さて、引っ越しも終わり、新居はガレージが小さくなってFRPにサンダーかけるスペースなんかどこにも無いがなと思いつつも、堪え性の無い会会長としましてはフォイル主翼の自作なんかどうかなぁーなんて妄想も。
先日、いろいろと考えて試してみた「内側そこそこ陰圧+外側そこそこ加圧バギング法」が尾翼ならばうまく出来ましたが、はたして主翼のデカさに通用するのでしょうか?
コンセプトは「遅くてもいいから、ごりごりの微風で離水するハイアスペクト主翼」!
「それならSAB Foil WL1350でええやん」とか辛辣なこと言うん禁止。
WL1350はジャイブが地獄のように難しくて売ってしまいました。
「下々の者にとっては翼開長とジャイブの難しさは正比例する」という教えがありますません。
教えは無いけど、経験上勝手に信じてます。1150 mmや980 mmなら超ハイアスでも普通にジャイブ出来るけど、1350 mmの翼開長だと吐きそうなほど難しかった。
てぇことで自作主翼の翼開長は1200 mmに決定です。1150から5 cm増えとるがなっ。両翼端で2.5 cmずつなら何とかなるんじゃなかろうかと思いましてな。
さらに「微風離水性能は翼面積よりハイアスペクト比」という教えもありますません。
「翼面積1580 cm2、アスペクト比8.37のWL1150」より「翼面積938 cm2、アスペクト比10.23のWR980」のほうが離水早いんじゃね?感がありますので。
いや、そら翼型の差も。わーわーわーわーわーわーわー(<耳をふさいでいる)。
てぇことで目標アスペクト比は10.23っつ!大きく出たねっ!
自動的に翼面積は約1400 cm2ということになります。
平翼面形は尾翼でええ感触だった楕円翼にします。楕円翼って失速に強くって理想的だけど作るのが難しいってのがデメリットだそうです。3Dプリンターだったら関係ないもぉーん。
捻じり下げは、お気持ちだけ1度入れておきました。たかが1度、されど1度。
そして!最後に翼型の選択です。
Airfoiltools.comで、レイノルズ数50万って条件以外なにも入れずにひたすらCl/Cd(揚力と抵抗の比率)が高いもんから並べて、薄翼過ぎるのは外して、迎角変化に弱いのも外して、現実的にフォイルに出来そうなんのトップはっ!AH79-100Cっっっ!!!いや、しらんけど!
レイノルズ数が50万ってのは、水中で翼弦15 cm時速12 km/hの時の数値です。もう離水のことしか考えてません。アホすぐるっ。
翼厚比9.9%
最大キャンバー6.7%
どうだっ!どうだと言われましてもね。
ちな、何度も何度も仕事中に、仕事しろ、妄想を重ねてCADソフトをいじっていますと、もうちょちょいのちょい(死語)で好きな翼型・平翼面形・翼面積・翼厚比・アスペクト比・捻じり下げ角度・翼開長・翼弦長で3Dプリンターデータを作れるようになってしまいました。データだけですけどね、そっからが大変なんですけどね。
最大の懸念は1400 cm2の主翼、表裏を8プライするとしたら1800 mlくらいの樹脂を一気に放り込むことになります。熱対策が出来るのか?が最大の問題かと。
短時間で含浸させれて、余った樹脂をバッグの端に寄せれたら、そこに保冷剤でも乗っければ火は吹かないとは思うんだけど、どれくらいの時間的猶予があるんだろうか?
あー、そぉーかぁー、2回に分ければええんだね。4・4プライで、樹脂900・900 mlに分ければね。めっ、めんどくせぇーーーっ!
取り敢えず今んとこ妄想だけ。だけかよっ。
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