■HSPとは Highly Sensitive Personの略で、「人一倍敏感な人」という意味です。
このタイプの特徴は
・敏感で考え深い。
・物事の本質を鋭く感じ取る。
・静かな環境が好きで読書好き。
・勉強ができたりすることも多いけど、学校・会社等たくさんの人がいる騒がしい場所は苦手。
・戦闘的な環境や競争が激しい環境には適さない。
(ダウンしてしまう)
(ダウンしてしまう)
・疲れたら一人静かにエネルギーを充電する。
・行動するより観察することの方が多い。
・イベントや人に会うことが重なると、ひとりになってリラックスしたくなる。
・何かを決断する前には十分な時間が欲しい。
・せかされるのが嫌い。
・せかされるのが嫌い。
・刺激をあまり必要としない。
・なかなか決着がつかない複雑な事柄にも、忍耐強く慎重に対処できる。
・HSPは人口の約15~20%、 非HSPが80~85%で非HSPが大多数なので、繊細な感受性を、非HSPからは理解されないことが多い。
■HSSとは Highly Sensation Seekingの略で、「刺激をとても求める人」という意味です。
このタイプの特徴は
・物事に動じない。
・強い
・タフ
・競争好き
・細かいことに気付かないことがある。
・よく働く。
・疲れたら人と会ってエネルギーを得る。
・イベントや人に会うことがないと元気がなくなる。
・深く考えずに思いつきで話したり、行動したりできる。
・様子をうかがうよりはすぐに行動に移したい。
・せかされたり、締め切りが迫ったりしていても大丈夫。何でもてきぱきとこなす。
・刺激がないとすぐに退屈する。
・攻撃的な人と思われるところがある。
・複雑なことが嫌いなので、詳細を知りたがらない。
・なかなか決着がつかない複雑な事柄には、関わりたくないと思う。
これらの特性は、持って生まれた、「生まれつき」のもの。
どちらが良いとか悪いとか言うことではありません。
世界は、HSPもHSSも両方のタイプを必要としています。
人類は(動物と植物の世界でも)、相反するものが、互いに足りない部分を補い合うことで成り立っています。
HSS(刺激を求める人)は、HSP(人一倍敏感な人)に瞬発力や行動力を与えてくれます。
反対に、HSP(人一倍敏感な人)は、HSS(刺激を求める人)に深い人間関係を築くこと、人の話を心から聴くことの大事さを教えてくれます。
生まれ持った性質として、誰しもが受け入れ、自分の特性を理解し、その性質を、できるだけ良い方向に活かすようにしていけばいいんですね。
さらに、人間の生まれつきの性質は大きく分けて4つにわけられます。
1、感受性が鋭敏なタイプ HSP
2、感受性が鋭敏ではないタイプ 非HSP
3、刺激を好むタイプ HSS
4、刺激を好まないタイプ 非HSS
実際には、大きく分けて次の4パターンとなります。
(敏感さと刺激追求は完全に独立した特徴なので、どちらかが強い、両方とも強い、あるいは両方とも弱いということがあり得ます。)
1.HSP/非HSS…感受性が強く、刺激を欲しがらないタイプ
内省的で、静かな生活を好む。
移り気である。
好奇心に満ち、やる気があり、衝動的で、すぐに危険を冒し、すぐに退屈する。
「ささいなことにもすぐに動揺してしまうあなたへ」エレイン・N・アーロン (著), 冨田 香里 (訳)より引用
内省的で、静かな生活を好む。
衝動的でなく、あまり危険を冒したがらない。
2.HSP/HSS…感受性が強く、刺激を欲しがるタイプ
移り気である。
HSPの敏感さとHSSの衝動性の両方をもつため、神経の高ぶりの最適レベルの範囲が狭い。
つまりすぐに圧倒されるが、同時に飽きっぽい。
新しい経験を求めるが、動揺したくないし、大きな危険は冒したくないのである。
あるHSP/HSSによると「いつもブレーキとアクセルの両方を踏んでいるような気がする」そうだ。
3.非HSP/HSS…感受性が強くはなく、刺激を欲しがるタイプ
好奇心に満ち、やる気があり、衝動的で、すぐに危険を冒し、すぐに退屈する。
与えられた状況の微細なことにあまり気づかないし、興味もない。
4.非HSP/非HSS…感受性が強くはなく、刺激を欲しがらないタイプ
それほど好奇心もなく、内省的でもない。
あまりものごとを考えることなく淡々と生活している。
「ささいなことにもすぐに動揺してしまうあなたへ」エレイン・N・アーロン (著), 冨田 香里 (訳)より引用
みなさんは1~4のどのタイプでしたか?