自作フォイル主翼の続きです。
今回のバギングバッグは長さ1.5 mあります。主翼の翼開長が1.2 mですので。
これに短辺からコアと樹脂を入れるとなると綺麗に樹脂がかからなくて含浸に苦労するかな?と予想しまして、短辺を先にホットシーラーで閉じておいて、長財布のように長辺を解放させています。
開放したままの長辺には、前もってブチルゴム両面テープを貼り付けておきます。
長財布に札を入れるようにコア材を挿入して、注型用樹脂を上からかけます。
樹脂を200 gずつ入れて、その都度含浸具合を確認します。前もって同封した後に撫でつけて含浸ですのでどうしても多めになります。1000 gほどで充分量に達したと判断して、ブチルゴム両面テープの紙を剥がして陰圧バッグを封印します。
陰圧バッグを封印したら、手で押さえてざっくりエア抜きをします。
ざっくり抜けたら、ホースに手動真空ポンプをつないでしゅぽしゅぽします。真空計見ながら陰圧が強くなり過ぎないように気を付けます。てか、しゅぽっとした瞬間はちょっと陰圧になりますが、ずっと陰圧が掛かり続けないようにします。掛け続けると3Dプリンター製コアからエアが漏れて凹みますので。
バッグからエアが抜けるにしたがって、ほぼほぼガラスクロスに樹脂が含浸しますが、充分に回り切らないところがあればバッグを手で撫でまわして含浸させます。壁紙を貼る時のローラーが家にあったのでそれ使ったり。ある程度エアが抜けてバッグがコアに密着していれば少々外から撫でまわしてもガラスクロスがズレたりすることはありません。
綺麗に含浸出来たらホースをクリップで留めて、この陰圧バッグ全体を筒状加圧バッグの中に挿入します。
加圧バッグを自転車の空気入れで膨らませます。1.8 mの巨大バッグですのでフロアポンプでも150回くらい入れないと膨らみません。
膨らむと綺麗にガラスクロスがコアに密着してるのが見てとれます。調子に乗って空気入れ過ぎると破裂しますので止めどころが難しい。
最終確認で、後縁とかが変な角度で押されてないかを充分チェックします。今ならまだやり直せるから。離婚危機の夫婦みたいな状態です。それはそれぞれのケースによる。
変に曲がってる気がしたら加圧バッグから空気抜いて修正してまた加圧します。
このまま一週間くらい放置します。狭い部屋の中で場所取ります。まぁ2日くらい経ったら加圧バッグだけでも撤去できるでしょうけど。つづく
翼型: AH79-100C
翼厚比: 9.9%
翼開長: 120 cm
翼弦: 15 cm
捻じり下げ角: 1 度
翼面積: 1400 cm2
アスペクト比: 10.23
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