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私が見た映画たち

映画は好きだが、時間もお金もない私。

それでもめげずに見てきた映画たち。

ホメたりけなしたりと忙しい…

本ブログがキッカケでここに載った映画たちのいずれかに興味を持っていただければ、幸いに思います。

1949年、第二次世界大戦を回避した日本の都市、帝都。そこは、19世紀から続く華族制度により極端な貧富の格差が生まれ、ごく一部の特権階級が富を独占する社会となっていた。折しも巷では、そんな富裕層だけを狙い、鮮やかな手口で窃盗を繰り返す怪人二十面相、通称“K-20”が出現し世間を騒がせていた。ある日、サーカス団に所属する天才曲芸師・遠藤平吉は、見知らぬ紳士から羽柴財閥の令嬢・羽柴葉子と名探偵・明智小五郎の結納の儀を写真に撮ってほしいとの依頼を受ける。しかし、それは二十面相の罠だった…


平吉の仲間を心配する優しい心につけ込んで、あくどい罠にはめた怪人二十面相。

仲間の助けで護送中に逃げ出すことに成功した平吉だが、もうサーカスに戻れないと知り絶望感に襲われる。自分の嫌疑を晴らすには、自分を罠にはめた二十面相の正体を暴くしかないと考え、仲間から借りた泥棒の秘伝書でワザを勉強する。一方、羽柴葉子は「"テスラ"はどこだ?」と二十面相に拉致されそうになったところを平吉に助けられる。ズレているところもあるが、令嬢としてのありきたりのレールに乗ることに疑問を抱いていた葉子は平吉に孤児たちの貧しい生活を見せ付けられ「自分の為すべきことがわかった」と平吉に礼を言う。

"テスラ"の恐ろしさを知る葉子は軍に知られずに"テスラ"の場所を示す手がかりの祖父の絵を調べたいと願い、婚約者の明智と平吉に協力を求める。明智から「命をかける覚悟があるなら協力する」と言われ、警戒厳重な陸軍の研究所に侵入するハメになる。陽動作戦のために二十面相に化けた平吉が追われながら「だから俺は二十面相じゃないって! あっ、今はそうだった…」どこかトボけた平吉。逃亡のためのヘリを操縦して駆けつけた葉子から「そこで高笑いをしてください!」などと言われ、二十面相らしく高笑いをして去っていく、作戦は成功。平吉の覚悟の程を知った明智も全面的な協力を約束する。"テスラ"の場所を知った葉子はこんなものが軍に渡ったら悪用される、その前に破壊してくれと平吉に頼む。彼女は"テスラ"は今の世には受け入れられない。そして、この技術が本当に必要なら、この技術が必要とされる世になったときに必ず誰かが作り出す。だから、今は存在してはいけないとわかっていたのだと思う。"テスラ"を破壊しに行った平吉は本物の二十面相と鉢合わせ、そして、二十面相の正体を知り、驚愕する。平吉が知っている人物であまりにも意外な人物。私は"彼"が二十面相ではないかと思ったが、あんな子供が?と思っていた。二十面相から自分のパートナーとなって"テスラ"を使って一緒に歪んだ階級社会を変えようと言われるが、平吉は「おまえは今の上流階級を倒して自分がなり代わりたいだけだ」と言い放つ。もしかしたら、こんな出会い方をしなければ二人は友達になれたかもしれない。



終戦から7年後の1952年。“探偵”榎木津礼二郎は、元映画女優の柚木陽子から失踪した娘・加菜子の捜索を依頼される。同じ頃、売れない作家の関口巽は、カストリ雑誌『月刊實録犯罪』の記者・鳥口から少女バラバラ連続殺人事件の記事を任され、若手記者・中禅寺敦子と共に事件との関係が疑われる新興宗教“深秘御筥教”への潜入取材に向かう。一方その夜、謹慎中の木場刑事の後輩で、連続殺人事件を担当する青木刑事は、駅のホームで加菜子が電車にひかれ瀕死の重傷を負った現場に遭遇する。搬送先の病院に駆けつけた陽子は、加菜子を高名な美馬坂医学教授の研究所へ転院させてしまう。そこは、巨大なハコ型をした異様な建物だった。やがて、難解な3つの事件は敦子の兄にして古書店“京極堂”主人・中禅寺秋彦のもとへと持ち込まれることになるのだが…


ハコの中には
何がある?


映画化が決まったとき非常に驚いた記憶がある。

「本当にコレを映画化するのか?」

私の中では前作「姑獲鳥の夏」よりグロさは上だという認識があったからだ。

が、今回も期待に違わず見事に原作の世界壊しまくり~

終戦直後の街中のつもりだったのだろうが、ロケ地が中国だってことはバレバレ~

話が話だけにグロい場面も適度にあったが…

それも良い意味で壊したのではなく、最悪の部類に入る壊し方だったと思う。

日本映画のトップクラスの役者をこれだけ集めてこの出来とは…

やはり脚本が悪かったとしか解釈のしようがない。

クドカンの久保竣公はほぼイメージどおり。

阿部寛の榎木津には相変わらず違和感がある。彼の榎木津は普通すぎる。

関口役が永瀬正敏→椎名桔平に変わったがこれも悪くなかった。

ただ身なりが小奇麗すぎて、それと、男前すぎ…

大体、京極夏彦氏のあれだけの長さと密度の濃い作品を2時間少しで収めようというのが無理な話ではないかと思う。

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ある日、貝塚北警察署管轄内で男性の死体が発見される。顔は潰され、指も焼かれて指紋が消されていたものの、ほどなく身元は判明した。捜査には本庁も出動し、貝塚北署の刑事・内海は先輩の草薙と共に、被害者の別れた妻・花岡靖子へ聞き込みに向かう。しかし、容疑者と目された彼女には完璧なアリバイがあった。いきなり壁にぶつかった2人は、さっそく“ガリレオ”こと湯川学に相談を持ちかける。そこで偶然にも、靖子のアパートの隣に住む冴えない男・石神哲哉が、湯川の学生時代の無二の親友だったことが判明する。現在は高校のしがない数学教師をしている石神だったが、彼は湯川が“僕の知る限り、本物の天才”と評するほどの頭脳の持ち主だった。やがて、湯川は石神がこの事件に深く関わっているのではと疑念を抱き始めるが…


もう序盤で事件も犯人もわかってしまっている。このままいけば一人の幸薄い女性が押しかけてきた別れたロクでもない元亭主をはずみで殺してしまい、母を守りたさに娘もそれに加担した…という哀れな事件として片付けられるはず…だった…が、この母娘の隣に住んでいたのが石神哲哉という一見冴えない中年男に過ぎないが、あの変人ガリレオこと湯川学が唯一、天才と認める男だったことから事態は複雑になっていく。あんなロクでもない男さえいなければ…と思った。さっさと暴力団の方々が片付けておいてくれればよかったものを。そうなっていたら、何も悪いことをしていない、慎ましくも幸せに暮らしてきた母娘が殺人など犯さずに済んだ。石神の素晴らしい頭脳があんな恐ろしいことに使われずに済んだ。ガリレオがあんあんなにも苦悩することはなかった。あるいは、もし、靖子が石神に相談していたら少なくとも殺人などという逃げ道にはならなかっただろう。湯川も石神も恐ろしく論理的で合理的な思考の持ち主だ。が、それも行き過ぎると狂気と紙一重になると思う。湯川と石神の違いは恋をしたかしなかっただけの違いだろう。そして、石神はあんなにも深く人を愛せる男だった。それを湯川は今まで知らなかった。すべては石神の計算どおりに行く筈だった。が、石神にも計算外はあった。理由が何であれ相手がどんなにロクでなしでも人一人を殺してしまったという事実は一生口を噤んで抱えていくには余りにも重過ぎる事実だ。罪というものは裁かれてしまった方が却って楽なのかもしれない。彼女の心は二つの罪に耐え切れなかった。元亭主を殺してしまった罪と石神を巻き込んでしまった罪。その瞬間、石神の"献身"はすべてムダになってしまった。感情を表に出さなかった男が初めて泣き崩れた。その声を聞く湯川の苦悩。真実が誰も幸せにしなかった瞬間だった。私はこの原作を読んでいたが、原作の世界を損なっていないという印象だった。


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とある社殿の中で密議をこらす9人の若侍。彼らは、上役である次席家老・黒藤と国許用人・竹林の汚職を暴こうとしていた。その粛清を求める意見書は城代家老の睦田には撥ねつけられたが、大目付の菊井に受け入れられ、この社殿に集められたのだった。するとそこへ、よれよれの紋付袴姿の浪人が現われる。そして彼は、正しいのは睦田で、菊井が黒幕だと言い放つ。その通り社殿は菊井の手下に包囲されてしまっていた。だが浪人が独りその窮場を凌ぎ、敵方の用心棒・室戸半兵衛は浪人が只者でないことを知る。やがて浪人は、意気上がるも不安げな若侍たちに一肌脱ぐこととなるのだが…


世間知らずだけどもまっすぐで正義感に溢れ、本気で藩の行く末を案じている若者たち。

今の日本にこういう若者は存在しているのだろうか?

こういう若者がいれば世の中少しは良くなるかもしれない。

それなりに勉強して世間に名の知れた大学に入っただろうに、大麻を栽培して吸って、それがなぜ悪いのかとうそぶいている若者ならぬバカ者ばかりかも…


浪人はたまたまその社殿に居合わせただけだったのだが、なぜか若侍たちに手を貸し、正義感はあるが世間知らずの彼らにあれこれ知恵をつける。なぜ圧倒的に形成不利な若侍側に手を貸したのかは謎だが、浪人=椿三十郎も過去に似たようなことがあったのではないかと思った。そして、それが浪人となった理由かもしれないと。若侍たちにかつての自分を見たのだろうか?と思った。

私はオリジナルは見たことはない。が、織田裕二はそれ程悪くないなと思いました。同期のトレンディー俳優だった加勢大周とは明らかに明暗が分かれたなと思いました。

椿たちに捕らえられ押入れに閉じ込められていた(でも奥方様が出しちゃって食事まで提供しちゃった)こんな疑うことを知らない奥方様にかかっては逃げるに逃げられず、自ら押入れに入っては、何か意見を言うときだけ出てくる木村役の佐々木蔵之介、いい味出してたな。最後に室戸が椿より年下だって設定には驚いた。どう見たって室戸役のトヨエツの方が年上に見えるもの。これじゃ、椿が室戸にかつての自分を見る思いという設定が成り立たないな。


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1957年、アメリカ国内で米兵に扮した女諜報員スパルコ率いるソ連兵の一団が米軍基地を襲撃。彼らは、宇宙の神秘を解き明かす力を秘めているという“クリスタル・スカル”を探し求め、その手掛かりを辿っていた。そしてそこには、なんとインディが捕らえられ、クリスタル・スカルの捜索を強要されていたのだった。しかし、スキをみて脱出を図り、何とかスパルコの手を逃れたインディは考古学教授として赴任している大学へと舞い戻る。すると今度は、彼の前に一通の手紙を携えたマットという青年が現われるのだが…



20年近くぶりくらいになるだろうか?随分久々である。

やはり年には勝てないらしく着地に失敗したり…

アメリカは歴史上不名誉な赤狩りの時代を迎え、その波は大学にも及んでいた。インディーにとっても平坦な歳月ではなかった。父が死に、マーカスも亡くなった。「我々の年になると失うことばかりだ」赤狩り吹き荒れる大学に失望したインディーはイギリスに渡ろうとするが、マットという青年が旧友の学者オックスリーからの手紙を持って現れる。オックスリーの窮地を知ったインディーはマットと共にペルー、ナスカに向かう。スパルコに人質として捕らえられていたマリオンとの思いがけない再会。マットはマリオンの息子だった。底なし沼でもう死ぬかもしれないってときにマリオンからマットに関する予想だにしなかった事実を聞かされ、それに対して言ったのが「何で学校を中退させた!」そして、インディーを助けるべくマットが持ってきたものがよりによってヘビ(しかもデカい)毒がないとかそういう問題ではないのだ。インディーにとって。「ヘビとは言わずにロープと言え!」インディーもやはり人の子であった。ハチャメチャでも最後には丸くおさまるのがこのシリーズのシリーズたるゆえんだろう。決して「失うだけではない」のだ。


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“オーシャンズ”の古参メンバー、ルーベンは、これまで所有する全てのホテルで最高格付けの“5つダイヤ賞”を獲得してきた業界屈指のホテル王ウィリー・バンクと組み、ラスベガスに建つ巨大ホテルの共同経営を約束していた。しかし、突然バンクに裏切られたショックで心筋梗塞に倒れ、危篤状態になってしまう。その報せを受け彼のもとに集まったオーシャンたちはバンクに復讐を誓い、因縁の宿敵ベネディクトまでも味方に引き入れる。彼らの戦略は、この一件の発端となった超高級ホテル“バンク”のグランド・オープンに合わせ、ホテルの最新セキュリティと評判をズタズタにし、バンクを完全に破綻させること。そしていよいよオープン当日、オーシャンズの壮大なプロジェクトが始まる…


仲間を酷い目にあわせたヤツに復讐を。盗っ人だが、恩は忘れない。オーシャンにとってルーベンはただの仲間ではない。人生のイロハを教えてくれた男でもある。が、彼らは決して野蛮な盗っ人ではない。流血なんて下品の極み。復讐もあくまでもスマートで粋な方法で。長く入念な下準備。が、思いがけないアクシデントで資金難の危機に。やむを得ず、一番頼みたくなかった相手、ベネディクトに援助を乞う。が、昨日の敵は今日の友とは昔の人はよく言ったもの。以外にもある条件と引き換えに、オーシャンたちに加担することを承知する。それにしても、ンな理由でバンクを目の敵にしていたのかよ?!敵には回したくない男だ。今度の新たな敵には究極の人工知能"グレコ"も加わっている。だが、いかに優れた人工知能とはいえ、所詮は人間が作ったもの。人間業は人間業に破られる。3作目ともなるとさすがにマンネリ感は拭い去れない。次のシリーズを制作の予定はあるのだろうか?


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ブルックリン生まれのサンドラは、ジャーナリスト志望の野心あふれる女子大生。休暇でロンドン滞在中の彼女はある日、観賞していたマジックショーで老マジシャン、シドに指名され、人が消える箱“チャイニーズ・ボックス”に入れられる。彼女はその中で、なんと3日前に急死した敏腕新聞記者ストロンベルの幽霊と遭遇、彼からロンドンを震撼させている“タロットカード殺人事件”の真犯人を耳打ちされる。その名は、ハンサムな英国貴族ピーター・ライモン。世紀のスクープにやる気満々のサンドラは、同じブルックリン出身だというシドと手を組み、父娘になりすましてロンドン上流階級に潜入、ピーターへの接近を試みるが…


「マッチポイント」に引き続いてコンビを組んだウディ・アレンとスカーレット・ヨハンソ。「マッチポイント」に比べると軽妙で"お遊び"感覚があるように思える。もっともテーマが殺人事件、容疑者がイギリスの名門のセレブとなれば深刻になりがちだが、死体とかの描写が殆どないので陰惨な感じはしない。

あの美人スカーレット・ヨハンソンがちょっとダサいが野心は満々のジャーナリスト志望の女子大生を違和感なく演じていた。スカーレット・ヨハンソンの新しい魅力を引き出した点では成功と言えるかもしれない。ただ、最後、あんなに彼女に協力したのにシドはちょっと気の毒だったと思う。

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不可解な殺人事件が連続して発生し、杉下右京と亀山薫は、現場に残された謎の記号から一連の事件が同一犯による連続殺人事件であることを突き止める。やがて、捜査一課が手詰まりになる中、右京と薫はわずかな手がかりから犯人の次なるターゲットを割り出すことに成功する。しかしそれは、3万人のランナーと15万人の観衆を人質に取るという前代未聞の大規模テロ計画だったのだが…


一体、日本人の多くはいつからこんな恥知らずが多くなったのだろう?

そして、マスコミは「真実を追究する」という役目をいつから忘れてしまったのだろうか?

これでは「マスコミ」ではなくマスゴミだな。

縁もゆかりもない人間に対する誹謗中傷。おまえたちのどこにそんな権利がある?

こんな下衆な奴らこそ死ねばいいと思った。だから、連続殺人事件の被害者たちをひとかけらも気の毒に思わなかった。特にTVでコメンテーターやっている整形外科医という設定の被害者は明らかに誰かさんを意識しているように思えた。

犯人は恐ろしく頭のいい相手だ。そして、簡単に捕まるわけにはいかない、かといって捕まらないで事件を迷宮入りにするわけにもいかない事情があった。だから、頭脳の優れた者にならわかるヒントを現場に残していった。その期待に応えたのが杉下右京というわけだ。

右京は「あなたのやり方は間違っている」と言っていたけど、犯人はああするしかなかったのだと思う。それに、あの人にはもう失うものなんかなかった。ただ、これだけの優れた頭脳が犯罪に使われたのが残念でならない。そして、大きな疑問。なぜ、一民間人が外務省の機密ファイルの存在を知っていたのか?誰かが教えたのだろうか?誰が?何のために?せめてもの罪滅ぼしか?


片山雛子。この女に比べたらヒラリー・クリントンなんてただのオバサンだ。

杉下たちが"Sファイル"の存在にまで辿り着いた。いずれは、彼らの手で白日にさらされることになるだろう。彼らはそこらの刑事たちと違って失うものがないからだ。それならば…と彼女は思い切った行動に出た。杉下たちに暴かれるくらいならいっそ…というワケか?だが、それは彼女の亡くなった父親の汚点を暴露することでもある。彼女はいずれ、杉下と亀山の前に立ちはだかると思う。


「相棒」シリーズは好きだが、正直、あまり期待はしていなかった。が、TV同様、世相も巧みに盛り込んで丁寧に作られていると思った。


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不慮の死が予定されている人間のもとに現われ、行動を共にして7日後に、“実行=死”か“見送り=生かす”かを決める死神。その一人、千葉は“ミュージック”をこよなく愛する一風変わった死神。そんな千葉の今回のターゲットは電器メーカーに勤める苦情処理係のOL、藤木一恵。愛する人がいつも早死にしてしまう薄幸の彼女だったが、それでも懸命に生きていた。とはいえ、いつも“実行”の判定ばかりをしている千葉にとっては、今回もそれは既定の事実のはずだったが…


生き方はお任せします。
最期はお任せください。


幼児の葬儀に現れた死神。開口一番「おじちゃん。死神なの?」

おじちゃん…おじちゃん…頭の中でエコーがかかってしまった。金城武も幼児に「おじちゃん」などと言われる年になったのか(  ゚ ▽ ゚ ;)34歳なら仕方ないか…


この死神、音楽=ミュージック好きでかなりズレて、人間離れしている(死神だから当たり前か)このズレっぷりをこれだけ自然に演じられるのは金城武ならではなのだろう。私は彼の人となりを知っているわけではないが、いかにも彼が好みそうな脚本と役だと直感的に思った。彼が"仕事"で地上に現れるときはいつも雨。だから、彼は随分と長く生きているのだろうに青空を知らない。そして、死神は彼一人ではない。あちこちで死神仲間と会う。死神っていうのは皆、ミュージックが好きなのか?今回、千葉が判定を下すのは3人。一見、何の関わりもない3つの人生だが、実は一本、太い線が通ってつながっていた。ある一人の女性によって。死神はやはり不老不死なのかな?ストーリー上、死には触れるのだが、「100年もたてば死ぬのに。死なない人間なんていない」その通りなのだ。人間の感情を解さない死神にしてみれば手間隙かけてわざわざ殺すというのが物好きにも感じるのだろうか?


私の最期はこういう死神にお任せしたいですね。


「怪人二十面相」も楽しみにしています。


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デスノートを使い新世界の神になろうと目論む夜神月との最終決戦に臨んだL。やがて、彼の究極の選択によってその壮絶なキラ事件に終止符を打ったが、一方でLが最も信頼できるパートナー、ワタリを失ってしまう。同じ頃、タイでひとつの村が焼き尽くされ消滅。それは世界の崩壊にも繋がる大事件の予兆だった。ある日、Lのもとに、ワタリ宛ての贈り物として一人の幼い少年“BOY”がやって来る。そして彼がタイで消滅した村の唯一の生存者で、その裏では、人間の手で作り出された“死神”を巡って不穏な動きがあることを知らされる。またさらに、真希という少女がある物を携えワタリを訪ねてくるのだが…


夜神月を倒すために自分の命をあきらめたL。

なぜ彼はその道を選択したのか?ワタリが問うたように、デスノートに夜神月の名を書いてしまう方が簡単だっただろうに。それは、夜神月の父、夜神総一郎の存在があったからだと思う。キラである月が罪に問われるのは仕方ないが、せめて生かしておきたいと考えたのだろうと思う。結果的にそれもムダになってしまったが。同じ頃、タイの小さな村が謎の伝染病で壊滅し、ただ一人の少年が感染もせずに生き残り、その子を預かるハメになってしまったL。更にはタイで村一つを壊滅させたウイルスの抗ウイルス剤を開発した二階堂博士は人類滅亡を企む組織から抗ウイルス剤を守るためにそれを破壊し、自身は壮絶な最期を遂げてしまう。一部始終を見ていた娘は復讐を誓い、父の言葉に従ってワタリの許を訪ねてLと出会う。結局、二人の子供の子守をするハメになってしまったL。初めての経験に戸惑いながらも孤軍奮闘するL。ママチャリに乗って子供二人と逃避行する姿、屋上でピクニックをする姿に不器用ながらも悲劇的な理由で親を失ってしまった子供たちを守ろうとする思いが表れていた。Lは夜神月と共通する非情さも持っていたと思うが、夜神月のように思い上がってはいなかった。この世で誰が必要か必要でないかなんて一人の人間が決めるのは傲慢で不遜だ。神は神。人は人。確かにどうしようもないクズな人間は沢山いるが、ささやかな幸せを守るために一生懸命生きている人間、己を捨てて世界のことを考えられる人間もいる。夜神月の父、総一郎や命の危険を承知で彼に付き従ってきた部下たち、人類の未来を守るために命を捨てた二階堂博士のように。"K"はワタリの思いを履き違えていたのだと思う。

初めから終わりまでテンポよく物語が展開し、退屈だと思うヒマもなかった。128分という時間も長く感じなかった。


L change the worLd (通常版)
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