
シロー「……クリア。警備が通りがかったが、なんとかやり過ごせた」
マシュ「危ないところでしたね……」
イオナ『ハッキング……たてもののこーぞーじょーほーこーしんするよ!』
アイオワ『
受信したわ。各隊に送るわね 』
イオナ『メインフレームのハッキングかんりょー。けいほうシステムにループつくってさどうしないようにしたよ』
シロー「流石、早いな」
リーファ『
了解しました。これよりブラヴォーチーム、侵入します 』
アキヒロ『
2分後にチャーリーチーム、続く。案内頼む 』
・・・・・・・・・・・・・
クリス「ここ数日、イオナにハッキングしてもらって
『目標』の場所はある程度絞ってある」
リーファ「ある程度、とは、確実性に欠けるんじゃないですか?」
クリス「セキュリティの固さ以外に痕跡を残さないようにする必要もあったのでな。外部からのハッキングでは、3か所に絞り込むのが手一杯だったのさ」
イオナ「む~……」
シロー「十分だよ。助かるって」
アイオワ「だから構造解析及び内部でのハッキングのために、イオナにはクリスが制作した
『モモカプル』で一緒に潜入してもらうわ」
クリス「
はっはっは、自信作さ」
イオナ「
『イオナプル』だよ!」
シロー「ど、どっちでもいいけど……」
アイオワ「敷地内へはシロー、マシュ、イオナのアルファチーム、
リーファとヴィダのブラヴォーチーム、
アキヒロ、キャス狐、アインのチャーリーチームの3手に分かれて侵入するわ」
シロー(……チーム名アメリカンだなぁ……)
アイオワ「3方から速やかに敷地、研究施設内へ侵入し、予想される製造設備の発見と情報収集、必要であればそれらの破壊が今回の目的よ」
タマモ「マジコエーですね、旦那さま!」
アキヒロ「いいから、静かに聞いとけ」
アイン「…………(どきどき)」
アイオワ「Meは外からのOperateよ。必要であれば強行突入しての援護と……最悪、敷地内へ砲撃を加えて脱出路を抉じ開けるわ」
ヴィダール「……潜入任務ではないのか?」
シロー「そうだから……そうならないよう、善処するっす」
アイオワ「
OK!」
ぽ ん っ
イオナ「!」
アイオワ「この作戦の要はイオナにあるわ。しっかりEscortすることね!
さぁ、準備ができ次第行くわよ、
GoGo!」
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マシュ「イオナちゃんがいてくれて助かりましたね」
シロー「ああ。頼りにしてる」
イオナ『えへへ、がんばるね! 電子戦ならおまかせだよ』