遺書を巡って、裁判沙汰にまで発展し、元社長だった三男の信三郎氏が敗訴して別会社「一澤信三郎帆布
」を設立。勝訴した長男でしたが、職人は全て三男 信三郎を支持し「一澤信三郎帆布」へ転籍したため、一澤帆布工業
本体は休業状態でしたが、、2006年、営業を再開しました。遺産相続の争いってよく聞きますが、疑惑の遺書が発見され訴訟となり、結局その遺書は有効となって、長男と四男に全ての株式を相続することになりました。でも、もし、不正なことをしてたら、お父さんはちゃんと見てると思います。現世では上手くいっても、どっかで仕返しがくると思ってます。
あと、有名どころでは、王将がありますね。餃子の王将
(王将フードサービス)と”大阪王将
”(イートアンド)っていう王将というブランド名を使った二つの企業です。大阪王将は王将フードサービスの創業者の一族が独立して始めたもので、大阪王将がチェーン展開を始めましたが、王将フードサービスの本社がある京都に出店した際、事態を重く見た王将フードサービスは「王将」の使用をさせない旨の提訴に踏み切りました。しかし、裁判所の勧めもあり、和解が成立。和解の内容については、王将フードサービスは「餃子の王将」として、大阪王将は、「大阪王将」または「中華王将」としてそれぞれ「王将」のブランド名が使用できるものとなったそうです。これは分裂とはちょっと違いますが、和解してめでたしめでたしです。が、「王将」ってブランド名、たま~に個人経営の中華屋さんで見たりするんですが、あれは大丈夫なんですよね。