子どもたちの言葉に、心が震えた日 | 「安心」と「共感」がひらく、子どものこころの扉

「安心」と「共感」がひらく、子どものこころの扉

共感的コミュニケーション(NVC)×神経の仕組み(ポリヴェーガル理論)で、
関わりの迷い・イライラ・すれ違いを減らし、親子関係が自然と整うヒントが詰まっています

先日、長野市豊野東小学校から

ご依頼をいただき、
5・6年生に、気持ちについての
授業をしました。

 

 

 

 

 

今回のテーマは、

 

「同じ出来事でも、
人によって気持ちは違う」

 

「ひとつの出来事から、
いくつもの気持ちが湧いてくる」

 

ということ。

 

 

私たちはつい、

自分が感じたことを、
相手も同じように感じていると
思ってしまうことがあります。

 

 

でも、同じ出来事を体験しても、
感じることは人それぞれ。

 

 

そして、自分の中にも、
ひとつだけではなく、
いろいろな気持ちが
同時に存在することがあります。

 

 

そんなことを、
子どもたちと一緒に感じ、
考える時間を過ごしました。

 

 

 

 

 

そして、授業の中では、
グループに分かれて
「エンパシーサークル」を
行いました。

 

 

相手の話を聴きながら、
その人の中に
どんな気持ちがあるのか、
想像してみる時間です。

 

 

私もひとりの参加者として、
自分の体験を子どもたちに話しました。

 

 

それは、
子どもにLINEを送ったのに、
既読スルーされた
という出来事。

 

 

返事がないと、
寂しかったり、
モヤモヤしたり、
残念だったり……。

 

 

「どうしたんだろう?」
「何かあったのかな?」

と、不安になったり、
心配になったり。

 

 

そんな私の話を聴いて、
子どもたちは、
たくさんの気持ちのカードを
選んでくれました。

 

 

寂しい。
モヤモヤ。
残念。
悲しい。
不安。
心配……。

 

 

たくさんの気持ちのカードが並ぶ中で、
ひとりの子が選んでくれたカードに、
私は思わず心を動かされました。

 

 

そのカードは、

「愛おしい」

でした。

 

 

私は、その子に尋ねました。

「どんな想いがあって、
このカードを出してくれたの?」

 

 

すると、その子は、

こう話してくれたのです。

 

 

「みかちゃんが心配したり、
不安になったりするのは、
子どものことが大好きで
愛おしいからだと思ったから」

 

 

……。

 

 

もう、本当に感動しました。

 

 

私が話したのは、
LINEを送っても返事がなかった、
という出来事です。

 

 

その出来事から、
寂しさや不安を感じていることは、
きっと伝わったのだと思います。

 

 

でも、その子は、
さらにその奥にあるものまで
感じ取ってくれた。

 

 

心配するのも、不安になるのも、
相手を大切に思っているから。

 

 

子どもを愛おしく思う
気持ちがあるからこそ、
いろいろな感情が湧いてくるのだと。

 

 

私の気持ちを、
こんなふうに

深く受け取ってくれたこと。

 

 

そして、その奥にある
愛情まで感じ取ってくれたこと。

 

 

子どもたちの感性の豊かさに、
心から感動しました。

 

 

私たちは、誰かの話を聴くとき、
つい出来事の内容や、
何が起きたのかということに
意識を向けがちです。

 

 

でも、相手の話をゆっくり聴いていると、
その人の中にある気持ちや、
さらにその奥にある大切なものが
見えてくることがあります。

 

 

表面的な言葉だけでは分からない、
その人の心の世界。

 

 

そこに触れられたとき、
私たちは「分かってもらえた」という、
あたたかなつながりを
感じるのかもしれません。

 

 

そして、今回の授業を通して、
私自身も改めて感じました。

 

 

子どもたちは、
こんなにも豊かな感性を持っている。

 

 

その感性は、安心して話せる場があり、
互いの気持ちに耳を傾ける時間があることで、
ますます育まれていくのではないかなと思います。

 

 

子どもたちの言葉に、
私のほうがたくさんのものを
受け取らせてもらった時間でした。

 

 

豊野東小学校の5・6年生のみなさん、
本当にありがとう💕

 

 

みなさんは、誰かの話を聴いていて、
その言葉の奥にある気持ちに
気づいたことはありますか?

 

 

あるいは、自分の気持ちを
誰かに優しく受け取ってもらえて、
ほっとした経験はありますか?

 

 

そんなひとつひとつの体験が、
私たちの心と心を
つないでくれるのだと思います。