4月から新学期が始まった子どもたちも
もうすぐ夏休みですね。
新しく1年生になった子どもたちも
ようやく学校のリズムに慣れてくる頃かと思いますが、
この時期になってから
「学校に行きたくない」と訴え始める子どもも多いようです。
入学当初に
「学校嫌だ~!!」と泣いて行き渋る子もいれば、
慣れてきたころに泣き出す子もいます。
こういうパターンの場合、
「春には元気よく通っていたのに
慣れたころになってなぜ急にそんなことを言い出すのか…」
と、お家の方も余計心配になるようです。
子どもが「学校に行きたくない」と言い出すと、
親としては、
「先生が厳しいのか…」
「お友達にいじめられているのか…」
「学習についていけないのか…」
「給食が食べれないのか…」
など様々な不安が頭を駆け巡りますが、
もし今の私が小学生だったとしたら
私も「学校なんて行かない!」と絶対言っただろうなあと思います。
よっぽどお勉強が好きな子ならともかく、
そうではない場合、
次から次へとやりたくもないことをやらなくてはいけない状況は
とても苦しいですよね。
子どもが学校を嫌がるというのは
様々な個人的な要因ももちろんあると思うのですが、
そのほかにも
現在の保育園と小学校の制度上のギャップというものも
とても大きいのではないかと感じます。
保育園時代は、家庭的なアットホームな雰囲気の中で
保育園の先生はその年齢の特徴や発達段階をよく理解していて
個々の実態に合わせて保育してくれます。
パンツ1丁で泥んこ遊びをしたり
ひたすらコマ回しに明け暮れたり、
楽しく遊べる時間と空間をたっぷりとってくれています。
そんな自由な保育園時代を過ごしてきた子どもたちが、
小学校に入学したとたん
45分に区切られた授業を受け
しかも45分間座り続け
本当に好きなことをやることが許される自由な時間は
20分間の休み時間だけ。
給食だって時間内に嫌いなものまで頑張って食べないといけないし
トイレや水筒の水を飲むことも自由にはできない
分からないと「ちゃんと話を聞いてないからだ」と叱られ
できないと「もっと頑張れ」とお尻をたたかれ
こんな不自由な生活では
「学校へ行きたくない」と言い出す子どもの感覚というのは
むしろ当たり前です。
保育園と小学校とでは
その目的がもちろん違う訳ですが、
3月まで保育園で自由な遊びを通して
毎日を過ごしていた子どもたちが、
その翌月の4月からは
いっきに小学生になることを求められてしまうのですから
そのギャップは、子どもの努力や親の努力なんていうものでは
とても埋められるようなものではありません。
金魚やどじょうだって
水槽の水を全部すっかり換えてしまうと
水が合わずに死んでしまう場合がありますが、
1年生の子どもたちにとっては
周囲の環境がガラッと全てかわってしまうわけですから
そのストレスたるや相当なものです。
よく「小1プロブレム」なんて言われますが、
保育園と小学校ではこれだけの隔たりがあるのですから
そういうことが起こらない方がおかしいくらいです。
ですから、
子どもが「学校に行きたくない」と言い出したとしても、
子どもたちは100%悪くないんだということを
知っていただきたいと思います。
むしろ、「学校へ行きたくない」と言える子は
自分の感情を感じ取れる高い感性がある素晴らしい子です。
そして、
自分の本音を正直に親に伝えることができるということは
それだけの揺るぎない信頼関係があるということだし、
素晴らしい親子の関係が築けているということです。
ですから、
「うちの子はとても感性の高い素晴らしい子なんだ」
「私はしっかり親子の信頼関係を築き、
素晴らしい子育てをしてきたんだ」と
むしろ堂々と胸を張って
自分の子育てに自信を持って